フォンターナ公爵家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/06 23:59 UTC 版)
「きゅーきゅーキュート!」の記事における「フォンターナ公爵家」の解説
魔界の有力な貴族であり、667人の子供(全て娘)がいる。母親は複数いる模様。12巻までに名前の判明している姉妹はキュートを含めて28人。能力の強弱は概ね生まれの順に反比例しているらしく、特に生まれ順が一桁ともなるとそれ以外の姉妹では全く太刀打ちできない。 スキュース フォンターナ家の長女で「魔界の至宝」と呼ばれている高い魔力を保有し姉妹達から畏れられている。その武勇伝は枚挙に暇がないほどである。一見冷酷非情で放任主義のようだが、妹たち、特にキュートのことは気にかけている。魔界でも珍しい始祖竜のシィちゃんをペットに飼っている。 カカ フォンターナ家の次女。「獲鳳縛麒(かくほうばっき)」と呼ばれている。5巻より登場。長身の鋭利な印象の女性で、赤いスーツを着用する。いついかなる時でも暴力的で、その頭突きは妹たちから能力以上に恐れられている。ある目的のために人間界へやって来た。意外に感動屋らしく、「フラン○ースの犬」の最終回を観て大泣きしていた。 スキュースを「ボス姉」と呼ぶことがある。 リイザ曰く両手足の指では足りないほどのエピソードの中に失恋関係の話もあるらしい(本人にとっても嫌な思い出らしく言い出したリイザに頭突きを合計2発かましていた)。 リイザ フォンターナ家の三女。「静謐なる禍」と呼ばれている。普段は姉妹たちをまとめているようだが、キュートに怒られると泣き出して周りの木を枯らしたり、建物にひびを入れたりと困った一面も持つ。さらに高じると自分に石化の術式をかけて石になってしまうこともある(2日ほどで自然に元に戻るらしい)。過保護なほどにキュートを溺愛しており、(彼女の考える)間違った道へ進むのを止めようと策を巡らすこともしばしばである。ちなみに、どうやら他人によいしょされるのに弱いらしい。料理の知識と経験の豊富さは姉妹の中でもトップクラスだが誰も食べることができない。理由は、無意識に放出される大量の魔力が料理に練りこまれてしまうらしく食べた瞬間に皆気絶してしまうため。(被害者の中には一桁台の姉妹達やハンサム、キュートも含まれている)。 15年前、当時2歳のキュートに命を救われたことがある。 ゴルゴンゾラ & パルメザン フォンターナ家の67女と68女の双子の姉妹。容姿・服装とも全く同じで違いは金髪と銀髪の違いのみ。イタズラ好きで他人をトラブルに巻き込む困った性格である。なお、キュートは「性格がすごく悪いのがゴルゴンゾラ、とても悪いのがパルメザン」であるとコメントしている。自称「ゴルパルツインズ」。人間界(主としてニッポン国)のサブカルチャーに中途半端に詳しい(額に「肉」と落書きするところを「内」と間違えるなど)。カカに「フランダ○スの犬」のDVDを「ニッポン国では一家に一枚はある必需DVD」と言って渡したりもした。 姉妹の中でもおそらくトップクラスの享楽主義者だが、本人たちとしては悪意でやっているわけではなく、さり気なくヒントをくれることも度々である。そのため、百香だけは彼女たちに好意を持っている。 第1巻以来の準レギュラーだが、6巻と9巻と10巻には登場しない。 ネクロ フォンターナ家の38女。高い鼻の金髪の女性。持って生まれた美貌にも外見にも頓着しない。好きなことに没頭すると周囲が気にならない研究者肌(オタク?)な性格。物づくりが好きで封印庭(アーク)を作っている。しゃべり方は関西弁風で、一人称は「うち」。アンダーレゾン学院の封印庭学科の講師に就任する。掛けている眼鏡は効力最優先のためかなんかダサい。 ペットの屠竜犬パティは百香にも懐いている。ゴルパルからは勝手に「愛国無政府丸」と呼ばれる。 