チームスタッフの一時的な現役復帰
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「育成選手制度 (日本プロ野球)」の記事における「チームスタッフの一時的な現役復帰」の解説
故障者が続出し二軍戦に出場できる選手が不足しているなどの理由で、一度現役を引退してコーチやチームスタッフを務めている者と、所属球団が育成選手契約を結び一時的に現役復帰させた例がある。 2015年:横山徹也(東北楽天ゴールデンイーグルス・ブルペン捕手) 一軍の捕手陣にけが人が続出し一時二軍の捕手が育成契約の外国人選手のみとなったため、前年まで四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツでプレーしていた横山と育成契約。二軍戦14試合に出場。 シーズン終了後再び引退し、ブルペン捕手に戻った。 2015年:阿部健太(東京ヤクルトスワローズ・打撃投手) 野手陣の故障者続出により前年に現役を引退した阿部と育成契約。登録上は投手だが、出場した二軍戦11試合全て野手として起用され、守備に就く際には外野を守った。 シーズン終了後再び引退しスカウトへ転身。 2017年:新田玄気(東京ヤクルトスワローズ・ブルペン捕手) 野手陣の故障者続出により二軍の捕手が1名のみとなったため、2014年に引退した新田と育成契約。二軍戦3試合に出場したが、実際に捕手の守備に就くことはなく一塁と二塁を守った。 シーズン終了後再び引退し、ブルペン捕手に戻った。 2019年:星孝典(埼玉西武ライオンズ・二軍育成コーチ) 一時的な二軍の捕手不足のため、2016年に引退した星と育成契約。形式上コーチ登録は抹消されたが、球団公式サイトでは当初コーチ兼任として表記されていた。その後実態に合わせて修正されている。二軍戦には捕手として1試合のみ出場。 シーズン終了後は再び専任コーチを打診されていたが退団を申し入れ、楽天のコーチに就任している。 2019年:靍岡賢二郎(横浜DeNAベイスターズ・二軍バッテリーコーチ補佐兼育成担当) 一時的な二軍の捕手不足のため、2015年に引退した靍岡と育成契約。球団公式サイトではコーチの場合(87)と選手の場合(087)とで別々の背番号のページが用意されている。結果として二軍戦には出場せずにシーズンを終えた。 シーズン終了後自由契約となり、翌年からは球団職員となった。
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