フォージャー家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:52 UTC 版)
「SPY×FAMILY」の記事における「フォージャー家」の解説
フォージャー家の家系図(偽装) 故人 精神科医ロイド・フォージャースパイ黄昏 市職員ヨル・フォージャー殺し屋いばら姫 イーデン校生アーニャ・フォージャー超能力者被検体007 フォージャー家の表向きの家系図(実際は他人同士)線で区切られた上側が表の顔、下側が裏の顔であるロイドの前妻役(故人)は設定されていない “黄昏(たそがれ)” ロイド・フォージャー(Loid Forger) 声 - 江口拓也 本作の主人公。東国で諜報を行う、西国組織WISE(ワイズ)の敏腕スパイ。〈黄昏〉はコードネームで、本名はスパイになった時に捨てた。カバー裏のプロフィールでは出身地・年齢などの個人情報は全て黒塗りにされており、のちに彼の過去が描かれたシーンでも、名前は塗り潰されている。 変装が得意。オペレーション〈梟〉ではバーリント総合病院勤務の精神科医「ロイド・フォージャー」の偽装身分を用いる。 並外れた戦闘力・記憶力・情報処理能力を持ち、任務ごとに様々な顔・名前を使い分ける。元戦災孤児で、「(幼いころの自分のような)子どもが泣かない世界」を作るためにスパイとなった。普段は冷徹だが、本来は人間味溢れる性格で、作戦に巻き込んでしまったヨルとアーニャの日常生活にも気を配る。しかし、スパイらしく合理的な考えに至りがちで、一般的な考えからズレることがある。 任務のため正体を隠してアーニャやヨルと偽装家族になり、予想外の行動をとる彼女らに振り回されつつ任務をこなす。なお、ヨルには「死別した前妻(架空)のためにも、アーニャを名門イーデン校に入学させ良い人生を送らせようと」妻役を探していたと説明している。 “いばら姫” ヨル・フォージャー(Yor Forger) / ヨル・ブライア(Yor Briar)<旧姓> 声 - 早見沙織 本作のヒロイン。バーリント市役所の女性事務員。裏の顔は凄腕の殺し屋。27歳。身内・年齢問わず、相手には基本的に敬語で話す。好物はリンゴ、嫌いなものは虫。 幼少期に両親を亡くし、殺し屋の「いばら姫」として働きながら弟のユーリを養った。“ガーデン”の店長から指示を受け、お客さま(対象者)を接客(殺害)する。幼少期から培った殺人術に長け、猛毒にも耐性がある。暗殺ではなく単身で真正面から乗り込むため、接客終了時には周囲のSPもろとも皆殺しにしていることが多い。接客時は武器である針をクナイのように駆使して戦う。細身でありながら凄まじい剛力を持ち、走行中の車を蹴り飛ばす等、純粋な戦闘力・身体能力では黄昏をも凌ぐ。 普段は温厚かつ天然な性格で、突飛な妄想に陥ることがある上、嘘が下手など心理的な駆け引きは苦手。かなり酒癖が悪く、少量の酒で前後不覚に陥る。 本人は無自覚だが整った容姿の美人。人間関係の問題や怪しまれることを回避するために、妻役を探していたロイド(黄昏)と偽装結婚しアーニャの義母となる。黄昏の工作で戸籍上は1年前にロイドと入籍したことにしている。 接客(殺害)の後始末に慣れているため掃除は得意だが、それ以外の家事は苦手。特に料理は壊滅的で、手料理を食べた者は悶絶する。そのため、フォージャー家の食事は基本的にロイドが担当する。後にカミラに料理特訓を請い、昔ユーリとよく食べていた母親の自慢料理と同じ味のシチューは作れるようになり、ロイドとアーニャからも好評。 “被検体007” アーニャ・フォージャー(Anya Forger) 声 - 種﨑敦美 他人の心が読める超能力者の少女。推定4、5歳だが、イーデン校の入学条件を満たすため6歳を自称する。 ある組織の実験体「被検体007」として生み出されたが、「お勉強」ばかりの生活に嫌気が差して逃亡。以後は自ら「アーニャ」と名乗り、能力を隠しながら施設や里親を転々とした。任務で養子を探しに孤児院を訪れた黄昏の素性に興味を抱き、彼の養女となる。ヨルを含め対外的にはロイドの実子(死去した前妻との子)という設定。 テレパシー能力を持ち、他人の思考の映像や心の声を見聞きできる。動物に対しても有効で、ボンドの未来予知ビジョンを視る事が出来る。ただし、能力のオンオフは本人にもできず、絶え間なく他人の思考が流れ込む人ごみが苦手。また、新月の日には能力が使えなくなる。 正規教育を受けたことがないため勉強が苦手。言葉遣いもたどたどしく、ロイドを「ちち」、ヨルを「はは」と呼ぶ。字の読み書きすらおぼつかなかったが、定期試験では自力で赤点を回避する。 家族の秘密を能力を通して漠然と知り、家族生活を楽しむために知らないふりを通そうとしているものの、裏稼業に対する理解が甘いこともあり度々ボロを出しかける。一方で密かにロイドやヨルの裏稼業のフォローや手助けをする事もある。好物はピーナッツで、スパイアニメ『SPYWARS』を毎週欠かさず視聴する。趣味はスパイごっこで、「ひみつそしき〈ぴーつー〉」を立ち上げ、ぬいぐるみを用いることもある。 “プロジェクト〈アップル〉の被検体” ボンド・フォージャー 未来予知能力を持つ犬。フォージャー家のペット。名前は『SPYWARS』の主人公・ボンドマンよりアーニャが命名。 アーニャを背に乗せたまま走行できる大型犬。プロジェクト〈アップル〉によって生み出され、長い間実験動物として扱われた。犬種は不定だが、作者はグレート・ピレニーズを参考に描いているという。 排外主義学生グループの爆破テロに使われそうになったところでフォージャー家と出会い、アーニャとのコンビでテロ阻止に陰ながら尽力する。事件後は他の実験体の犬たち共々WISEに引き取られそうになるが、アーニャの懇願でフォージャー家の一員となる。 見えた未来の光景は絶対不変ではなく、行動によってある程度干渉できる。ただし、犬であるため内容への理解は浅く、見たものを他人に伝えることもできない。アーニャだけは読心で同じ光景を見ることができるが、彼女の知識の範疇での解釈に留まる。
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