7巻で初めて口絵にイラストが描かれたが、作中で金髪とされているにも関わらずキュートやスキュースと同じような白銀の髪に描かれてしまっている。 デモティ 7女。「壊砦破城(かいさいはじょう)」と呼ばれている。8巻から登場。壊れた噴水の様に逆立った金髪。言葉遣いは割合に普通だが、かなりの武闘派のようで、父親の配置した強力な守護獣と素手で壮絶な殴り合い(というより一方的な攻撃)を演じた(父に恋路を邪魔された腹いせらしい)。 テンペランス 9女。「万虐無道(ばんぎゃくむどう)」と呼ばれている。11巻から登場。ヘルメットのような黒髪、瞼が半分程落ちたとろんとした目、服装は黒いゴスロリ服と手には先端に兎のヌイグルミが付いた杖を持っている。一人称は「某(それがし)」、性格は大人しく物静かだが時々スイッチが入るとおかしくなるらしく軽くて暴言程度、しっかり入ると大変なことになるらしい。11巻で起きる騒動の元凶、いたずら好きでスタイルは仕込んだ後は経過を眺めるだけらしい。 ティカ 12女。1巻に他4人と共に登場。外見はワイルドな女戦士風だが、実際は(理刀いわく)「どつき漫才シスターズ」。 ルルディ 27女。4巻に登場。リイザに招待されていた姉妹のうちの最年長者。酒好きらしい。アンダーレゾン学院の魔導書学科の講師もしている。 フィー 290女。2巻に登場。キュートいわく、仕切り屋でお調子者。レゾン学院の≪星影祭≫の司会進行を(おそらく勝手に)務める。 シザー、ケイティ、ジェラ 1巻に登場。酔うと地獄を運んでくるという、通称「デリヘル(デリバリー・ヘル)シスターズ」と呼ばれる7人。生まれ順、残り4人の名前は不明。 フェリシエ、キリカ、アイス、キーラ、メア、ココナ、サヴァー 2巻に登場。プールに出現した100人近くのうち、キュートが名前を呼んだ7人。詳細は不明。 マグナ、ホライズン、ロコ、ピア、アース 12巻にリンリンの言葉の中で出た、フォンターナ家の4、5、6、8、10女。 それぞれの異名は「真種(しんしゅ)」「神魔具有(しんまぐゆう)」「極炎の酔歩(ごくえんのすいほ)」「漸滅の詠姫(ぜんめつのうたひめ)」「烈なる皇神(すめがみ)」。 刃哭(はな) スイートの母親で、キュートにも慕われている。外見は20代半ばで、娘と同様クマ耳を持つ。スイートによれば短い尻尾がある(スイートには無い)。温厚な性格だが娘には厳しいところもある。魔界の闘技場で闘っていたという経歴を持ち、「紫の牙」の異名を持つ。様々な知識にも通暁している様子。 ハンサム・フォンターナ 8巻より登場。魔界の大公爵であり、キュート達の父親。外見はすらりと背の高い銀髪の紳士で、20代後半か、30代前半にしか見えない。娘達を溺愛しており、娘が誰かとつき合おうとすると相手の男の「品定め」をして、結局はぶち壊しにしてしまう。 娘達からは密かに「恋路破潰者(クラッシャー)」と呼ばれ恐れられている。当人も薄々気がついてはいたが、カカに面と向かって言われてかなりショックを受けていた。アルア・クレイロード 中性的な美少年。突然、レゾン学院の普通科に1日限定で留学してきた。瞳の色は碧で、通常は魔族が魔力を使っている時に見られる現象だが、生来のものであると主張。 実はハンサムの変装した姿(スイートは匂いで気づいた)。 毒舌丸(どくぜつまる) キュートのボディガードをしている、長身で眼鏡をかけた怜悧な印象の女性。名前の通り、ジョークが通じない性格。10分先の未来を見ることができる。体術や暗器術にも秀でており、とても強い。「疾風」の異名で呼ばれることもある。パソコンが苦手だが、懸命に入門書を読んでマスターしようとするなど努力家の一面もある。常に黒のスーツを着用し、水着(デザインは大胆なビキニ)も潔いほどの黒。 恋愛経験は一度だけあるらしい。
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