犯行発覚とは? わかりやすく解説

犯行発覚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 17:38 UTC 版)

エド・ゲイン」の記事における「犯行発覚」の解説

1957年11月16日の朝、プレイン・フィールドにある金物店の女主人、バニース・ウォーデン(Bernice Worden)が姿を消した住民1人は、午前9時半ごろ、店の裏手から貨物自動車去っていった、と述べたその日は丸一日、客がほぼいなかった。一部住民は、「鹿狩り季節だからだ」と信じていた。午後5時ごろ、バニースの息子で副保安官のフランク・ウォーデン(Frank Worden)が店に入った。店の金銭登録機空いており、床には血痕見付かったフランク捜査官たち対し、母が失踪する前の晩にゲインが店を訪れ翌朝1ガロン不凍液(Antifreeze)を買うために店に戻ってきただろう、と語った1ガロン不凍液売上伝票は、彼女が失踪した日の朝に記録した最後領収書であった。この日の夕方ゲインはウエスト・プレインフィールドにある食料雑貨店逮捕された。ウォシェラ郡保安局ゲイン農場捜索した郡保安官代理 は、ゲイン所有していた小屋の中でバニースの死体発見した。彼女は首を斬り落とされており、両足首は横木で、両手首には縄が回され固定されており、両脚逆さま吊るされていた。胴体は「鹿の肉を食べるのと同じ要領で、『下ごしらえ』されていた(血や内臓抜かれていた)」。彼女は22口径小銃撃たれており、ゲインは彼女を殺したあとに身体解体した。 家宅捜索当局発見したものは以下の通りであったヒトの骨全部とその断片 ヒトの皮膚作ったゴミ箱 ヒトの皮膚覆われ椅子 寝台支柱引っ掛けられた頭蓋骨 上部挽き切られ女性頭蓋骨 ヒトの頭蓋骨から作ったボウル 肩から腰まで皮を剥いだ女性胴体から作った体型補正下着 ヒトの脚皮膚から作った脛当て 女性の頭の皮膚から作った仮面 メアリー・ホーガンの顔を使って作った仮面紙袋入っていた) メアリー・ホーガンの頭蓋骨(箱の中に入っていた) バニース・ウォーデンの頭部全体黄麻布のずた袋入っていた) バニース・ウォーデンの心臓達磨ストーブ正面置かれてあったポリ袋中に入っていた) 9つ外陰部靴箱中に入っていた) 少女用の衣装と、「およそ15歳」と判断され女性外陰部2つ 女性乳首から作ったベルト 4つの鼻 日除けの引き紐にくっ付いた一揃いの唇 ヒトの顔の皮膚から作ったランプシェイド 女性の指と爪 これらの人工的遺物は、州立犯罪研究所が写真収めたのち、「礼儀正しく処分した」という。 捜査員からの尋問対しゲイン1947年から1952年にかけて「茫然自失」の状態にあったころ、最近になって埋葬され遺体掘り起こす目的で、地元にある3つの墓地夜間40訪れた、と語った墓地にいる間に眩惑状態から解放され気分良く墓地から去り手ぶら帰宅したという。ゲインは、最近になって埋葬され中年女性、-母オーガスタ似た女性- の墓を掘り起こし、その死体自宅持ち帰り、その皮膚なめして道具」を作ったゲイン墓地から9体の死体盗掘た行為を認め自分死体盗んだ箇所捜査官案内した州立犯罪研究所のアラン・ウィリモフスキー(Allan Wilimovsky)は、ゲイン明らかにした3つの墓を開く検証作業参加したはいずれ木箱中に入っていた。天板交差されていた(縦方向ではなかった)。箱の上部は砂質土壌表面からおよそ2フィート(約61㎝)下にあった。墓がまだ仕上がっていない間に、葬儀終わった直後にその墓を奪ったゲインがわずか一晩の間に片手で墓を掘れるかどうかについては当局確信持てずにおり、墓の発掘検証作業が行われた。ゲイン本人説明したとおりとなった発掘された墓のうちの2つには何も入ってはおらずそのうち1つには、死体代わりにかなてこ入っていた。てこ棒を紛失したゲインには、1つ開けられなかった。盗んだ死体多く3番目の墓場埋葬されいたものであったが、ゲイン死体が身に着けていた指輪や、身体の一部部位については元に戻しており、これらはゲインによる告白裏付けるものであった。 母・オーガスタの死からまもなく、ゲインは「文字通り、母の皮膚の内部入り込み、母・オーガスタ一体化する」ために、「女性用スーツ」を作り始めた盗掘した死体との性行為屍姦)については、「匂いが不快過ぎるんだ」と否定している。州立犯罪研究所の職員による尋問で、1954年以降行方不明となっている居酒屋女主人、メアリー・ホーガン(Mary Hogan)を撃ち殺したことを認めたが、その出来事の詳細については「知らない」と答えた両親ゲイン友人であり、ゲイン一緒に球技をしたり映画鑑賞したことがある16歳若者は、ゲインが「フィリピンから届いたものだよ」と語った干し首(Shrunken Head)を自宅保管していたことを話したゲインによれば第二次世界大戦中に島で従軍していた従兄弟送ってきたものだという。警察による捜査結果ヒトの顔の皮膚であると判定され死体から注意深く剥がされたのち、ゲイン仮面として使っていたという。 ゲイン1953年ラ・クロス郡から失踪した子守エヴリン・ハートリー(Evelyn Hartley)の件をはじめ、他の複数未解決事件容疑者でもある、と見なされていた。 ウォシェラ群保安局保安官、アーサー・シュリー(Arthur Schley)は、ゲインへの取り調べ最中に、彼の頭と顔をレンガでできている壁に叩き付けた、と伝えられる。この行為のせいで、ゲイン当初自白供述は「証拠として認められない」と裁定された。シュリーゲイン裁判が始まる前の1968年心不全死亡した43であったシュリーのことをよく知っていた人々多くは、シュリーゲインによる犯行おぞましに対して精神的外傷(Trauma)を負ったのだ、と語った。そして、このトラウマは、証言義務対す恐れ(とくに、尋問中にゲイン暴行したことについて)とともに彼の死につながったシュリー友人1人は、「シュリーは、ゲインシュリー身体解体したかの如く間違いなくエド・ゲイン餌食となったのだ」と述べた

※この「犯行発覚」の解説は、「エド・ゲイン」の解説の一部です。
「犯行発覚」を含む「エド・ゲイン」の記事については、「エド・ゲイン」の概要を参照ください。

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