パナソニックのテレビブランドの変遷
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 14:39 UTC 版)
パナソニックのテレビブランドの変遷(パナソニックのテレビブランドのへんせん)では、パナソニック(旧:松下電器産業を含む)で発売された全てのテレビブランドを示す。パナソニック(ナショナル)のテレビブランドの変遷は以下である。
注釈
- ^ TH20-B28VRなどが該当する。
- ^ また、TH21-H55GR(α2000・21型の前期モデル)をベースとした「α2000」の姉妹機種ともいえる「デジタルテレビ1(TH21-H500GR)」も存在した。なお、「デジタルテレビ1」は、21型(TH21-H500GR)のみのラインナップであり、ベースとなったTH21-H55GR(α2000・21型の前期モデル)とは異なり、オフタイマーが省略されるなど、α2000シリーズとの差別化がある程度図られていた。ただし、「デジタルテレビ1」は、商品名に「デジタル」を名乗るものの、この当時のテレビ放送はアナログだったので、チューナーも地上波アナログ専用だった。なお、「2000」は当時のパソコンの標準的な解像度である640×200ドットにおいて、8×8ドットの文字を2000文字(80字×25行)表示できることに由来している。
- ^ 「αTUBE」には、アナログチューナー標準装備のTH28-DM01Xも存在した。
- ^ 「α2000X」には、21型だけでなく、以前の「α2000」には存在しなかった24型(TH24-F88GR)が存在したとともに、19型(TH19-L88VR)も存在した一方で、28型、17型、15型は存在しなかった。
- ^ 「αジュニア2000」発売当初は21型(TH21-H7VR)と19型(TH19-L7VR)のほかに、マイナーチェンジ以前(αジュニア時代)には存在しなかった28型(TH28-D7VR)もラインナップされた。また、マイナーチェンジ以前(αジュニア時代)から存在しなかった24型は「αジュニア2000」末期にTH24-F8VRとして、28型の後期モデル(TH28-D8VR)登場とあわせて発売された。なお、「αジュニア2000」には、17型と15型がラインナップされなかったことから、17型と15型に限り、マイナーチェンジ以前の「αジュニア」が引き続き発売されていたが、17型は後継機種を発表しないまま姿を消した一方で、15型モデルは「鮮やかコンパクト(TH15-B1)」が実質的な後継機種となった。
- ^ うち、21型の機種については、1986年に「αサラウンド」が発売される以前にも、サラウンド回路と外部スピーカー端子(サラウンドスピーカー端子)を搭載した機種として、「サラウンドTV(TH21-H12VR)」が1985年に発売された。「サラウンドTV」は、1984年ごろに発表されたAV調テレビ(TH21-H11VR、TH19-L11VR)の姉妹機種ともいうべきモデルであり、1986年のAV調テレビ(TH21-H11VR、TH19-L11VR)の生産終了後はもとより、「αサラウンド」発売後も、しばらく併売されていた。
- ^ 29型は「αサラウンド28(TH28-D30AV、TH28-D20AV)」の後継機種と捉えられる。
- ^ TH26-A1などが該当する。
- ^ TH21-A1などが該当する。
- ^ TH19-A1などが該当する。
- ^ のちに追加された「αArt」の姉妹機種ともいえる「Woody Saloon(ウッディーサルーン)」(TH29-K1、TH26-K1など)も含む。
- ^ 特に、「αArt」の姉妹機種ともいえる「Woody Saloon」は、本体全体が木目調デザインを採用していた。
- ^ 「鮮やか大画面」の登場以降、21型と19型にも「αジュニア2000(TH21-H7VR、TH19-L7VR)」の実質的な後継機種ともいえる「鮮やかコンパクト」という廉価機種が存在していた。この「鮮やかコンパクト」は、「鮮やか大画面」の姉妹シリーズであり、特に21型(TH21-B3まで)と19型の機種については、奥行きが39cm台と、当社がかつて発売していた14型カラーテレビ(TH14-N20など)の奥行き(約40cm)をも下回るコンパクトさから「うす型」ともいわれていた。さらに、こちらの「鮮やかコンパクト」には15型も存在し、15型の場合は「αジュニア(TH15-M1VR)」の後継機種ともとらえられる。
- ^ 特に、21型(TH21-AV1など)は奥行きが40cm未満だったことから、当社がかつて発売していた14型カラーテレビ(TH14-N20など)の奥行き(約40cm)をも下回るコンパクトさから「うす型」ともいわれていた。また、イクスの姉妹機種かつ廉価版といわれていた「AV21 SURROUND」(TH21-AL1など)も奥行きが40cm未満だったことから、「うす型」ともいわれていた。
