婚約内定と延期
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2017年5月16日、「秋篠宮文仁親王第1女子眞子内親王が国際基督教大学の同級生の小室圭と婚約する準備が進められている」ことがNHKで報道された。同日、婚約することが宮内庁から正式に発表された。 2017年9月3日午前、当時の天皇・明仁の裁可を得て婚約が内定し、午前11時15分、山本信一郎宮内庁長官が婚約内定を正式発表した。同日午後3時、眞子内親王とともに、赤坂御用地内の赤坂東邸にて婚約内定会見を行った。婚約内定にあたり圭の母親の小室佳代は宮内庁を通して「とても畏れ多く存じ、責任の重さを感じます。...(中略)...これから行われるお行事を静かに見守ってまいりたく存じます。」と気持ちを表明した。また、当時は翌年3月4日に納采の儀を執り行い、一連の儀式・行事を経て11月4日に結婚式が行われる予定だった。 その後、本人の私生活を追うなど大衆メディアを中心とする報道が過熱する中、同年12月、母親とその元婚約者との間に金銭トラブルがあることが一部週刊誌で報じられた。 2018年2月6日、宮内庁は眞子内親王の納采の儀を始めとする結婚関係諸儀式を平成当時の天皇の退位や皇太子の即位などの儀式が終了した後の2020年に延期すると発表した。また、一部週刊誌が報じたことに言及し、「今回の結婚延期とは関係ない」とした。眞子内親王は文書で「お気持ち」を公表し、「現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間がないことを認識するようになった」と説明した。 婚約延期発表以降、金銭トラブルに関する週刊誌報道が相次ぐ中、2018年6月28日、アメリカでの弁護士資格を取得するために、当時勤務していた都内の法律事務所に籍を残したまま留学することが報じられた。
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婚約内定と延期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:38 UTC 版)
2017年(平成29年)5月16日、「国際基督教大学の同級生で、法律事務所勤務の小室圭(こむろ けい。以下、圭とする)と婚約する準備が進められている」と報道された。報道を受け学習院女子高校時代の恩師坂口由美子は「眞子にさまはとてもふさわしい方をお選びになった。温かい家庭を築いて頂ければ」と祝福の言葉を述べた。同日、宮内庁も婚約することを明らかにし、当初は同年秋以降に予定していた婚約内定発表を前倒しすることになった。 同年9月3日午前、祖父にあたる当時の天皇明仁の裁可を得て婚約が内定し、午前11時15分、宮内庁長官・山本信一郎が婚約内定を正式発表した。同日午後3時、眞子内親王と圭は、赤坂御用地内の赤坂東邸で婚約内定会見を行った。なお、婚約内定は7月8日に発表される予定だったが、平成29年7月九州北部豪雨を受けて延期されている。 その後、「小室圭の母親と元婚約者との間に金銭問題が生じている」など圭の家庭を巡る様々な報道が相次ぎ、2018年(平成30年)2月6日、宮内庁は眞子内親王の納采の儀を始めとする結婚関係諸儀式を延期すると発表した。眞子内親王は文書で「お気持ち」を公表し、「予期せぬ時期の報道をきっかけに、結婚に関わる様々な行事や結婚後の生活にむけて、二人で話し合い、それぞれの親や関係する人々と相談しながら準備を進めてきたが、現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間がないことを認識するようになったためだ」と説明した。 私たちは,今まで結婚に関わる様々な行事や結婚後の生活にむけて,二人で話し合い,それぞれの親や関係する方々と相談しながら準備を進めてまいりました。しかし,その過程で,現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について,充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました。 これまでのことを振り返ってみたいと思います。昨年5月,予期せぬ時期に婚約報道がなされました。このことに私たちは困惑いたしましたが,結婚の意思を固めていたことから,曖昧な状態を長引かせない方がよいとの判断をし,当初の予定を大きく前倒しして婚約が内定した旨を発表することにいたしました。婚約の内定発表に際しては,多くの方々がお祝いのお気持ちを寄せてくださったことを大変有り難く思っております。その後,昨年11月には,それ以降の諸行事の予定を立て,発表いたしました。 しかし,色々なことを急ぎ過ぎていたのだと思います。ここで一度,この速度が自分たちに本当に合っているのかを慎重に考えるべきでしたが,婚約の内定発表に関しても,それ以降の事柄に関しても,私たちはそのまま前に進むという選択をしてまいりました。 今,私たちは,結婚という人生の節目をより良い形で迎えたいと考えております。そして,そのために二人で結婚についてより深く具体的に考えるとともに,結婚までの,そして結婚後の準備に充分な時間をかけて,できるところまで深めて行きたいと思っております。本来であれば婚約内定の発表をするまでにその次元に到達していることが望ましかったとは思いますが,それが叶わなかったのは私たちの未熟さゆえであると反省するばかりです。 これらのことを踏まえ,それぞれの親や関係の皆様と相談を重ねた結果,この度,今後の私たちの結婚とそれに関わる諸行事を,これから執り行われる皇室にとって重要な一連のお儀式が滞りなく終了した後の再来年に延期し,充分な時間をとって必要な準備を行うのが適切であるとの判断に至りました。 