ムラサキノヤカタの住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 05:58 UTC 版)
「ハヤテのごとく!の登場人物」の記事における「ムラサキノヤカタの住人」の解説
三千院ナギが三千院家を去った後住み始めたムラサキノヤカタは、アパートとしてナギ・マリア・ハヤテ・タマ・神父の他にも何人かが同居している。 桂 ヒナギク(かつら ヒナギク) 詳細は「桂ヒナギク」を参照 アリス 第28巻よりムラサキノヤカタに越して来た、某国の姫を名乗る少女。身長92cm、体重17kg。正体は何らかの理由で姿が幼児化し、力と記憶を失ったアテネ(後述)。失ったそれらを取り戻すべく、かつての自分が最大の信用を置いていたハヤテを頼って「王の剣」である「白桜」を求め、愛歌(後述)の手引きでその保持者であるヒナギクと共に3か月ほどを暮らすこととなった。部屋はヒナギクの部屋で、押入れの中で寝ている。当初はハヤテと同居することに動揺したヒナギクに拒絶されていたものの、彼女のハヤテへの想いを知り、半ば脅迫する形で同居を認めさせている。 嗜好や習癖、怜悧な気質は記憶を失う前と変わらないように見えるが、見知らぬ場所で見知らぬ人々と暮らす現状には「普通の少女」として不安を抱えている面もある。 記憶を失っているはずだが、単行本第33巻第3話ではハヤテに対し「コツコツ積み上げてきたものほど、あなたは派手に失ってきたでしょ?」とハヤテの過去にふれる発言をしている、また、三千院帝とも正常に会話しており、厳密には記憶を失ったというより、人格がハヤテと出会ったころに逆行している。 またナギほどではないが、寝ぼすけなところがあり、寝ぼけているとはいえ、タマの奇行を怪しまない、天然ボケな一面も。 春風 千桜(はるかぜ ちはる) 後記を参照。 水蓮寺 ルカ(すいれんじ ルカ) 声 - 山崎はるか GW最終日に千桜が行った同人誌即売会で出会った少女。1989年1月8日生まれのA型。16歳。身長149cm、体重33kg。個人サークル「フライ・ドルフィン」を主宰。1億5028万1000円の借金を背負っている。 父は一発屋のロック歌手で、母はB級アイドル。夢破れた両親が自分達の代わりに夢をかなえてもらうため、両親が自分達で芸能事務所「フライ・ドルフィン」を設立し、幼少期から徹底的にアイドルとしての教育を施され、圧倒的な実力を得た。しかし、弱小事務所では芽が出ず、両親に秘密で超大手芸能事務所のオーディションを受け圧倒的な演技で合格。そのまま1年でアイドルとなるが、両親は自分達の手でルカをアイドルに出来なかったことを苦に昨年のクリスマスイブにそれまでの教育費1億5028万1000円の借金を残して失踪。それを返済する義務はなかったが親との絆のためあえてそれを背負っている。借金は事務所が立て替え、給料の全ては借金の返済に充てられている。 そのせいか、ハヤテと出会うまでの食生活はスーパーの半額弁当をよく食べるなど乱れ、所持金もほとんどなく仕事の間の移動も徒歩でPSPでゲームをする程度の貧乏な私生活を送っている。 アイドルに関しては両親の夢であるが、本来の自分の夢は漫画家。3月に仕事で足橋剛冶の仕事場訪問に行った際にショックを受け、本気で同人誌を描くことを決意した。 コンサートの際は凛々しいが、素は多少コミカルな一面があったり執事服を着たハヤテを男性だと気づかなかったりするなど、マリアが認めるほどの天然。また、不幸に巻き込まれたり上記のように借金を背負わされていたりなど、ハヤテと共通する部分もいくつかあり、千桜も「綾崎くんみたいな人」と称している。また、幼少期からアイドルのことに関してのみであるが英才教育を受けていたり、漫画家を目指していたり、足橋剛冶の漫画にショックを受けたりとナギと共通した部分もあり、ハヤテとナギを足して二で割ったようなキャラになっている。人付き合いもよく、人見知りするナギとあっという間に打ち解けた。 お忍びで「コミサン」会場に来ていたところ、夜空が仕向けたロボットとの戦闘をしていたメイド服姿のハヤテと出会う。彼女はこの戦闘に巻き込まれて全身打撲の重傷を負うが、女性と勘違いしたままでハヤテに救助され、コンサート会場まで送ってもらったうえに当日の公演のサポートを受けている。かなりの重傷にも関わらず平然とコンサートをこなした。 