西川史礁
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千葉ロッテマリーンズ #6 | |
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2024年8月28日 ほっともっとフィールド神戸
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | 和歌山県日高郡川辺町(現:日高川町) |
生年月日 | 2003年3月25日(22歳) |
身長 体重 |
182 cm 88 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2024年 ドラフト1位 |
初出場 | 2025年3月28日 |
年俸 | 1600万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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西川 史礁(にしかわ みしょう、2003年3月25日 - )は、和歌山県日高郡川辺町(現:日高川町)出身[2]のプロ野球選手(外野手)。右投右打。千葉ロッテマリーンズ所属。
経歴
プロ入り前
日高川町立山野小学校で1年生の時に川辺ウィンスターズで野球を始め、日高川町立丹生中学校在学時は硬式野球クラブチームの和歌山日高ボーイズでプレーしていた[3]。3学年上には泉口友汰がおり、西川の兄を通じて面識があった(泉口とは青山学院大学でも一緒になった)[4]。
龍谷大学付属平安高等学校に進学し、2年春の第91回選抜高等学校野球大会で公式戦初出場。背番号16ながら遊撃手で先発出場し、ベスト8進出に貢献した[5]。3年夏は新型コロナウイルスの影響で公式戦が中止となったが、京都府で行われた独自大会に出場し、ブロック決勝で京都成章に勝利した[6]。高校通算7本塁打[7]。高校・大学の1学年上に中島大輔がいる。
青山学院大学に進学後、ウエイトトレーニングを重ねパワーが向上[7]。3年時の2023年から外野のレギュラーに定着して四番を務め、春・秋のリーグ戦で連覇、全日本大学野球選手権大会で優勝、明治神宮野球大会で準優勝した[8]。特に春のリーグ戦では打率.364、3本塁打、10打点の活躍でベストナインとMVPを受賞した[9]。また、2024年3月に開催された「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」では大学生ながら日本代表に選出された[10]。3学年上に泉口友汰、2学年上に山中稜真、1学年上に下村海翔、常廣羽也斗、同学年に佐々木泰がいる。
2024年のプロ野球ドラフト会議にてオリックス・バファローズと千葉ロッテマリーンズの2球団に1巡目指名され、抽選の結果、ロッテが交渉権を獲得した[11][12]。12月1日、契約金1億円プラス出来高、年俸1600万円で入団に合意した(金額は推定)[1]。背番号は6[1]。担当スカウトは福澤洋一[13]。
ロッテ時代
2025年、オープン戦では16試合に出場し、打率.410(39打数16安打)、6打点の成績を残した[14]。開幕戦となった3月28日の福岡ソフトバンクホークス戦(みずほPayPayドーム福岡)で「1番・左翼手」として先発出場すると、第3打席で有原航平から左前適時打を放ちプロ初安打・初打点を記録した[15]。5月18日の北海道日本ハムファイターズ戦で山本拓実からサヨナラ打を記録した[16]。6月22日の横浜DeNAベイスターズ戦では、初の猛打賞を記録した[17]。
選手としての特徴
フルスイングと確実性を兼ね備えたスラッガー。大学入学後に遊撃手からコンバートされた外野守備も平均以上と評される[18]。
人物
"史礁"という名前には「一生不足なしで真っすぐ進み、先立ち(先に立って人を導くことが)できるように」という意味が込められている[19]。
4歳上の兄・藍畝も龍谷大平安高・青山学院大の出身で、大学4年次には硬式野球部の主将を務めていた[20][21]。
幼少期は家族の影響で巨人ファンであり、憧れていた選手は坂本勇人と長野久義[19]。
詳細情報
記録
- 初記録
- 初出場・初先発出場:2025年3月28日、対福岡ソフトバンクホークス1回戦(みずほPayPayドーム福岡)、「1番・左翼手」で先発出場[22]
- 初打席:同上、1回表に有原航平から右飛
- 初安打・初打点:同上、6回表に有原航平から左前適時打[23]
- 初本塁打:2025年7月30日、対東北楽天ゴールデンイーグルス15回戦(ZOZOマリンスタジアム)、4回裏に岸孝之から左越ソロ
背番号
- 6(2025年[1] - )
代表歴
- 2023年 第44回日米大学野球選手権大会 日本代表(メンバー)
- 2024年 第43回プラハベースボールウィーク 日本代表(メンバー)
- 2024年 第31回ハーレムベースボールウィーク 日本代表(メンバー)
脚注
- ^ a b c d 「【ロッテ】ドラ1・西川史礁が契約合意 背番号は青学大の先輩・井口資仁氏の「6」を継承「自分の生涯、全力をかけてやりたい」」『スポーツ報知』2024年12月1日。2025年1月19日閲覧。
