トラモント【トラモント】(草花類)
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登録番号 | 第5520号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | トラモント よみ:トラモント |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 21日 | |
品種登録者の名称 | 第一園芸株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都渋谷区渋谷一丁目1番4号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 是枝一春 松本安 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,新テッポウユリ実生選抜個体にアジアティック系実生選抜個体を交配して選抜,育成されたものであり,花はやや大輪で明橙の地色で花弁縁部に明赤橙色が入る切り花向きのやや晩生種である。 草丈は100~129㎝,茎の直径は 5~ 9.9㎜,色は上部は淡褐,中部及び下部は濃褐,毛じは無,節間長は茎の中央部は 5~ 9mm,止葉下は60~79㎜である。葉序は 5/13,葉の形は披針形,中央部及び先端部のそりは外反転,葉脈に沿う葉面の凹みは有,葉のねじれは無,葉長は16~20㎝,葉幅は10~19㎜,数は多,着生角度は60~89°である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは15~29°,花房の形状は複総状花序,花形はスカシユリ型で一重,花径は150~179㎜,内花被の長さは 9~12㎝,幅は50~59㎜,外花被の長さは12~15㎝,幅は30~39㎜である。花色は花弁の基部,地色及び中肋部は明橙(JHS カラーチャート1305),縁部は明赤橙(同1005),裏面は明橙(同1304)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は 0,内花被の形はⅦ型,外花被の形はⅣ型,内花被の反転の程度はⅧ型,外花被はⅤ型,花被のねじれは 1/8未満,花被上の乳状突起は無である。やくの色は紫,花粉の色は赤褐,第 1花梗及び第2花梗の長さは90~119㎜,花梗の太さはやや太,第1花梗の向きは30~59°, 1花茎の花数はやや多,花の香りは弱,開花期はやや晩である。 「アナベル」と比較して,草丈が高いこと,葉長が長いこと,花弁基部の色,地色及び中肋部の色が明橙であること,内花被及び外花被 1枚の斑点がないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(静岡県駿東郡小山町)において,昭和61年に新テッポウユリ実生選抜個体にアジアティック系実生選抜個体を交配し,胚培養を行い,得られた雑種個体で63年に開花した中から選抜し,以後,増殖を行いながら特性の調査をし,その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「バレンシア」であった。 |
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