一度決めた予定を大幅に変更することは,私たちの結婚に快く協力してくださっている方々に多大なご迷惑とさらなるご負担をおかけすることとなり,大変申し訳なく思っております。 私は,結婚に関わる諸行事を延期したい旨,天皇皇后両陛下にご報告申し上げました。両陛下は,私たち二人の気持ちを尊重してくださいました。 私たちは,この度の延期を,新たな生活を始めるための時間を作る良い機会と考え,その時間を大切に,結婚までの期間を過ごしてまいりたいと思います。 — 眞子内親王殿下、宮内庁 2018年(平成30年)11月22日、父・文仁親王は、53歳の誕生日に先立って行われた記者会見の際に、「今でもその2人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をすべきだ」と指摘し、「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、いわゆる婚約に当たる納采の儀を行うことができない」との認識を示した。 2020年(令和2年)9月11日、母・秋篠宮妃紀子は、54歳の誕生日に際して文書を発表し、「長女の気持ちをできる限り尊重する」と思いやった。 11月13日、眞子内親王は自身の小室圭との結婚について「お気持ち」として宮内庁を通じて文章を公表した。その中で、「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」と述べ、改めて結婚への強い意志を表明した。 一昨年の2月7日に,私と小室圭さんの結婚とそれに関わる諸行事を,皇室にとって重要な一連のお儀式が滞りなく終了した後の本年に延期することをお知らせいたしました。 新型コロナウイルスの影響が続くなかではありますが,11月8日に立皇嗣の礼が終わった今,両親の理解を得たうえで,改めて私たちの気持ちをお伝えいたしたく思います。 前回は,行事や結婚後の生活について充分な準備を行う時間的余裕がないことが延期の理由である旨をお伝えいたしました。それから今日までの間,私たちは,自分たちの結婚およびその後の生活がどうあるべきかを今一度考えるとともに,様々なことを話し合いながら過ごしてまいりました。私たちの気持ちを思いやりあたたかく見守ってくださっている方々がいらっしゃいますことを,心よりありがたく思っております。 一方で,私たち2人がこの結婚に関してどのように考えているのかが伝わらない状況が長く続き,心配されている方々もいらっしゃると思います。また,様々な理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております。しかし,私たちにとっては,お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり,結婚は,私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です。 今後の予定等については,今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい状況ですが,結婚に向けて,私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたいと思っております。 この度,私がこの文章を公表するに当たり,天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げました。天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに,深く感謝申し上げております。 同年11月20日、父の文仁親王は、55歳の誕生日記者会見で「結婚することを認める」とし、婚姻の自由を保障した憲法の規定(日本国憲法第24条)を理由に、2人の結婚を容認する気持ちを初めて明言した(ただし、憲法学者からは、そもそも皇族に婚姻の自由は認められていないとして、この発言の根拠は誤りであるとも考えられている)。。アメリカ合衆国に留学中の圭と離れ離れになっていても、気丈に公務に励む娘の姿を見て決意を固められたという。一方で「決して多くの人が納得し、喜んでくれている状況ではない」とも述べ、「やはりそれ(相応の対応)が見える形になるというのは必要なこと」と一定の対応を促した。また、「結婚と婚約は違う」との見解を示し、憲法にある結婚は認めるものの、両家の約束に当たる婚約の儀式(納采の儀)実施については含みを残した。 11月30日、内閣官房長官の加藤勝信は同日午前の定例会見で、文仁親王が眞子内親王と圭の結婚を認めると発言したことについて、「政府としては今後とも静かに見守っていきたい」と述べた。また、文仁親王が婚約の条件として多くの人が受け入れることを挙げたと指摘し、「一般論として、多くの人にお祝いされる(ことを望む)のは、親としては当然なのではないか」とも語った。 12月3日、皇室会議および皇室経済会議元議員で、現予備議員の伊吹文明(元衆議院議長)は、圭の姿勢に異例の苦言を呈し、一連のトラブルについて国民への説明責任を果たすよう求めた。 12月10日、宮内庁長官西村泰彦は定例の記者会見で、「結婚に向けて、批判に対して説明責任を果たすべき方が果たしていくことがきわめて重要だと考えている」と述べ、圭親子側の対応を求めた。 2021年(令和3年)2月19日、伯父の天皇徳仁は、誕生日に先立って行われた記者会見にて、自身の姪である眞子内親王の結婚問題に言及し、「国民の間でさまざまな意見があることは私も承知しております」とした上で「眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」と述べた。
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