王莽の政治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 00:48 UTC 版)
前漢から簒奪して帝位についた王莽は、儒教において理想とされる周代の政治へと復古すると称し、井田法を真似して全国の田地を全て国有にすることを決めた。また貨幣を新たに改鋳するなどの政策を打ち出した。しかしこれらの政策は当時の現実を無視したものであり、貨幣の度重なる改鋳は経済を混乱させ、地方に広い土地を所有する豪族たちの利益を損ない、大きな反発を受けた。 また外交政策でも、過度の中華思想から、匈奴や高句麗に渡していた王号を取り上げて、「降奴服于」「下句麗侯」などという称号を押し付けて彼らの怒りを買い、離反を招いた。
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