炎と血 (ゲーム・オブ・スローンズ)
(炎と血 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 08:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動炎と血 “Fire and Blood” | |||
---|---|---|---|
『ゲーム・オブ・スローンズ』のエピソード | |||
![]() | |||
話数 | シーズン1 第10話 | ||
監督 | アラン・テイラー | ||
脚本 | デイヴィッド・ベニオフ D・B・ワイス | ||
音楽 | ラミン・ジャヴァディ | ||
作品番号 | 110 | ||
初放送日 | 2011年6月19日 | ||
時間 | 53 minutes | ||
|
『炎と血』はHBO(日本ではスター・チャンネルが放送)のファンタジー・ドラマ・シリーズである『ゲーム・オブ・スローンズ』の第1章『七王国戦記』の最終第10話である。プロデューサーでもあるデイヴィッド・ベニオフ と D・B・ワイスが脚本を書き、 アラン・テイラーが監督した。
タイトルはターガリエン家の標語である。このエピソードは、エダードの処刑に対するスターク家の反応を中心に描かれる。サンサは人質となり、アリアは身をやつして逃げ、ロブとキャトリンはラニスター家に対抗して軍を率い、ジョン・スノウは忠誠心のはざまで苦しむ。狭い海の向こう側では、デナーリスが、夫と息子と軍を奪った〈血の魔術〉と戦わなければならない。
あらすじ
〈北部〉
体の不自由なブラン(アイザック・ヘンプステッド=ライト)は、オシャ(ナタリア・テナ)に命じてウィンターフェルの地下のスターク家の地下墓所に自分を運ばせる。二人はここで、弟のリコンとそのダイアウルフのシャギードッグに会う。兄弟とも、父のエダード(ショーン・ビーン)が死んだ夢を見て、地下墓所に引き寄せられていた。地下墓所を出た時、メイスター・ルーウィンがブランのもとにやってきてエダードが処刑されたことを知らせる。
リヴァーランド
スターク軍の陣で、キャトリン(ミシェル・フェアリー)は父の死を悲しむ息子ロブ(リチャード・マッデン)と共にいる。ロブはラニスター家に復讐を誓うが、キャトリンはまず妹のサンサと アリアを救いださなければならないと念を押す。ともにジョフリーの玉座に挑戦していたスタニスとレンリーのどちらを支持すべきか支持者たちに尋ねていた時、グレイトジョンは〈北部〉が独立すべきだと言い始める。シオン(アルフィー・アレン)や他の者たちも賛成し、ロブを〈北の王〉と宣言する。後に、キャトリンは囚われのジェイミー・ラニスター(ニコライ・コスター=ワルドー)を尋問する。ジェイミーは、ブランを塔の窓から突き落としたことは認めるが、理由は話そうとしない。
ラニスター軍の陣では、タイウィン(チャールズ・ダンス)と支持者たちが最近喫した敗北について話す。重要な戦いに負け、ジェイミーとその軍がスターク軍に囚われとなっているだけでなく、バラシオン家の二人の兄弟もまた脅威となっている。孫のジョフリーがエダードを処刑したため、スターク家とラニスター家の講和は不可能となっている。タイウィン公は、息子のティリオン(ピーター・ディンクレイジ)に向かって、ジョフリーを制御するため、キングズランディングに行って自分の代わりに〈王の手〉を務めることを命じる。父親の命令に背き、ティリオンは娼婦シェイ(シベル・ケキリ)を王都に伴う。
キングズランディング
ロバート王の死に関する下品な歌を作った罪で、ジョフリー(ジャック・グリーソン)は吟遊詩人のマリリオンに指と舌のどちらを残したいか選ばせ、舌を切り取る刑を宣告する。次にジョフリーはサンサ(ソフィー・ターナー)を胸壁を渡る橋に誘い、杭の上で見せしめにされた父親エダードと他のスターク家の者たちの首を見ることを強いる。ロブの首もここに並べたいといった時、サンサはジョフリー自身の首が並ぶのを見たいと逆らい、ジョフリーは護衛に命じてサンサを叩かせる。サンサがジョフリーを橋から突き落とすことを考えた時、サンダー・クレゲイン(ロリー・マッキャン)がサンサを制止し、唇から血を拭き取り、身の安全のためにジョフリーに従ったほうがいいと忠告する。
