作品世界の用語
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「グランブルーファンタジー」の記事における「作品世界の用語」の解説
星晶獣(せいしょうじゅう) 星の民が覇空戦争で兵器として運用した強力な生命体。戦後は星晶となって各地に封印されており、地域によっては信仰の対象になっている。制御は星の民以外には不可能だがルリアは星晶獣を扱う力があり、エルステ帝国はその力の研究から魔晶を生み出し運用を可能にした。姿は巨大な獣の姿が多いが、中には主人公たちと変わらぬ体躯をし、空の民として暮らしている星晶獣もいる。また500年前の覇空戦争よりもはるかに前に生まれた星晶獣は「原初獣(げんしょじゅう)」と呼ばれ、それぞれが役割をもつ「天司(てんし)」や「堕天司(だてんし)」が存在する。 イスタルシア 星の民の住まうとされる伝説の島。通称「星の島」。多くの騎空士たちがこの未知の島を夢見るが、実態は謎に包まれている。主人公は「星の島」にたどりついたとされる父親から手紙を受け取ったことがきっかけで旅に出ることとなる。 しかし上記は空の世界において、星の民の占領によって歪められた歴史であり、唯一占領を免れた空域であるアウライ・グランデには本来の呼称である「創世の御座イスタルシア」として伝えられている。空の民が祀っていた創世神が眠る場所といわれているが、この情報を主人公たちに提供したエガニスも具体的な場所自体は突き止められていない。 グランサイファー 主人公を団長とする騎空団が航空する際に乗船する大型の騎空挺。飛竜を模したガス嚢や両翼を持ち、多くののプロペラ、推進エンジンを搭載する。操舵者はラカムと主人公。 ポート・ブリーズ諸島に打ち捨てられた所をラカムが長い年月をかけて修理、一度は操舵に失敗し墜落、以後はそのまま郊外で保管されていたが、イスタルシアを目指す主人公の夢を叶えるべく再び大空を飛んだ。 第三章にて、過酷な旅を続けた結果、動力部が完全に停止してしまい、兄弟艇でかつて主人公の父親達が大空を駆け抜けたグランスルースの動力部を換装する事により再び大空を駆けれるようになる。 グランスルース グランサイファーの兄弟艇で、かつて主人公の父親、そしてロゼッタやヴァルフリート達が大空を駆け抜けた騎空挺。『世界の果て』まで旅した後、ヴァルフリートを介してノアの手によりガロンゾに封印されていた。第三章で動力部が完全停止したグランサイファーに動力部を換装し、のちに騎空艇を欲するロキの「星の民の力」により完全に修復され、ロキ達の艇になる。 外見はグランサイファーに似ているが、数々の戦いを潜り抜けたかのように所々が武装されており、動力部も改造されておりグランサイファーよりも多少扱い辛い。 完全なる空図 星の民の残した遺産。強大な星晶獣が持つとされる「空図の欠片」を全て揃えると完成すると言われる空図。所有者の望みの地へと導くと言われる。 瘴流域(しょうりゅういき) 世界の各空域を分断している飛行困難な空域。内部では瘴気が満ち常に嵐がうずまいている。また周辺は凶暴な魔物が生息しており、通過するには空図の所持が必須とされる。 ファータ・グランデ空域 エルステ帝国 ファータグランデ空域の有力な軍事国家。かつてはゴーレム技術で名が知られているだけの小王国だったが、黒騎士によって帝政に移行し覇権国家となった。威圧的な外交政策を打ち出しており、周辺諸邦からの反発を受けている。首都はアガスティア。 ザンクティンゼル 主人公の故郷のある島。通称「閉ざされた島」。島の外から訪れる人はほとんどない。金露森林と呼ばれる森の中には星晶を祀る祠がある。擁する星晶獣はプロトバハムート。 ポート・ブリーズ諸島 主島・エインガナ島を中心に発展した群島。星晶獣の力によって年中穏やかな風が絶えず吹いており、騎空士にとって立ち寄りやすい港町となっている。擁する星晶獣はティアマト。 バルツ公国 フレイメル島を領有するドラフ族の大公国。アーセナルと呼ばれる鉱山を有し、また地下には超高熱の溶岩が流れており、それを利用した鉄鋼業や武器・防具製作が盛ん。地下にかつて星の民が星晶獣を製造したとされる工房「クシャスラ・ワークス」がある。 