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【P-2】(ぴーつー)

Lockheed P-2"Neptune(ネプチューン)"
ロッキード社1940年代開発した対潜哨戒機
第二次世界大戦時使用されていたPV-1ハープーン」/PV-2「ベンチュラ哨戒爆撃機後継として1943年から開発され1945年試作機初飛行1947年からアメリカ海軍で運用開始された。

機体ライト社製のR-3350エンジン搭載する中型クラス双発機であったが、補助推進機関としてターボジェットエンジン2基を搭載している。
乗員は7名で、武装には魚雷2発または爆雷12発のほか、防御用に12.7mm機銃装備した
その後完成した生産型では主翼下にロケット弾搭載できるハードポイント追加されている。

第二次大戦中就役には間に合わなかったが、朝鮮戦争ベトナム戦争など1950年代以降アジア地域での争乱では当機の能力存分に発揮し米海軍だけでなく西側諸国対潜哨戒機として多数配備されることになった
日本でもP2V-7が川崎航空機によってノックダウン生産およびライセンス生産されたほか、改良型であるP-2J生産され1994年まで運用された。

後継機であるP-3導入により、1980年代には各国軍から順次退役したが、払い下げられ機体一部は現在も少数機が消防機として使用されている。

関連潜水艦

スペックデータ

乗員7名/12名(P-2J
全長27.94m/29.30m(P-2J
全高8.94m
全幅31.65m/30.90m(P-2J
主翼面積92.9㎡
自重22,600kg/19,400kg(P-2J
離陸重量
標準/最大
34,000kg/36,240kg
エンジンP-2:
ライト R-3350-32W 空冷式複列星形18気筒×2
ウエスティングハウス J34-WE-36 ターボジェット×2基(補助用)

P-2J
GE T64-IHI-10ターボプロップ出力3,060shp)×2
IHI J3-IHI-7D ターボジェット推力1,550kg)×2基(補助用)
速度
最大/巡航
586km/h / 333km/h
594km/h / 360km/h(P-2J
実用上昇限度6,827m/9,144m(P-2J
航続距離4,070km/5,000km(P-2J
兵装背面銃座に12.7mm機銃×2
胴体爆弾倉最大3,600kgまでの兵装搭載可能。
航空対潜魚雷×2発または対潜爆雷×12
主翼下に無誘導ロケット弾×8発

P-2J
爆弾倉にMk.44ホーミング魚雷×4発または対潜爆雷×16
主翼下に127mm無誘導ロケット弾×8発

派生型(カッコ内は生産機数および改称後名称)

川崎航空機でのライセンス生産型




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