一方、アリア(メイジー・ウィリアムズ)は〈冥夜の守人〉の新兵募集係のヨーレンに救い出され、"アリー"という名の少年に身をやつして新兵たちと脱出する。2人の少年がアリアから剣を盗もうとした時、アリアは殺すと脅すが、自分の身元を知らない、ロバート王の落とし子のジェンドリーが現れて少年たちを追い払う。アリアとジェンドリーはヨーレンの旅の一行に加わって〈壁〉に向かう。
〈壁〉
サム(ジョン・ブラッドリー)の懇願にもかかわらず、ジョン・スノウ(キット・ハリントン)は父親の敵を討つため、〈冥夜の守人〉を脱走してロブの軍に加わろうとする。サム、ピップ、グレンはジョンを追いかけ、3人はジョンに戻れと言われるが、最後にはジョンを説得して〈冥夜の守人〉の誓いを守らせる。次の朝、総帥ジオー(ジェームズ・コスモ)はジョンが脱走しようとしたことを知っていると言うが、〈野人〉とホワイト・ウォーカーの脅威に立ち向かい、哨士長のベンジェンを探すために、〈壁〉の向こう側へ行く偵察に同行を命じる。
狭い海の向こう側
デナーリス(エミリア・クラーク)は目覚め、ジョラー(イアン・グレン)から、カール・ドロゴ(ジェイソン・モモア)の命を救うために、ミリ・マズ・ドゥールの〈血の魔術〉が生まれる前の子の命を使い果たし、子は死産であったと知らされる。ドロゴは生き延びたが植物状態になり、支持者のほとんどに見捨てられている。デナーリスは、〈血の魔術〉の真の代償を明らかにしなかったとミリを責めるが、ミリは自分の村が破壊され村人たちが殺されたことへの復讐だったと言う。太陽が西から昇り東に沈むことでもなければ、デナーリスはもう子をなすことはないとミリは言う。夫の哀れな状態に耐えられず、デナーリスは枕を夫の顔にかぶせて殺す。
デナーリスと支持者の残りはドロゴの火葬の用意をする。デナーリスは薪の上にドラゴンの卵を置き、ジョラーに命じてミリを薪に縛りつけさせる。薪に火をつけ、デナーリスは新しい部族(カラザール)の女王であると宣言し、残った者達を自由の身とする。ジョラーが心配する中、デナーリスは燃えさかる薪の中に歩み入る。夜が明けた時、ジョラーと部族は、灰の中でデナーリスが無事であり、卵から孵った3頭のドラゴンといるのを見つけて驚く。1頭がデナーリスの肩によじ登って鳴き声をあげ、人々は驚嘆のあまりデナーリスに頭を下げ跪く。
製作
脚本
原作第一部『七王国の玉座』の第65-72章に基づいて、プロデューサーでもあるデイヴィッド・ベニオフ と D・B・ワイスが脚本を書いた。また、第二部『王狼たちの戦旗』からも、第1章および第55章の一部の内容がカバーされている。キャトリンとロブがエダードの死の知らせを受け取るシーン、サーセイとランセルの性的関係が明らかになるシーン、グランド・メイスター・パイセルと娼婦のロスのシーン、ヴァリスとリトルフィンガーが玉座の間で語るシーンがドラマのために追加された。
ジョフリーがサンサに強いて、胸壁の上からエダードらの首を見るシーンで、首の一つはジョージ・W・ブッシュのものであった。DVDのコメンタリーの中でプロデューサーは謝罪し、特別な意図があったわけではなく、たまたま手元にあった模造の首を使っただけであると説明した。後にこのシーンは編集され、首はブッシュ氏にまったく似ていないものとなった。
評判
視聴者数
本エピソードは304万人に視聴されてシーズン最高記録となり、18歳から49歳の層では1.4%のシェアとなった[1] This means that it was seen by 1.4% of all 18–49 year olds at the time of the broadcast.[1]。同夜の再放送も含めれば、390万人が視聴した[2]。
賞
2011年プライムタイム・エミー賞の視覚効果賞シリーズ部門にノミネートされた[3]。
参照