- ^ 「2SHOT画王」シリーズのTH-29VTS25/25VTS30にも「ブリッジ接続」を採用。日本ビクター(現・JVCケンウッド)のTV「MEGA」シリーズの一部機種にもブリッジ接続が採用されていたが、そちらはビデオ入力2端子がブリッジ接続で、前後両端子共に映像入力はコンポジットのみ(ブリッジ接続とは無関係のビデオ入力1端子のみS映像入力搭載)。
- ^ なおこれと似たケースとして、1990年代後半〜2000年代前半にかけて発売されていたモノラルタイプのアナログTVには「前面優先型AV入力」を採用していた機種があり、ビデオ入力自体は1系統のみだが入力端子は前後両方に装備されていた。この場合は常に前面端子に接続されたケーブルからの信号入力が優先されるので、後面入力端子に接続した機器の映像を視聴したい場合は前面端子のケーブルを外す。またブリッジ接続機能は無く、前面および後面端子に入力された信号はもう一方の端子(前面あるいは後面)からは直接出力されない(モニター出力端子も非搭載)。ほかにも、1983年以降に発売されたスクエア(TH21-H8VRなど)を含む「クリスタルウッディ」(TH20-B48VRなど)も、ビデオ入力自体は1系統のみだが入力端子は前後両方に装備されていたものの、ブリッジ接続機能はなかった。
- ^ 地デジ化された現代ではチャンネル設定がより簡素化され、「居住地の郵便番号を入力」するだけで当該地区の地デジチャンネルを(「初期スキャン」または「再スキャン」する形で)自動設定。放送のない・及び電波の弱い(一定レベル未満の)チャンネルは初期設定段階で自動的に飛ばされ、映りが悪いチャンネルの手動微調整は不要となっている(「チャンネル数字書き換え」は廃止され「地デジチャンネルポジション手動入れ替え」と「外部入力画面表示書き換え」のみ。放送がない空きチャンネルのリモコンボタンを押すと「このボタンにチャンネルは設定されていません」とエラー表示されノイズ画面は出ない。デジタル放送ではアンテナを送信所方向へ正しく向けていれば、アナログ時代にありがちだった「あるチャンネルだけ映りが悪い」現象が起こらない。また居住地域で地デジチャンネルが新規開局した場合は「地デジの送信状況が変わった」旨が放送メールにて自動通知され、それに従って「再スキャン」すれば登録完了となる。但し地上波民放テレビ新規開局は「1999年4月1日のとちぎテレビ開局」を以て終息しており、地デジ化後は地上波民放テレビが1局も新規開局していない)。さらにアナログ時代になかった機能として「お好み選局」ボタンを新設。初期設定で登録された地上・BS・110度CSの各チャンネルポジションが各局ロゴにて一覧表示され、見たいチャンネルを瞬時に選べるようになっている(手動でのポジション入れ替え・登録削除・新規登録も可。局ロゴが変更された場合もデジタル放送からのダウンロードにより自動で書き換えられるので、手動による設定変更は不要)。
- ^ サラウンドは地上・BSアナログ放送画面ではステレオ放送時「ムービー」・「ミュージック」、モノラル放送時「モノラル」の各サラウンドメニューを表示(サラウンドレベルは各カテゴリごとに個別記憶)。ステレオ放送時はモノラルサラウンドが、逆にモノラル放送時は「ムービー」・「ミュージック」両サラウンドがそれぞれ表示されない(外部入力画面時は「モノラル」・「ムービー」・「ミュージック」全サラウンドメニューを表示)。「ヨコヅナ」以降のシリーズはステレオサラウンドメニューが「ワイドサラウンド」に一本化され、地デジ・BSデジタル搭載機「ビエラ」は「アドバンストサラウンド」へと変わっている(アナログTV放送終了と共に「モノラルサラウンド」メニューは廃止)。
- ^ ビエラリンク搭載機種の場合、「音声をシアター(AVアンプ)から出す」に設定すると本体イヤホン端子より音声が出力されないので、イヤホンで音声を聴きたい場合は「音声をテレビから出す」に設定する。
- ^ 2003年から製造開始された「ビエラ」では、D端子とHDMI端子に入力された信号は「音声のみアナログに変換してモニター出力」する方式を採用している。
- ^ 「ビエラ」ではモニター出力停止の対象とする入力端子が(ビデオ1のみならず)搭載系統全てに拡大されている。
- ^ 「画王」シリーズまではWOWOWデコーダー入力のAV端子が「BS拡張入力」とされ他(デコーダー以外)のAV機器は繋げなかった。