アウギュステ列島特別経済協力自治区 いずれの国家にも属さない経済特区。首都は水上都市ミザレア。他の島にはない「海」を持つ観光都市でもある。エルステ帝国とは対立関係にあり、大量の傭兵を雇い入れている。擁する星晶獣はリヴァイアサン。 ルーマシー群島 メネア領に属する群島。星霜の大樹と呼ばれる百年を超す古木をはじめ、鬱蒼とした森におおわれており、島民は外界との交流をあまり持たない。擁する星晶獣はユグドラシル。 城砦都市アルビオン 星の民が作ったとされる城砦からなる島。騎士を育成するための士官学校があり、カタリナ、ヴィーラはここの卒業生。鍛錬のため市内に魔物が放し飼いにされており、一般人でも護衛がいないと市内を歩けない。領主は実力至上主義から選ばれており、空位になった際は武術大会の結果によって新たな領主を選出する。擁する星晶獣はシュヴァリエ。領主は星晶獣と契約し、島から出ることができない。 トラモント 霧に包まれた島。一度入れば出られないという不思議な力が働いている。また星晶獣の力によって数十年前より住民は全員不死人となっている。擁する星晶獣はセレスト。 ガロンゾ島 騎空艇の造船業で栄える島。腕利きの職人を数多く抱えており、多くの騎空団が騎空艇の修理を依頼している。契約を司る星晶獣の影響で、島にいる人々は約束を必ず守る。擁する星晶獣はミスラ。 アマルティア島 秩序の騎空団・第四庁舎を擁する島。秩序の騎空団の施政下にあり、ファータグランデ空域内の警察署・裁判所の機能を有している。 ラビ島 エルステが帝政に移行する前のエルステ王国の首都・メフォラシュが置かれる、帝国内でも重要な直轄領。王国時代はゴーレム製造で一世を風靡しており、現在も市中で見かける事ができる。 ナル・グランデ空域 ファータ・グランデ空域に隣接する空域。本編より10年前、空域を治めていたトリッド統一王国の崩壊を境に、乱の渦中にある。 無数の小国が群雄割拠の様相を呈しているものの、ファータ・グランデ空域と違い星晶獣の加護を受けている島自体は少なく、弱小国の維持のために戦争が絶えない。イデルバ王国 レム王国とナル・グランデを二分する新興国のひとつ。現国王はフォリア・イスタバイオン。 トリッド王国時代から商業が盛んだったグロース島に首都を置く。実力主義を標榜するため登用に身分を問わず、活気に満ちている。 レム王国 ナル・グランデを二分している有力国家のひとつ。現国王はドルザ・レム。 レム公爵領であったライヒェ島を本拠とし、血筋と伝統を重んじる気風であるが、そのため暗君であるドルザが王位を継承したことで国家は混乱。現在は将軍ギルベルトが事実上の実権者にあった。 七曜の騎士 「真王」と呼ばれる存在に任命された、色の名を冠する七人の騎士。真王の加護によって瘴流域を独力で渡ることができる。 現在登場しているのは黒騎士アポロニア、緋色の騎士バラゴナ、碧の騎士ヴァルフリート、黄金の騎士アリア、紫の騎士リューゲル、白騎士の六名。最後の一名に関しても、台詞は発していないが刀を佩いた緑色の鎧を纏った騎士が登場している。 秩序の騎空団 全空域にて活動する、碧の騎士の率いる騎空団。非常に巨大な組織で、ファータグランデ空域を管轄する第四騎空艇団だけで複数の騎空艇を所持している。主に空域の治安維持を標榜しており、諸勢力からの依頼で事件捜査や犯罪人の逮捕・拘留などを行う。 特異点 3周年記念イベント「どうして空は蒼いのか」や4周年記念イベント「失楽園」、5周年記念イベント「000(トリプルゼロ)」で主人公が渦中の人物たちから「空の世界」の命運を握る存在としてこう呼ばれている。メインクエストでは福音の民達も使用している。3周年では主人公のみだったが、4周年では「空の試練」を化したメタトロンが堕天司ベリアルを従える黒衣の男(ベリアルいわく「バブさん」)も「もはやヤツも『特異点』と呼べるのかもしれない」と発言している。また、黒衣の男自身は主人公を危険視しており、主人公を殺すようベリアルに命じているが、彼は命令に従わず事の顛末を見届けるだけにとどまった。
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