- ^ a b Seidman, Robert (2011年6月21日). “Sunday Cable Ratings: 'Falling Skies,' 'Game of Thrones', 'The Killing,' 'In Plain Sight,' 'Law & Order: CI,' 'The Glades' and Much More”. TV by the Numbers. 2011年6月22日閲覧。
- ^ West, Kelly (2011年6月21日). “Game Of Thrones Fire And Blood: Inside The Episode Video And Season Finale Ratings”. Cinemablend. 2011年2月24日閲覧。
- ^ “Outstanding Special Visual Effects For A Series 2011”. Emmys.com. 2012年1月22日閲覧。
外部リンク
炎と血(Fire and Blood)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 02:49 UTC 版)
「氷と炎の歌」の記事における「炎と血(Fire and Blood)」の解説
2018年11月にリリースされた、ターガリエン家の歴史を語る中編集。日本では2020年12月から2分冊で刊行された。本作に基づいて、テレビドラマ"House of Dragons"が企画されている。 エイゴンの征服(Aegon's Conquest):ドラゴンストーンから飛来した初代エイゴン・ターガリエンと、その姉妹であり妻である二人(ヴィセーニア、レイニス)による七王国の征服戦争を描く。鉄諸島と河間平野の王家は断絶し、ドーン以外の6王国はターガリエンに屈服して封建諸侯となる。寒村であったキングズランディングを王都とする。 竜王の御代 - エイゴン一世の戦争 (Reign of the Dragon - The Wars of King Aegon I)エイゴンは鉄諸島人にグレイジョイ家を領主として選ばせる。エイゴンと姉妹妻はドーンを攻めるが苦戦し、レイニスと彼女のドラゴンは落命する。講和が成るがドーンの独立は保たれる。 ドラゴンの三つの頸 - エイゴン一世の統治 - (Three Heads Had the Dragon - Governance Under King Aegon I)エイゴンは七王国の統一と平和に心を砕く。諸国を巡行し、諸侯間の婚姻を勧め、諸侯の子女を宮廷に迎え入れる。〈王の盾〉を創立し、キングズランディングの城と街を整備する。 竜王の子ら(The Sons of the Dragon)(アンソロジー"The Book of Swords"収録の同題の中編を加筆) 新王誕生 - ジェへアリーズ一世の即位 (Prince into King - The Ascension of Jaehaerys I)征服暦48年、叔父メイゴルの急死後、エイニスの三番目の息子で若干14才のジェヘアリーズが、母アリッサの摂政のもとで鉄の玉座に就く。 三人の花嫁の年 - AC四九年 (The Year of the Three Brides-49 AC)征服暦49年には三人の高貴な女性が結婚する。最初はジェヘアリーズ王の姉で、兄エイゴンの未亡人かつメイゴル王の未亡人でもあるレイナが平凡な貴族とひっそりと式を挙げる。次に王の母で摂政のアリッサが〈王の手〉のローガー・バラシオンと壮大な結婚式を挙げる。最後には、〈王の手〉の企む政略結婚に反発したジェヘアリーズ王が妹のアリサンと密かにドラゴンストーンに逃れて、近親婚を行う。 支配者の乱立 (A Surfeit of Rulers)近親婚に対する反発を恐れる摂政太后アリッサと、誇りを傷つけられた〈王の手〉ローガーは、王と王女の近親婚を壊そうと謀る。だがアリッサは武力を用いようとするローガーを解任する。 試練の時 - 王土再建 (A Time of Testing-The Realm Remade)16才になり摂政が不要となったジェへアリーズ王は王都に戻る。ローガーを許し、妹との結婚を発表し、姉レイナをドラゴンストーンの領主とする。