ボーイズリーグとは? わかりやすく解説

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ボーイズリーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 06:30 UTC 版)

公益財団法人 日本少年野球連盟
Japan Boys League
略称 ボーイズリーグ
前身 日本少年野球連盟
設立 1970年
種類 公益財団法人
法人番号 8120005009604
目的 青少年の健全育成[1]
本部 大阪府大阪市浪速区日本橋西1-3-19 南海日本橋ビル2階
貢献地域 日本
会長 大冨 肇
ウェブサイト https://www.boysleague-jp.org/
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ボーイズリーグ英語: Japan Boys League)は、中学硬式野球の団体の一つで、連盟の名称は公益財団法人 日本少年野球連盟(にほんしょうねんやきゅうれんめい)。

概要

鶴岡一人の主導により1970年大阪市で28チームの少年野球団でスタート。当初は近畿圏を中心に活動していたが、その後全国各地に参加チームが増加し、現在は41支部721チーム(小学生の部、中学生の部を含めて)が参加し、毎年春季大会、夏季の全国選手権大会を中心にして各地で大会が開催されている。さらに世界少年野球大会や日中、日韓親善試合などの海外交流大会も開催されている。

ルール

  • ルールは公認野球規則に準じたものである。
  • 基本的なルールはリトルリーグリトルシニアの競技規則と同等であるが、リトルリーグで認めていない小学生のランナーの離塁や振り逃げを認めるなど、細かい点は異なる。
  • 試合イニングスは小学生は6回、中学生は7回(一般の試合は9回)だが、得点差によってはコールドゲームが設定されることもある。また同点の場合、ほとんどはトーナメントで行うため延長戦が回数・時間無制限で行われたり、またはタイムテーブルの関係で時間制限付きで、同点の場合抽選で次のステップ進出のチームを決めることもある。
  • ヘルメットは各チームとも1試合に付き7個以上使用すること。
  • 投手は同じ日に小学生は6回、中学生は7回を越えて投球することが禁じられる。また投球回数の端数(0/3,1/3,2/3)は切り上げて1回と見なす。
  • ダブルヘッダー(同一日の連戦)での連投も可能だが、2試合を通して上記の規定投球回数を越えてはいけない。
(例)第1試合で3回まで投球すれば、第2試合は最大小学生は3回、中学生は4回までしか投球できない。
  • 小学生は肩・肘などの怪我に繋がる可能性を考慮し、変化球の使用が禁止されている。

主要大会

日本少年野球選手権大会

毎年8月に大阪などで開催。エイジェック特別協賛。出場チームは中学生48。小学生は12。中学生の部の優勝チームはエイジェック盃GCSの出場権。

歴代優勝チーム

年度 中学生の部 小学生の部
1 1970年 夙川 全守口
2 1971年 夙川 河内長野
3 1972年 バファローズ バファローズ
4 1973年 夙川 河内長野
5 1974年 和歌山下津 大阪北
6 1975年 和歌山下津 全守口
7 1976年 布施 尼崎ジュニアーズ
8 1977年 九州古賀 バファローズ
9 1978年 九州古賀 大阪東ジャガーズ
10 1979年 兵庫武庫ファイターズ 河内長野
11 1980年 大阪東淀川 オール松原
12 1981年 ジュニアホークス 河内長野
13 1982年 河内長野 ジュニアホークス
14 1983年 八尾ペッカーズ 柳川
15 1984年 和歌山有田 尼崎園田フレンズ
16 1985年 泉州 茨木ナニワ
17 1986年 志村球友会 八尾フレンド
18 1987年 志村球友会 八尾フレンド
19 1988年 兵庫武庫ファイターズ 全守口
20 1989年 福井 八尾フレンド
21 1990年 八尾フレンド 八尾フレンド
22 1991年 鹿屋ビッグベアーズ 堺南ジャガーズ
23 1992年 神戸ドラゴンズ 八尾フレンド
24 1993年 松山クラブ 流山クラブ
25 1994年 新宿ヴァリアンツ 香芝
26 1995年 東名古屋スターズ 八尾フレンド
27 1996年 ジュニアホークス 兵庫尼崎
28 1997年 橿原コンドル 八尾フレンド
29 1998年 東名古屋スターズ 八尾フレンド
30 1999年 橿原コンドル ジュニアホークス
31 2000年 ジュニアホークス 八尾フレンド
32 2001年 京都ヴィクトリーズ 八尾フレンド
33 2002年 オール枚方 全泉州
34 2003年 名古屋フレンズ 八尾フレンド
35 2004年 大東畷 四日市トップエース
36 2005年 オール枚方 全泉州
37 2006年 香芝 ジュニアホークス
38 2007年 湘南クラブ 大阪生野
39 2008年 オール枚方 伊勢ジャガーズ
40 2009年 葛城JFK 八尾ファイターズ
41 2010年 オール枚方 世田谷タイガース
42 2011年 葛城JFK 岡崎葵
43 2012年 大阪東淀川 大阪柴島
44 2013年 枚方 都筑中央
45 2014年 枚方 奈良葛城
46 2015年 鯖江 奈良葛城
47 2016年 奈良葛城 中百舌鳥
48 2017年 飯塚 大阪泉州
49 2018年 福井中学 奈良葛城
50 2019年 京葉 大阪泉州
51 2020年 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止
52 2021年 湘南 東京世田谷
53 2022年 湘南 東京世田谷
54 2023年 明石 東京世田谷
55 2024年 宮城仙北 堺中央
56 2025年 東海中央 滋賀大津

その他の大会

毎年3月に東京で開催。2011年と2020年は中止。

脚注

  1. ^ ボーイズリーグ(公益財団法人日本少年野球連盟)とは」公益財団法人 日本少年野球連盟。2024年12月2日閲覧

参考文献

プロ野球球団を頂点に野球界の系列化が進められ、ボーイズリーグがその末端となって有力高校への主供給源となっていることを指摘している。

関連項目

外部リンク




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