- ^ 登場当初のラックシアターにはアナログオーディオ入力端子が搭載されていたが、SC-HTX730/530以降はアナログオーディオ入力端子が廃止され、ビエラ・ディーガとはHDMIと光デジタルケーブルでしか繋げなくなっている(ディーガは2019年以降製造の4Kチューナー内蔵機種より光デジタル出力端子を全廃し、ホームシアターとはHDMI接続のみ可)。なお「ヨコヅナ」シリーズが生産されていた1994年~1998年には、ワイドブラウン管テレビを設置可能なアンプ・スピーカー付きテレビ台「TY-SAV100/200」と、カラオケが可能なアンプ・スピーカー・再生速度切替&録音機能搭載Wカセットデッキ・マイク&ヘッドホン端子付きテレビ台「DY-KS350」が生産されていた(モニター出力またはアナログオーディオ端子非搭載機種とは組み合わせ不可)。
- ^ アナログAV出力端子はS1映像出力を含めて2系統搭載しており、従来型(アナログチューナーのみ搭載)のTV受像機と録画機の両方にAVケーブルとS映像ケーブルをつなげるようになっている(本機に付属のAVケーブルは1本のみなので・アナログTVと録画機の両方につなぐ場合、どちらか一方のAVケーブルは市販品を別途用意する。チューナーの予約内容を赤外線リモコン信号に変換して録画機へ転送する「Irシステム」を搭載しており、付属Irシステムケーブル設置と録画機メーカー設定が必要。S映像とD映像ケーブルは別売りで、どの種類の映像ケーブルでつないでも従来型アナログ放送と同等の標準画質による録画となる。ただしチューナーはシングルのため、録画実行中は「チャンネルロック」機能が動作しチャンネル変更不可)。D1またはD2端子につないだ場合は「D端子出画設定」を初期設定「D4」から切り替えないと画面が乱れるため、付属AVケーブルをD入力以外の「ビデオ入力端子」につないでD端子出画設定を「D1またはD2」に変更。D1またはD2画面が正常に映った場合はAVケーブルを外し、D端子とアナログ音声ケーブルのみの接続へ切り替えて設定変更完了となる。加えて「TVアスペクト(縦横)比設定」と「S端子設定」項目もあり、画面モード切替機能がない従来型4:3TV受像機の旧機種につないだ場合は設定を「ノーマル」に切り替え、上下に黒帯が入る「レターボックス画面」になるようにする(コンポジット映像ケーブルで従来型4:3TV受像機の旧機種・特に従来型球面ブラウン管機種につないだ場合は画面の左右端が切れて映る場合あり。接続相手のTV受像機がモノラルの場合は市販のモノラル - ステレオ変換AVケーブルを別途用意する。なおRF接続機能は非搭載のため、AV端子のない旧型TV受像機との組み合わせは不可)。リモコンは1993年以降製造のパナソニックテレビを操作する場合、初期設定「松下・パナソニック新1」のままで変更不要。1992年以前製造のナショナル・パナソニックテレビを操作する場合は「松下・旧」モードへ変更する必要がある。
出典
パナカラー(PanaColor)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:22 UTC 版)
「パナソニックのテレビブランドの変遷」の記事における「パナカラー(PanaColor)」の解説
1968年発売。同社ではカラーテレビの発売は早かったが、ブランド名を使用し大々的にアピールされるようになったのはこの年からである。初代パナカラーは「嵯峨」のイメージを引き継ぐ重厚なデザインを採用し、チャンネル選択時の調整補助機能として「マジックライン」(緑の線で細くなる状態になれば良好な受信状態となる)が搭載され、それをPRするために「マジックおじさん」(ラジオ・テレビCMでの声は藤村有弘、テレビCMでのアニメーション製作は東映動画(当時) が担当。決め台詞である「ドント・フォルゲット」は流行語にもなった)というキャラクターが作られた。当時のキャッチコピーは「美しい自然色のパナカラー」。発売当初は真空管とトランジスタが併用されていたが、半年後には真空管を1本も使わず、当時としてはまだ珍しかったIC回路とトランジスタを併用したことで消費電力を抑え、前述の「マジックライン」とボタンを押すだけで自動的に色彩調整を可能とする「オートマジック」が搭載された「黄金回路パナカラー」が発売された。 1970年代に入りカラーテレビが一般化すると「パナカラー」は同社製カラーテレビ全般の総合名称として使用されるようになり、カタログの表紙や広告に記載されるのみとなった。また、多くの派生ブランドも登場している(後述)。 1970年代前半は、ブラウン管の技術方式である「エバートロン」をカラーテレビのブランド名としても使用していた。 1980年代に入ると、広告では当時最大級の26型ブラウン管モデルと、36/40インチのリアプロジェクションテレビ「BIG**」(**は画面サイズ)を「ビッグパナカラー」と総称していた。また、江夏豊(当時、日本ハム)をCMに起用した「ワールドシリーズ」モデルがあった。
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