東京エリア
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聖天子(せいてんし) 声 - 豊崎愛生 本作ヒロインの1人で、東京エリアの3代目統治者。16歳。近づきがたいほどの神々しい美貌の持ち主である。独裁的な考え方をする一方、「呪われた子供たち」と「奪われた世代」の共生を模索する理想主義者的な面も持つ。スコーピオン討伐の際に接した蓮太郎が「敬語を使わずに自分に接した初めての人物」として、彼を最も信頼するようになる。最近は世継ぎを重んじた周囲から縁談の話をされることもあるが、自身の警護など自分自身や東京エリアを救ってきた蓮太郎への思慕が接するごとに募り、彼を殺人罪で裁く際にも1人の女性として助けたい一方、統治者として冷徹な判断を下さねばならないことに苦悩した。また、蓮太郎の父母について彼の知らない事実を知っているようでもある。木更と同じ美和女学院に在籍しているが、統治者としての多忙さから滅多に登校できない。しかし、首席を取るほど学力は高い。 菊之丞クーデター事件時には自室に幽閉されてしまったが、隙を突いて脱走すると蓮太郎のもとに身を寄せ、ソロモンの指輪とスコーピオンの首の奪還を依頼。それからは一般人に紛れ、蓮太郎の家に居候しているが、彼以外にそのことを知る者は延珠と木更のみである。そして、自分は聖室にとってはただのお飾りという立場に嫌気を感じていて、人の善意を信じて頑張ってきたはずなのに世界は憎しみに流され続けているという事に、道を見失っている。 天童 菊之丞(てんどう きくのじょう) 声 - 大木民夫 聖天子の補佐官。天童木更の祖父。東京エリアの政治経済を裏から牛耳る天童の当主。天童式抜刀術の免許皆伝者でもあり、10年前に蓮太郎を救った際には、ステージIVガストレアを一刀両断で斬り斃したほどの実力を持つ。蓮太郎からは「差別主義者」と嫌われている一方、かつてかけた言葉が彼自身にとっての原点ともなったという点では、義父として尊敬もされている。仏師として人間国宝に指定されており、天童の身内よりも蓮太郎を「唯一人の弟子」として認めているが、木更に付いて出奔して以後は敵対関係にある。ガストレアには妻を殺されたために深い憎しみを持ち、ガストレア因子を持つ「呪われた子供たち」に対しても同様の感情を持っている、また、部下を使って「呪われた子供たち」を世間から危険視するように画策していたという疑いもあり、蓮太郎に気づかれていた。聖天子を名君として敬愛しつつも、「呪われた子供たち」を擁護する姿勢に関しては許容していない。そのこともあり、後に聖天子の口から「一人の女性として蓮太郎を慕っている」と告白された際には驚愕した。 七星の遺産を所持していることが仙台エリアに知られた際には徹底抗戦を考えるが、聖天子からそれを頑なに拒否されたため、彼女を自室に幽閉することを決める。 天童 和光(てんどう かずみつ) 声 - 興津和幸 木更の異母兄にして天童式神槍術の免許皆伝者。自身を天童の家に生まれたスーパーエリートであると自負し、並々ならぬ出世欲を持ち39歳という若さで国土交通省副大臣のポストを得た。ガストレア大戦末期に製作された32号モノリスの発注を取りまとめる立場であったため、バラニウムに混ぜ物をして費用を抑えて差額を着服し、第三次関東会戦の引き金を作った。この事実を木更に突き止められ、彼女ごと闇に葬るために決闘を行うが、両足(アニメでは片足)を斬り飛ばされて敗北する。命乞いの際、10年前に起こった木更の自宅をガストレアが襲撃した事件についての真相や首謀者の名前など、知りうる情報を引き出された後に奥儀「螺旋卍斬華」の遅延効果で凄惨な死を遂げる。秘書の椎名かずみ(声 - 生天目仁美)とはただならぬ関係であった模様で、和光の死を目の当たりにして精神が崩壊した彼女は、悲鳴を上げながら和光の遺骸をかき集めていた。 保脇 卓人(やすわき たくと) 声 - 木村昴 聖天子の聖室護衛隊長を任されている青年。階級は三尉。防衛大学校首席卒業。入隊後に短期間で護衛隊長に任命され、菊之丞の信頼を得るなど実力は確かだが、あくまで事務的に優秀なだけで、実戦になると対応策すら立てられない様子を蓮太郎は「無能」と評した。上昇志向が激しく差別意識があり、いずれは聖天子と結婚して東京エリアを裏で操ろうと画策していた。その性格ゆえ、一部の護衛からはあまり快く思われておらず、聖天子自身にも苦手意識を持たれている。大阪エリアのトップとの会談時、聖天子直々に蓮太郎を指名したことが気に食わず、彼に嫉妬の眼差しを向ける。ティナを始末して手柄を取ろうとしたものの、聖天子の独断で自分より序列上位になった蓮太郎によって、右手親指を撃ち飛ばされた。その時の恐怖と、あまりにも見苦しい言動を聖天子に厳しく咎められて護衛隊を解任されたショックで精神に破綻を来たし、そのまま精神病院へ入院した。 アニメ版では精神崩壊せずに自衛隊の輸送部隊へ左遷され、部下2人と共に登場しない芦名の役割を担う形で蓮太郎への復讐を行い、芦名と同様の顛末を迎える。 芦名 辰巳(あしな たつみ) 保脇の1年後輩にあたり、目をかけられて部下として聖室護衛官を務めていたが、保脇の失脚の折現場に居合わせていたため責任を追及され、自衛隊の輸送部隊に左遷させられた。エリート志向が非常に強く、己をエリート街道から叩き落した蓮太郎に激しい憎悪を抱いており、第三次関東会戦の決戦に備えた物資を輸送する任務を受けていたが、蓮太郎憎しのあまり東京エリアの消滅すら厭わず物資を廃棄した。その後、大阪エリアへ高飛びするために大枚をはたいて航空券を入手していたが、闇チケットであったために逮捕された。 城ヶ崎 大湖(じょうがさき だいご) 芦名と同期の聖室護衛官であったが、芦名と同様の理由で左遷された。蓮太郎を憎んでいるのは一緒だが、芦名ほどエリート志向ではなく、任務は忠実に果たそうとするなど良識はある。輸送物資に笑いながら火をつける芦名に対し、狂気めいたものを感じながらも大阪エリアへ高飛びしようとするが、芦名とともに逮捕される。 羽柴(はしば) 失脚した保脇の後任で就任した護衛隊長。白髪頭の初老の男性で、職務に厳しい堅物であるものの紳士的で周囲から慕われているため、蓮太郎にも嫌われていない。 舞(まい) 声 - 伊藤美来 延珠が前に通っていた学校で友人だった少女。延珠の正体を知ってからは疎遠になってしまったが、漫画版では彼女の忘れていったランドセルを届け、「お仕事頑張って」と名前を書き忘れたメモを置いていく。
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物語の舞台となるエリア。聖居(現実世界での皇居に位置する)を中心に半径約50kmの円形状の面積を持つエリアで、聖天子による中央集権制となっており、現統治者は三代目聖天子。世界で最も多い31%のバラニウム産出量を誇る。初代聖天子の頃から「呪われた子供たち」と「奪われた世代」が共生するための法案などが挙げられており、「呪われた子供たち」を養女に迎えて虐待せずに責任を持って育てると養育給付金が優遇されるなど、他のエリアに比べれば「呪われた子供たち」への差別意識は低い方である。
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