狂四郎サイド
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ガンダム 主なスケールは1/144。登場回数の多さでは群を抜いており、「もう1人の主役」ともいえる存在。四郎はこのプラモを通してさまざまなライバルと渡り合い、また、プラモデルの本当の楽しさを教えてもらった。1/100ジムを改造した「1/100ガンダム」や水中モーターを備えた「水中用ガンダム」、そして作品の代名詞的存在となった「パーフェクトガンダム」など、四郎はさまざまな改造を施したガンダムを使っている。 RX-78-2ガンダムに限らず、四郎はガンダムMk-II、Ζガンダム、ΖΖガンダム、ザブングルタイプ、ダンバイン&ビルバイン、スコープドッグ、バイファム、エルガイムMk-IIにも搭乗している。 ジェットモグラ シミュレーションゲーマー蔵井に追い詰められ、窮地に立たされたところを、逆転勝利に導いてくれたアンティークプラモ。狂四郎のエンブレムが初めて使われた機体である。ホビートピア編では、ガンタンクの車体を使ったスペースジェットモグラも登場している。 パーフェクトガンダム 四郎が製作した本作オリジナルの強化型ガンダム。当時の『コミックボンボン』で、3か月に渡って詳細な改造方法を記した記事が掲載された。また、漫画媒体で初登場したガンダムとして初めて、サンライズの公認を受けている。 ショルダーキャノン、右腕部固定式の2連装ビームガン、左腕部固定式のシールド裏側にビームサーベル3本と機雷投下装置という各種武装を備え、肩部・胸部・腰部・下足部に増加装甲を装備する。サッキー竹田との戦いで初陣を飾り、後に装甲を脱着可能にするなどのリファインを経て、永く四郎の愛機として活躍している。原案は板野一郎、クリンナップはやまと虹一。また、MSVとしてプラモデル化される際に小田雅弘によってデザインがリファインされており、ワールドシミュレーション大会編の前後で細部デザインが若干異なる。 なお、このパーフェクトガンダムが登場したあたりから、本作品登場のプラモは大改造を施したものやフルスクラッチが多く登場するようになり、本来の「プラモで遊ぶ」という感覚から徐々に離れていくことになる。 パーフェクトガンダムII(フルアーマーガンダム) ジオン少年隊に敗れ、直後の小田との模擬シミュレーションに敗れたパーフェクトガンダムに代わり登場。小田の渡した設計図により製作され、鉛板を埋め込んだ脱着式の増加装甲を装備し、武装として2連装ビームガンとショルダーキャノンを備える。ジオン少年隊との再戦ではその強固な装甲でジオン少年隊を圧倒、その後もワールドシミュレーション大会編などにたびたび登場し、大いに活躍している。雑誌掲載時は「ストロングガンダム」と呼称していた。 パーフェクトコンバットビークル プラモ特訓に登場。タミヤ1/24ホンダ・シティターボを四郎が独自に改造したもの。車体両側にミサイルランチャー、屋根にヘビーマシンガンを装備。特訓シミュレーションで富田と大津のスコープドッグを撃破し、見せ掛けだけの改造からさらなるステップアップを達成した。メカデザインは大河原邦男。 パーフェクトガンダムIII(レッドウォーリア) ワールドシミュレーション大会関東地区決勝戦、アニメの清四郎戦で初登場。ワールドシミュレーション大会決勝戦ではグズ鉄が乗り込み、牛若兄弟・弁慶のリックドムを倒している。後にホビートピア編で実物大キットとしてトリプルZと戦った。 ガンキャリアー レッドウォーリアとともにアニメの清四郎戦で登場。輸送機形態のガンキャリアーとモビルスーツ形態のキャリアスーツに変形が可能のほか、分離して支援機にも変形が可能。もともとはMSVの次の企画である「MS-X」のためにデザインされた「ガンキャリー」のデザインを若干修正したものである。 