王の子弟の称号とは? わかりやすく解説

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王の子弟の称号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 16:43 UTC 版)

王子」の記事における「王の子弟の称号」の解説

日本では天皇の子を「皇子(みこ、こうし)」と称した律令制施行以降「王」親王宣下後は「親王」と呼ばれるようになった親王宣下がされた天皇の子親王呼び親王宣下がされていない天皇の子は、王子呼ばれたまた、親王の子は、○○親王の第○王子などの表現用いた琉球李氏朝鮮では、王の子や弟などの位階として「王子」の称号用いられた。 中国では、王の身分帯びた支配者の子を指す語として古くから広く用いられた。仏典では、サンスクリットで「王の子息」を意味するラージャプトラ (rajaputra) の訳語として王子用いられ例え出家前釈迦ブッダ)は釈迦族王子であると記されている。 同じようにこの語は、ヨーロッパ各国の王の子弟を指して用いられるようになり、彼らの帯び称号であるプリンス(英語:prince)が王子対応する訳語となっている。特に「王子」の称号不可分に呼ばれる人物としてポルトガル王ジョアン1世息子であるエンリケ航海王子の例が挙げられるこの人物の本来の称号インファンテ (infante) である)。 ただし、プリンス女王の夫(王配)や王女の夫、あるいは王族ではない貴族や一国の君主オランダでは退位した国王女王プリンスまたはプリンセス呼ばれる)などにも用いられたり、国によっては王族のうち王位継承権筆頭者推定相続人)に限って用いられるなど、多義的な称号であるため、意味合いにずれが生じ場合がある。『星の王子さま』や『王子と踊子』の「王子」などは、その意味のずれによって生じた誤訳一例である。

※この「王の子弟の称号」の解説は、「王子」の解説の一部です。
「王の子弟の称号」を含む「王子」の記事については、「王子」の概要を参照ください。

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