裁可

デジタル大辞泉

さい‐か【裁可】

読み方：さいか

［名］(スル)

１ 判断して許可すること。特に、君主が臣下の提出する議案を裁決し、許可すること。裁許。「申請を―する」「―を仰ぐ」

２ 明治憲法下で、天皇が議会の議決した法律案・予算案を承認する行為。これによって確定的に成立した。勅裁。

歴史民俗用語辞典

裁可

読み方：サイカ（ｓａｉｋａ）

君主が臣下からの提出を自ら裁量・許可すること。

ウィキペディア小見出し辞書

裁可

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/12/11 15:23 UTC 版)

「枢密院勅令」の記事における「裁可」の解説

枢密院勅令または執行院勅令は名目上は女王によって制定されるが、実務上、国王裁可は形式的なものでしかない。実際になされているのは、政府の代表者（一般には閣内大臣か枢密院議長（Lord President of the Council））が政府によって起草された枢密院勅令をまとめて女王の面前で読み上げ、女王は各枢密院勅令が読み上げられるごとに「承認された。（Approved.）」と述べるのである。こうして勅令は効力を有することになる。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

裁可

出典:『Wiktionary』 (2021/09/21 12:22 UTC 版)

名詞

裁 可（さいか）

1. 君主が臣下から奏上された案件について直接決裁、許可すること。

動詞

活用

サ行変格活用

裁可-する

Weblio日本語例文用例辞書

「裁可」の例文・使い方・用例・文例

• 国王の裁可 《英国では議会を通過した法案は国王の形式的裁可を必要とする》.
• …を裁可[是認]する.
• 朕、区劃整理法を裁可しここにこれを公布せしむ
• ご裁可を仰ぐ
• この法案は裁可を経たのだ
• 朕此法案を裁可しここにこれを公布せしむ
• 御裁可を奏請する
• (明治憲法で,天皇が議案を)裁可する
• 裁可にならないこと
• 君主が臣下の議案を裁可する