- ^ 「日高川町出身 青学西川が侍大学代表入り」『日高新報ONLINE』2024年6月25日。2024年10月13日閲覧。
- ^ 「西川史礁 青学大」『週刊ベースボールONLINE』。2024年10月13日閲覧。
- ^ 「野球 - 青学大・西川史礁 兄の背を追って輝いた長距離砲、大学ジャパンの4番へと成長」『4years.』2023年12月7日。2025年6月14日閲覧。
- ^ 「龍谷大平安8強 背番号「16」の西川が3打点の活躍/センバツ」『サンスポ』2019年3月29日。2024年10月13日閲覧。
- ^ 「龍谷大平安“8強止まり”完勝で夏終える/京都」『日刊スポーツ』2020年7月30日。2024年10月13日閲覧。
- ^ a b 「ドラ1有力・西川史礁(青学大)が語る「守備型のショートだった僕が日本代表4番になれた理由」【ドラフト候補インタビュー】」『高校野球ドットコム』2024年10月19日。2025年3月1日閲覧。
- ^ 「野球 - 青学大・西川史礁 兄の背を追って輝いた長距離砲、大学ジャパンの4番へと成長」『4years.』2024年3月7日。2024年10月13日閲覧。
- ^ 「来年のドラフトで1位指名もあるぞ! 青山学院大・西川史礁が「無名選手」から“戦国東都”を代表する強打者に急成長」『BASEBALL KING』2023年12月14日。2025年1月19日閲覧。
- ^ 「侍ジャパン・井端監督「先を見据えた…」大学生を4人選出した意図 | ショウアップナイター」『BASEBALL KING』2024年2月14日。2024年10月13日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】ロッテが青学大・西川史礁の交渉権獲得、同郷強打者に吉井監督「4拍子そろってる」」『日刊スポーツ』2024年10月24日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】吉井監督がドラフト1位青学大・西川史礁に指名あいさつ「和歌山のいいお兄ちゃん」」『日刊スポーツ』2024年10月24日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「ドラフト会議」『千葉ロッテマリーンズ』。2025年1月19日閲覧。
- ^ 「新人離れの思考と技術「開幕」確実ロッテのドラ1・西川史礁のプロ1年目がいよいよ、始まる」『スポーツニッポン』2025年3月25日。2025年3月29日閲覧。
- ^ 片岡将「ロッテD1位・西川史礁が攻守で大暴れ 「1番・左翼」で決勝打&レーザービーム」『サンスポ』2025年3月28日。2025年3月28日閲覧。
- ^ 「【コラム】18打席ぶりのヒットが自身初のサヨナラ打、「攻める気持ちが強い」ロッテのドライチ・西川史礁」『NPB.jp 日本野球機構』2025年5月20日。2025年6月9日閲覧。
- ^ 「【ロッテ】ドラ1西川史礁がプロ初の猛打賞となる4安打「打ち方良くなった」吉井監督」『日刊スポーツ』2025年6月22日。2025年6月29日閲覧。
- ^ 「【ロッテのドラ1指名・西川史礁ってどんな選手?】大学日本代表の4番を務めたスラッガーは 豪快なフルスウィングが身上だが確実性も兼備」『THE DIGEST』2024年10月24日。2025年6月9日閲覧。
- ^ a b 加藤次郎「【Deep Baseball】青学大・西川史礁、大学日本代表の主砲 目標は「大学四冠とドラフト1位」」『サンスポ』2024年9月3日。2025年2月28日閲覧。
- ^ 「西川藍畝、史礁兄弟(日高川町)が大学野球・青山学院の復活導く」『紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE』2023年6月1日。2025年3月1日閲覧。
- ^ 「【硬式野球】大学野球の頂点からプロの世界へ~4年生インタビュー⑧ 西川史礁~」『青山スポーツ』2024年12月30日。2025年3月1日閲覧。
- ^ 「【ロッテ】ドラ1西川史礁「1番左翼」で先発 球団28年ぶりに大卒新人抜てき スタメン一覧」『日刊スポーツ』2025年3月28日。2025年3月28日閲覧。
- ^ 「ロッテ“ドラ1ルーキー”西川 第3打席にプロ初安打&初打点!勝ち越しの一打にガッツポーズ」『スポニチ Sponichi Annex』2025年3月28日。2025年3月28日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 西川史礁 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 千葉ロッテマリーンズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 西川史礁 (@misho__3_yu_) - Instagram
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