出会った当初はハヤテを女性だと思っていたが、執事服姿のハヤテを目撃したことにより彼の性別に疑問を抱くようになり、そして美希や理沙がハヤテの女装に首を突っ込んできたことにより、ハヤテが男性であることを知った。その際ハヤテから恥ずかしがって逃げ出してしまうものの、トラックに轢かれそうになったところを助けてもらったこととハヤテからの謝罪もあって和解は出来た。それ以降、ハヤテを異性として意識するようになる。なかなか告白できずにいるヒナギクや歩と異なって積極的で、「告白したらハヤテは恋人になってくれるか」と相談したこともある。実際に療養中の山小屋でハヤテの不意を突き口付けをし、同時に告白するが、断られてしまう。ナギに対しても同人誌対決で1億5千万(とハヤテ)を賭け、自分が勝てばハヤテと結婚するつもりで勝負を挑んだ。 ヒナギクをアドバイザーにして同人誌を作り、6月の「コミサン」に30部発行して販売したところ、午前中に全て完売し圧勝。同人誌勝負に完敗したナギに、8月に開催されるコミケでの勝負を受けて立った。しかし、この同人誌販売がファンと偽った夜空の謀略でマネージャーに知られてしまい、禁止を言い渡されるがそれに反発してマンションを出て「ムラサキノヤカタ」に引っ越してきた。ストレス性胃炎で体調もすぐれない中、コミケの同人誌対決で、ナギに僅差で敗北した(実際はわざと気味悪がられる仮面をつけていた)が、両親との再会と和解を果たす。アイドルは借金返済のため仕方なく続けていたと考えていたが、同人誌の制作と休業中一回だけ行ったライブを通じてアイドルの仕事を続けていたのが自分自身の夢のためでもあったことに改めて気づき、アイドルを続けることを決意し、ムラサキノヤカタを退室した。 劇場版では登場することやOPテーマを歌うことが大きめにピックアップされていたが、登場は冒頭のライブ映像のみで、BD版においてもナギと会話するシーンがわずかに追加されただけだった。アニメ第3期『CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU』では第一夜から登場し、EDは彼女のプロモーションビデオ風の演出となっている。しかし、劇中での出番はラスベガスで開催されたライブで熱唱する様子のほか、物語の幕間に挿入される劇中劇で今後の展開を示唆する謎めいた台詞を語ったり、ナギの依頼でハヤテ(シン)を誘い出すために結婚指輪を付けてTV出演する程度で、ハヤテたちと直接会話するシーンはない。アニメ第4期『Cuties』でアニメでの本格的なレギュラー出演となった。時系列としては既にムラサキノヤカタを退室した後であるが、その後もムラサキノヤカタを訪れている様子。 第三回人気投票では選択肢として載っていたが、本格的に登場する前だったためか、30位以下だった。 剣野 カユラ(つるぎの カユラ) 声 - 日笠陽子 ワタルが退学したことにより、新たに飛び級で白皇学院に編入した少女。1992年2月14日生まれのO型。13歳。身長143cm、体重30kg。劇場版で先行登場した。 テント暮らしをしていたところをムラサキノヤカタに間借りし、ナギたちと友人になる。 夢破れた漫画家である両親の影響で、漫画・アニメに関して凄まじい知識を持ち、名前もアニメキャラにちなんでつけられており、自分で漫画を描いてもナギやルカより優れているが、当面自分で漫画家となるつもりはない。テント暮らしをしていたのも、限定版を早く買うためで、飛び級をしているのも学業の時間がもったいないからである。実家は現在、北海道で小さなゲーム会社を経営している。数々のコスプレを披露しており、劇場版のコンセプトアートで初登場した際にはネタバレに配慮するため、カロッゾ・ロナのコスプレをしていた。 同居人として同人誌勝負をするナギやルカに辛口ながらも的確なアドバイスを与えている。 アニメでは、ナギや千桜と漫画の評価などを巡って度々張り合う様子が描かれている。 飛び級なのでハヤテ達とは同学年だが、劇場版ではヒナギクのことを「無敵先輩」、美希のことを「オールバック先輩」と呼び、生徒会三人娘をまとめて「三人組先輩」と呼んでいた。 名前は「鎧伝サムライトルーパー」の迦遊羅(かゆら)が由来で、作者である畑の両親がサムライトルーパーの大ファンだったことに起因しているという。 西沢 歩(にしざわ あゆむ) 詳細は「西沢歩」を参照 ツグミ・ルリ 後記を参照。
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