忍法相伝64とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > 短編小説作品名 > 忍法相伝64の意味・解説 

忍法相伝64

作者山田風太郎

収載図書忍法破倭兵状―山田風太郎忍法帖短篇全集 3
出版社筑摩書房
刊行年月2004.6
シリーズ名ちくま文庫


忍法相伝64

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 05:47 UTC 版)

忍法相伝64
著者 山田風太郎
発行日 1964年
ジャンル 時代小説
次作 忍法相伝73
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

忍法相伝64』(にんぽうそうでん64)は、1964年に発表された山田風太郎の時代小説。『週刊大衆[1]に連載された忍法帖シリーズの一つ。コント55号主演『俺は忍者の孫の孫』(東宝映画)が作られるもとになった原作の一つ。

のちに内容をふくらませた続編(冒頭はほぼ同じ)の『忍法相伝73』(連作長編)が執筆された。忍者の末裔である主人公が「忍法墨消し」を使い現代(1964年当時の日本)で偽札騒動を起こす。

物語

大昔の忍者・伊賀風忍斎が書き残した巻物「忍法相伝書」。「忍法相伝1」から「忍法相伝63」までは誰かが試して失敗したらしく、朱でバッテンがつけられている。風忍斎の子孫である運送会社の事務員・伊賀大馬が、バッテンがまだない次の「忍法相伝64」を試してみると、紙幣も免許証も白紙になってしまう。

登場人物

  • 伊賀大馬 - 本作をはじめとする「忍法相伝」シリーズの主人公。29歳。伊賀忍者の末裔。
  • 芦谷美登 - 23歳。主人公が思いを寄せる女性。
  • 芦谷洋 - 美登の弟。中学生。

作中に登場する忍法

  • 忍法墨消し - あらゆる印刷物を白紙にする。

備考

本作の主人公である伊賀大馬は、山田風太郎の推理小説および奇想小説の数作にも登場しており、世界観を同じくする作品がある。

単行本

改作・続編の長編『忍法相伝73』の単行本および文庫(講談社、のち角川文庫)にも未収録。『山田風太郎忍法帖短篇全集』(ちくま文庫、2004年 - 2005年)に収録されたが、絶版になっている[2]

映画

  • 『俺は忍者の孫の孫』 - 主演:コント55号主演(東宝映画)[3]

キャスト

脚注

  1. ^ 『週刊大衆』(1964年1月23日号)
  2. ^ 2017年8月現在
  3. ^ DVD『俺は忍者の孫の孫』(販売元: 東宝 発売日 2006年3月24日)


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「忍法相伝64」の関連用語

忍法相伝64のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



忍法相伝64のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの忍法相伝64 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS