王の姉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 06:46 UTC 版)
「エリザベス・オブ・ヨーク」の記事における「王の姉」の解説
エドワード4世が1483年に急死すると、エリザベスの幼い弟が後を継いでエドワード5世となり、父エドワード4世の弟グロスター公リチャードが摂政となった。グロスター公はエドワード5世をその母エリザベス・ウッドヴィルから切り離そうとし、エドワード5世を捕えてロンドン塔に監禁した。エリザベス・ウッドヴィルはウェストミンスター寺院に末息子のリチャードおよび娘たちと共に閉じこもり、後にグロスター公の要求に応じて、リチャードをエドワード5世の話し相手としてロンドン塔に送った。 2カ月後、亡き王エドワード4世とエリザベス・ウッドヴィルの婚姻は無効であると宣言され、議会の決議によって2人の間の子供たちはすべて庶子となり、王位継承権を失った。これによりグロスター公が正当な王位継承権を持つことになり、リチャード3世として即位した。ロンドン塔に監禁されたエドワード5世と弟のリチャードはこれ以後姿を消し、殺されたと噂された。
※この「王の姉」の解説は、「エリザベス・オブ・ヨーク」の解説の一部です。
「王の姉」を含む「エリザベス・オブ・ヨーク」の記事については、「エリザベス・オブ・ヨーク」の概要を参照ください。
- 王の姉のページへのリンク