正教はヴァリリア人を近親婚禁忌の例外と宣言する。 ジェへアリーズ一世の治世における誕生、死、裏切り (Birth, Death, and Betrayal Under King Jaehaerys I)アリサンヌ王妃は王女デナーリスを産む。レイナは友人と夫に裏切られ、双子の娘の一人はドラゴンを盗んで逃げる。アリッサは二子をなして死ぬ。 ジェへアリーズとアリサン - その功績と悲劇 (Jaehaerys and Alysanne-Their Triumphs and Tragedies)レイナの娘はドラゴンとともにキングズランディングに戻るが、何らかの黒魔術により恐るべき死を遂げる。レイナは〈ハレンの巨城〉に移る。アリサンはエイモン、ベイロンの二人の王子を産み、〈壁〉に旅して〈冥夜の守人〉にニューギフトを贈る。征服暦58年、即位10年の式典が挙げられる。 長い治世 - ジェへアリーズとアリサン : 政策、子供、そして苦悩 (The Long Reign-Jaehaerys and Alysanne-Policy, Progeny, and Pain)翌年ウェスタロスには冬と疫病が訪れ、多くの人が死ぬ。ジェヘアリーズ王は王の道の建設を始める。王と王妃は長生きし13人の子をなすが、多くは夭折、熱病、灰鱗病、産褥などで亡くなり、3人だけが王妃より長生きする。次男のベイロン、〈知識の城〉に送られたヴェイゴン、そしてエッソスに逃げて娼婦となったセイラのみである。征服暦100年、王妃は薨去する。 竜王の裔たち - 揺れる王位継承権 (Heirs of the Dragon-A Question of Succession)中編"The Rogue Prince, or, the King's Brother"とほぼ同じ時期の出来事を語る。征服暦101年、世継ぎのベイロンが死に、ジェヘアリーズ王は長子エイモンの娘レイニスあるいはその息子のレーナーか、次子ベイロンの長子ヴィセーリスのいずれを世継ぎにするかの選択を大評議会に任せ、男系が長幼に優先する原則をもってヴィセーリスが選ばれる。だが王位に就いたヴィセーリスは、その原則に反して弟のデイモンを差し置き長女のレイニラを世継ぎとする。最初の王妃が死んだあと、ヴィセーリスは王の手の娘アリセント・ハイタワーを後室とし、三人の息子をもうける。宮廷はアリセント王妃を支持する〈翠装派〉とレイニラ王女を支持する〈黒装派〉に分かれて抗争を繰り広げ、やがて征服暦129年にヴィセーリスは薨去する。 以降の"The Dying of the Dragons-" 6中編は中編"The Princess and the Queen"で語られた〈双竜の舞踏〉(The Dance of the Dragons)と呼ばれる内戦を物語る。 竜の絆、いまは遠く - 〈黒〉と〈翠〉(The Dying of the Dragons-The Blacks and the Greens)ヴィセーリスの薨去後、アリセント王妃、その父で〈王の手〉のオットー・ハイタワー、〈王の盾〉の総帥クリストン・コールらの〈翠装派〉は王の死を隠してアリセントの長子エイゴンを王位につけた後、父の死をドラゴンストーンのレイニラに伝える。双方とも戦に備え諸侯の支持を得ようと試みる。 竜の絆、今は遠く - 息子には息子を (The Dying of the Dragons-A Son for a Son)レイニラの夫となっていたデイモンは〈ハレンの巨城〉を降伏させ、アリン家、マンダリー家、スターク家の支持を得る。だがバラシオン家は〈翠装派〉につき、レイニラの次子とそのドラゴンはエイゴンの弟エイモンドとそのドラゴンに殺される。報復にエイゴンの息子が暗殺される。 竜の絆、今は遠く - 緋竜と金竜 (The Dying of the Dragons-The Red Dragon and the Gold)互いに高貴な血とドラゴンの犠牲を出しながら〈黒装派〉と〈翠装派〉は諸名家を味方につけて戦う。エイモンドとクリストンが〈ハレンの巨城〉を攻める間にデイモンとレイニラはキングズランディングを落とし、アリセント皇太后とその娘でエイゴンの王妃のへレイナを捕虜とする。だが重傷を負っていたエイゴン二世は行方不明となる。〈黒装派〉はターガリエンの私生児をドラゴンの乗り手として加える。 竜の絆、今は遠く - レイニラ大勝 (The Dying of the Dragons-Rhaenyra Triumphant)クリストン・コールは戦死するが、増税によりレイニラは王都の人気を失う。プリンス・デイモンとプリンス・エイモンドはドラゴンに乗って一騎打ちを行い、相討ちとなる。 竜の絆、今は遠く - レイニラ敗北 (The Dying of the Dragons-Rhaenyra Overthrown)王都では聖職者にあおられて暴動が起き、5頭のドラゴンとレイニラの息子たちが死に、レイニラは逃げ出す。〈黒装派〉が〈翠装派〉の軍勢に奇襲をかけ、ほとんどのドラゴンが乗り手とともに死ぬ。ドラゴンストーンに逃げたレイニラは重傷を負って隠れ住んでいたエイゴン二世のドラゴンに食い殺され、息子で同名のエイゴンは牢に入れられる。 竜の絆、今は遠く - 返り咲くも短命に終わった、エイゴン二世の悲惨な治世 (The Dying of the Dragons-The Short, Sad Reign of Aegon II)不具となったエイゴン二世は王都に戻り、復讐を求める。そのためレイニラの味方であった名家は敵にとどまり、他家は日和見し、忠実な味方であるバラシオン家も戦いで敗れる。不利な状況下で王の臣たちは陰謀を画策し、王を毒殺し、アリセント皇太后を牢に容れる。レイニラの息子のエイゴンを王とし、エイゴン二世の娘のジェヘイラ王女と婚約させる。 大乱の余波 - 〈狼の刻〉(Aftermath-The Hour of the Wolf)クリーガン・スタークが王都に来て〈王の手〉となり、〈翠装派〉の諸名家の討伐を主張するが、降伏により矛を収める。エイゴン三世が戴冠しジェヘイラ王女と結婚する。 摂政時代 - 頭巾を被った〈王の手〉(Under the Regents-The Hooded Hand)拷問により盲目となり醜い姿となったタイランド・ラニスターが頭巾を被って〈王の手〉となり、7人の摂政の委員会とともに少年王を支える。後継ぎの確保のためにプリンス・デイモンの双子の娘の婚姻が進められる。熱病がウェスタロスを襲い、アリセント皇太后やタイランドを含む多くが死ぬ。 摂政時代 - 戦争と平和と淑女品評会 (Under the Regents-War and Peace and Cattle Shows)征服暦133年、〈王の手〉に就任したアンウィン・ピークは13才の少年王を無視し、政治を切り回す。ジェヘイラ王妃が謎の死を遂げ、ピーク公はすぐに自分の娘を王妃にしようとして反発を買い、すべての王妃候補となる高貴な娘たちを招いた舞踏会を催さざるを得なくなる。エイゴン三世はでデネイラ・ヴェラリオンを妃に選ぶ。 摂政時代 - アリン・オークンフィストの航海 (Under the Regents-The Voyage of Alyn Oakenfist)ステップストーン群島征伐で名を挙げたアリン・ヴェラリオンは、西岸を脅かす鉄諸島攻撃を命じられて艦隊を率いるが、ドールトン・グレイジョイ公が〈塩の妻〉の一人に殺されたため鉄諸島艦隊は撤退し、無血で勝利を得る。帰り道、ヴェラリオン公はライスに囚われていた、王の弟のヴィセーリスを交渉で取り戻して王都に連れ帰る。ピーク公は〈王の手〉を辞任する。 〈ライスの春〉と摂政制の終わり (The Lysene Spring and the End of Regency)冬が終わり、ヴィセーリスのライス人の妻の一族は王家との関係を生かして空前の繁栄を遂げるが、突然に崩壊する。法的に成人となる16才の誕生日、エイゴン三世は〈王の手〉と摂政を解任し、行幸を中止する。
※この「炎と血(Fire and Blood)」の解説は、「氷と炎の歌」の解説の一部です。
「炎と血(Fire and Blood)」を含む「氷と炎の歌」の記事については、「氷と炎の歌」の概要を参照ください。
- 炎と血のページへのリンク