会津七本槍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 04:25 UTC 版)
「Y十M 〜柳生忍法帖〜」の記事における「会津七本槍」の解説
堀一族の女たちが父や夫の仇として復讐を誓う者たち。芦名銅伯が率いる「芦名衆」の中でも幹部のような位置にいる。全員がさまざまな武芸を極めているが、人間としての情をほとんど持たず、明成から与えられた女たちを「花地獄」と呼ばれる部屋でいたぶり、会津では領民を苦しめる尖兵になるなど、残虐非道な行いを繰り返している。ちなみに会津七本槍の呼称は明成の父・嘉明の勇名賤ヶ岳七本槍から採ったものであり、実際に槍を武器にしているのは孫兵衛のみである。 大道寺鉄斎(だいどうじ てっさい) 長大な鎖鎌を扱う老人。女衒まがいの役目を負うことが多く、堀主水にもそのことを痛罵された。 平賀孫兵衛(ひらが まごべえ) 会津七本槍唯一の槍使いで、長槍を扱う。数人の人間や馬を貫いた槍をそのまま片手で振るうなど、かなりの怪力。 具足丈之進(ぐそく じょうのしん) 大の武者を容易く屠る膂力を持った3匹の大きな秋田犬天丸・地丸・風丸(黒、灰色、白)を操る獣使い。犬を使うが、本人は猿にそっくりと揶揄される風貌である。犬との連携が本領のため単体での実力はあまり高くなく、そのせいか小心者で、仲間の他の七本槍からも軽んじられている。 鷲ノ巣廉助(わしのす れんすけ) 強力無双の怪力と、矢をも跳ね返す鋼の肉体(ただし刀は通用する)を持つ巨体の拳法使い。東慶寺の分厚い門を素手でぶち抜く程の腕力を持つ。性格は猪突猛進型。 司馬一眼坊(しば いちがんぼう) 鞭を自在に操り、飛来する矢を叩き落とし、人間を胴斬りにするほどの腕前の禿頭の巨漢。名前の通り隻眼である。七本槍中では比較的常識のある知性派で、過激な言動に傾きがちな明成や銀四郎をたしなめたり、計画立案を行ったりしている。 香炉銀四郎(こうろ ぎんしろう) 兄・銀三郎が悶死した跡を継いで七本槍となった最年少のメンバー。女の毛を編み特殊な油を塗った「霞網」という怪しげな武器を使う。前髪に振袖の小姓姿が似合う美少年だが、顔面中央に無惨な刀痕が走っている(原作では苛烈な忍法修行により生じたとされている)。七本槍中最も過激な性格で、明成や天樹院に対しても大胆な口を利き、周囲からたしなめられることがある。さくらに片恋慕していたような発言をしている(原作では実際に「ちと惚れておった」と口にしている)。 漆戸虹七郎(うるしど こうしちろう) 隻腕の剣鬼。十兵衛とは互角の実力であると認め合っている。人を斬る前には花一枝を切り落とし、口にくわえるという“儀式”を行い、酩酊状態となって剣を振るう。
※この「会津七本槍」の解説は、「Y十M 〜柳生忍法帖〜」の解説の一部です。
「会津七本槍」を含む「Y十M 〜柳生忍法帖〜」の記事については、「Y十M 〜柳生忍法帖〜」の概要を参照ください。
会津七本槍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 07:54 UTC 版)
加藤明成子飼いの手下で、堀一族の捕縛・連行や東慶寺での狼藉行為、また、明成の獣欲を満たすための女狩りなどの行為を行う。堀一族の女7人が直接の復讐相手として狙う者たちで、それぞれが特殊な術の達人。 具足丈之進(ぐそく じょうのしん) 子牛ほどもある巨大な3匹の犬(天丸、地丸、風丸)を意のままに使う。 鷲ノ巣廉助(わしのす れんすけ) 拳法の使い手で、素手・素足で寺の山門の厚板を打ち抜くほどの力を持つ。 大道寺鉄斎(だいどうじ てっさい) 鎖鎌の達人。その鎖の長さは10間以上で、分銅のみならず鎌も投げ、自在に操る。 司馬一眼房(しば いちがんぼう) 馬を軽々とくびり殺す威力を持つ、十数メートルに及ぶ皮鞭を操る。 香炉銀四郎(こうろ ぎんしろう) 細いが強靱な「かすみ網」の使い手。美少年だが、その顔には額からあごまで一文字に刀痕が走っている。 平賀孫兵衛(ひらが まごべえ) 槍の使い手。槍は1丈8尺(5メートル弱)の長さに及ぶ。 漆戸虹七郎(うるしど こうしちろう) 隻腕の剣客。血の臭いを嫌い、剣をふるう前には花枝をくわえる習慣がある。
※この「会津七本槍」の解説は、「柳生忍法帖」の解説の一部です。
「会津七本槍」を含む「柳生忍法帖」の記事については、「柳生忍法帖」の概要を参照ください。
- 会津七本槍のページへのリンク