ヘビーガンダム ワールドシミュレーション大会予選でマックス軍団との対戦で最初に使われ、この時は新幹線の中で組み立てていたものの、組み立てる途中で落下してヘビーガンダムの部品を無くしてしまう。間に合わせでHCM版フルアーマーガンダムの腕をヘビーガンダムの両腕に取り付けて戦いに挑んだ。しかし、間に合わせ装備のため無理に動かすと腕が外れる弱点がある。続いて、ワールドシミュレーション大会最終戦のサッキー竹田戦でも使われ、この時はFRP素材を使うブラッディ・マリーに対抗するため鉄粉を混ぜた無発泡ウレタンで強度を大幅に増していた。 武者ガンダム 茂合との再戦に使われた、四郎いわく「妖怪退治にうってつけのガンダム」。「ガンダム」と銘打っているが、RX-78ガンダムではなくガンダムMk-IIをベースにしている。手足は消しゴムモデル、胴体はバスマット用の硬化スポンジを改造して製作されており、重量バランスをとるためにコックピット兼重りとして内部に鉄球を仕込んである。対戦した茂合は木製の龍であり、どちらももはや「プラモデル」ではなくなっている。デザインはやまと虹一。 オリジナルΖガンダム 『コミックボンボン』の読者参加型企画「オリジナルΖガンダムコンテスト」のグランプリ作品を、ときた洸一がリファインしたもの。模型秘伝帳編の対ミャオ(アイドルグループ「ティータイムズ」の一員)戦に使用。必殺技はビームヌンチャク。 モビルアニマル 模型秘伝帳編に登場。四郎が乗るα号と速水仁司が乗るβ号が変形合体し、獅子をモチーフにしたアニマルフォームになる。ブラックマウンテンのゾンビ合体オモロイドの攻撃にも耐える粘土製の頑丈な装甲を持つ。メカデザインはときた洸一。 武者ガンダムMk-II 「模型秘伝帳 金ノ巻」を守る僧侶、金角・銀角との対戦で登場。名前は「Mk-II」だが、これは「武者になったガンダムMk-II」ではなく「武者ガンダムのMk-II」という意味であり、デザイン上はMk-IIベースだった武者ガンダムを受けてΖガンダムをベースとしている。 胴体内に小型充電器を内蔵しており、頭部の角からは電撃攻撃が可能。ホビートピア編でも登場するが、活躍の場が見られずゴステロ率いる死鬼隊のSPT(MF)の集団攻撃を受け大破してしまう。 武者Ζガンダム 関ヶ原ウォーズに登場。サッキー竹田との最終決戦に使われた。上半身はΖガンダムをベースに鎧武者の意匠が盛り込まれ、脚部はRX-78のものが使用されている。馬型のメカ「騎馬メカ」に跨っている。騎馬メカは頭部と胴体後部にそれぞれ独立したコクピットを持ち、どちらかが破壊されても戦闘を続行することが可能となっている。また、騎馬メカと合体することにより「武者Ζガンダムケンタウロススペシャル」になる。 メタル武神 武者ガンダムMk-IIに内蔵されたホワイトメタル製の武神像でプラモ狂四郎の守り神。ホビートピア編の対ゴステロ&死鬼隊戦に登場。全金属製という特性を生かし、死鬼隊のMFを粉砕する。 HCMパーフェクトガンダム ホビートピア編に登場。ハイコンプリートモデルの長所と四郎のプラモ経験を結集させた究極のガンダム。装甲内側に金属製のリブを渡したフレーム構造を持つ頑丈な装甲を装備しているが、装甲が重いために機動性は損なわれている。装甲はモデルガン用火薬に点火することにより脱着が可能であり、内部のノーマルガンダムは可動部位と可動範囲を限界まで増やしたスーパーアクションモデルになっている。ジ・O戦で相手の機動力に対抗するために装甲を外したために続くジオング戦ではノーマルなガンダムとして使われた。最後はジオングに胴体を粉砕されたが、腹部に内蔵した最後の切り札「ドリルファイター」で止めを刺した。デザインは藤田一己。後に、『Ζ-MSV』のフルアーマーガンダムMk-IIとしてリファインされている。
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