忍法帖(長編・連作)
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甲賀忍法帖 光文社、1959 のち角川文庫、時代小説文庫、講談社文庫 - 忍法帖シリーズの最初の長編。甲賀と伊賀、勝つのはどちらの忍法か。 江戸忍法帖 講談社、1960 のち角川文庫、時代小説文庫、講談社文庫 - 忍法帖シリーズ第二長編。主人公対複数の忍者という構図の最初の作品。甲賀七忍と争う葵悠太郎、角兵衛獅子の姉弟。 飛騨忍法帖(飛騨幻法帖) 漫画サンデー連載時は「飛騨幻法帖」 東都書房、1960 「軍艦忍法帖」角川文庫 - 飛騨幻法が近代兵器と対決。五人の敵が使うは拳銃、鉄砲、大砲、騎馬隊、軍艦。 くノ一忍法帖 講談社、1961 のち角川文庫、時代小説文庫、講談社文庫 - 豊臣秀頼の子胤をめぐる伊賀忍者五人衆と信濃くノ一五人の性戦。 外道忍法帖 講談社、1962 のち角川文庫、河出文庫 - 長崎を舞台に、伊賀、甲賀、そして大友の忍者各15人×3=45人の忍法が繰り広げる三つ巴戦。 忍者月影抄 講談社、1962 のち角川文庫、河出文庫 - 武芸者と忍者が組み、尾張と将軍家の争いに参入。「月影」は尾張柳生が使う秘剣。 忍法忠臣蔵(能登忍法帖)講談社、1962 のち角川文庫、時代小説文庫、講談社文庫 - 上杉家の能登忍者と能登組くノ一がそれぞれの忍法で、元禄赤穂事件を阻止。 信玄忍法帖(八陣忍法帖)講談社 1964 のち角川文庫、時代小説文庫、河出文庫(原題『八陣忍法帖』) - 信玄の生死をさぐる徳川忍者と猿飛・霧隠コンビの死闘。 風来忍法帖 講談社(上・下)、1964 のち角川文庫、時代小説文庫、講談社文庫 - 小田原城下に集まった香具師が、本職の忍者を向こうに回して奮闘する。 柳生忍法帖 講談社(上・中・下)、1964 のち角川文庫(上・下)、時代小説文庫、講談社文庫(原題『尼寺五十万石』) - 「柳生十兵衛三部作」の最初の長編。謎の盲目剣士が会津七本槍を一人ずつ倒す度に、加藤家の家紋「蛇の目」が一つずつ減っていく。忍法も忍者も登場しないが、十兵衛のトリックを一種の忍法として忍法帖シリーズと見做す。 忍法八犬伝 徳間書店、1964 のち文庫、講談社文庫 - 八犬士の子孫がくノ一から里見の姫を守る。 忍法相伝73 講談社、1965 のち角川文庫 - 「忍法相伝64」の改作と続編。忍法が現代(1964年当時)に蘇る。 自来也忍法帖 実業之日本社、1965 のち角川文庫 - 「自ラ来タル也」と嘯く謎の忍者「自来也」登場。 魔天忍法帖 徳間書店、1965 のち文庫 - パラレル戦国もの。「忍者化粧蔵(忍者 枝垂七十郎)」の前日談。大丸屋呉服店の化粧蔵が冒頭とラストに出てくる。 おぼろ忍法帖(魔界転生) 講談社(上・中・下)、1967 「忍法魔界転生」のちに「魔界転生」角川文庫(上・下)、時代小説文庫、講談社文庫 - 「柳生十兵衛三部作」の第二長編。蘇った宮本武蔵、荒木又右衛門ら魔界衆七人に立ち向かう柳生十兵衛。柳生十人衆が奇策で十兵衛に助太刀。 伊賀忍法帖 講談社、1967 のち角川文庫、時代小説文庫、講談社文庫 - 真田広之主演で映画化。 忍びの卍 講談社、1967 のち角川文庫 - 伊賀・甲賀・根来の忍者最強戦。 笑い陰陽師(忍法笑い陰陽師) 光文社カッパノベルス、1967 のち角川文庫『忍法笑い陰陽師』(原題『笑い陰陽師』) - 夫婦の忍者を主人公にした連作。 忍法剣士伝 「新潟日報 」ほか1967年2月-9月連載(原題『忍者不死鳥』)、講談社 1968 のち角川文庫 - 北畠家に集結した剣士達12人から姫の身を守るべく、伊賀忍者と姫が逃亡の旅を続ける。 銀河忍法帖(佐渡忍法帖) 「週刊文春」1967年10月30日号 - 1968年7月22日号連載(原題『天の川を斬る』) 、文藝春秋、 1968 のち角川文庫 - 大久保長安の愛妾五人が操る携帯武器と伊賀忍者五人の忍法、いずれが有効か。 秘戯書争奪 「週刊新潮」1968年2月23日 - 10月12日号連載(原題『秘書』)、 新潮社 1968 のち角川文庫 - 主人公と七人のくノ一、ヒロインと七人の伊賀者。恋人同士の二人が房中術の秘書「医心方房内篇」をめぐって対立する。 忍法封印いま破る 「報知新聞」1968年10月28日 - 1969年4月30日連載(原題『忍法封印』)、報知新聞社、1969 角川文庫 - 「銀河忍法帖」の続編。主人公が忍法を封印したまま、体術や機転を武器に甲賀忍者五人と対決する。 天保忍法帖 『漫画サンデー』1968年11月6日 - 1969年6月18日号連載(原題『われ天保のGPU』) 実業之日本社、1969 「忍者黒白草紙」角川文庫 - 天に代わり、法で裁けぬ巨悪に鉄槌を下す奉行と忍者。 妖の忍法帖(根来忍法帖) 光文社カッパノベルス、1969 「忍法双頭の鷲」(あやかし忍法帖) 角川文庫(改版2018) - 根来忍者の隠密コンビを主人公にした連作。正義サイド(主人公側)が敗北する作品。 海鳴り忍法帖 講談社、1971 のち角川文庫、時代小説文庫(原題『市民兵ただ一人』) - 天才鍛冶職人が自ら開発した新兵器の力で、根来忍者30000人に立ち向かう。 忍法創世記 出版芸術社、2001 のち小学館文庫 - 最後の忍法帖長編だが、時系列は最も古い。伊賀に忍法、柳生に剣術が興った由来が描かれる。
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忍法帖
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「おーぷん2ちゃんねる」の記事における「忍法帖」の解説
開設した2012年6月7日から実装されており、当時はレスごとにレベルがランダムだった。名前欄に「!ninja」と入れるか、書き込み欄にある「忍」というチェックボックスにチェックを入れると使用可能になる。元々本家と同じ表示だったが、現在は ■忍【LV◯◯ (レベル数値),ドラゴンクエストのモンスター名,英数字2、3桁】 という表示の仕方となっている。本家と同じように、作成した当初は機能が制限されるが、レスを一定数するとレベルが上がり、段々と機能が解除されていくという仕様。
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