デビュー - 二十代とは? わかりやすく解説

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デビュー - 二十代(1970年代中期)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 14:18 UTC 版)

遠藤賢司」の記事における「デビュー - 二十代(1970年代中期)」の解説

茨城県勝田市現在のひたちなか市)に生まれ県内各地転々として育つ。茨城県立太田第一高等学校卒業後に上京東京浪人生活を送る中で聴いたFENから流れてくるボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」に触発され明治学院大学進学後に自身も歌とギター始め1960年代後半のフォークシーンで頭角を現すうになる高田渡南正人らと東京でアマチュアシンガーとして交流1968年8月京都山崎宝寺開催された「第3回フォークキャンプ」に初め参加し高石ともや五つの赤い風船加川良ザ・フォーク・クルセダーズ関西フォーク人々知り合う。「君がほしい」「ほんとだよ」「外はだよ」を歌う。フォークキャンプきっかけとなり、同年東京高石音楽事務所所属1969年1970年1971年三度行われた中津川フォークジャンボリー出演。この時期ライブ音源はライブコンピレーションアルバム『黎明期ライヴ』(1989年発表)などに収録されている。また、ジャックス岡林信康コンサートゲスト出演するなど、日本のロック/フォーク歴史に名を残すアーティストらとの交流も、この時期からすで始まっている。特にはっぴいえんどは、その前身であるヴァレンタイン・ブルー時代から遠藤バック務めている。 1969年シングル「ほんとだよ/眠ってる」で東芝EMI内のエキスプレスレーベル(当時)よりレコードデビュー。「ほんとだよ」の編曲木田高介。この曲は、ケルト音楽におけるリュート音色生ギターと、雅楽アプローチフルート、クラシック的アプローチチェロフィーチャーして録音された曲。「眠ってる」はシタール西岡たかしタブラ加藤和彦参加し、さらに早川義夫が鈴を鳴らしている。 1970年1stアルバム『niyago』でURCからアルバムデビューバックはっぴいえんど細野晴臣鈴木茂松本隆らが参加している。「ほんとだよ」「眠っている、NIYAGO」はシングルとは別バージョン。「夜汽車ブルース」は晩年ライブにおいても最重要レパートリーのひとつとなっている。 1971年ポリドールから2ndアルバム満足できるかな』を発表前作引き続きバック担当するのは細野晴臣鈴木茂松本隆である。本作収録曲の「カレーライス」がヒットしたまた、本作にはこの他にもタイトル曲の「満足できるかな」をはじめ、「待ちすぎた僕はとても疲れてしまった」、「寝図美よこれが太平洋だ」、「ミルクティー」など、のちのライブでも演奏される機会の多い楽曲多く収められている。また、NHK放映ドラマ佐々木昭一郎演出)『さすらい』に出演しの降る中、無人日比谷野外音楽堂で「カレーライス」を歌う姿を披露している。このドラマには友川かずき出演している。 1972年、「カレーライス」がシングルカットされる。10万ヒット。これはアルバムとは別バージョンで、武川雅寛バイオリン参加している。同年3rdアルバム嘆きウクレレ』を発表細野晴臣鈴木茂林立夫松任谷正隆後藤次利乱魔堂洪栄龍頭脳警察トシ石塚俊明)らが参加ジャケット画はうらたのぶこによる。と僕と君」(バック後藤松任谷は、小坂忠バック務めていたフォージョーハーフである)、「Hello Goodby」(バック細野鈴木実質的にキャラメル・ママであり、この曲がキャラメル・ママとしての最初の録音ということになる)、トシコンガ参加した「プンプンプン」、そしてベートーヴェン第九に独自の詞をつけアコースティックギター弾き語りカヴァーした「歓喜の歌」(よろこびのうた)などを収録。「歓喜の歌」は2004年Bank Bandによってカバーされている。 1973年ライブ・アルバム歓喜の歌 遠藤賢司リサイタル』を発表同年4月30日東京共立講堂行われたライブ収録。このライブにはキャラメル・ママ細野晴臣鈴木茂松任谷正隆林立夫をはじめ、駒澤裕城武川雅寛井上陽水ギター)らが参加している。ライブタイトルにもなった「歓喜の歌」や「カレーライス」をはじめ、「待ちすぎた僕はとても疲れてしまった」、「ミルクティー」、「Hello Goodby」などを収録1974年アルバムKENJI』を発表洪栄龍中心とするシューティングスター高中正義深町純ティン・パン・アレーリズムセクションである細野晴臣林立夫山内哲、星勝らが参加ジャケット画は横尾忠則よる。先行シングル曲踊ろよベイビー」などを収録自身宇宙観テーマにしたコンセプト・アルバムである。ちなみに本作収録の「けんちゃん宇宙旅行」をのちに曽我部恵一は「サイケ決定版」と評している。 1975年ベスト・アルバムSilver Star BEST OF KENJI ENDO』を発表。さらに同年CBS・ソニー移籍しアルバムHARD FOLK KENJI』を発表。主にバック務めるのは平野融平野肇、前作続き洪栄龍スラッピージョー参加。さらに、高中正義村上秀一土屋昌巳斉藤ノブ松任谷正隆吉川忠英矢野誠矢野顕子など多数ミュージシャン参加先行シングル曲「遠い汽笛」などを収録CBS・ソニーからのリリース本作のみとなり、これ以後数年間はライブ中心活動となる。1976年デビュー直後太田裕美コンサートゲスト出演もしている。 1970年代ライヴは、春一番コンサート、ホーボーズコンサートなどの音源多数残されている。また、他のミュージシャンレコーディングにも参加しており、休みの国高田渡あがた森魚かまやつひろしなどの作品でも、彼の演奏や歌を聴くことができる。 また、カレー好きが高じて1974年には渋谷道玄坂カレー店『ワルツ』を開店する1977年渋谷明治通り沿いの地下移転1980年閉店)。ライブ映画上映会なども定期的に行う。ライス三角錐型に盛った「ピラミッドカレー」が名物だった。また、「ラブラブカレー」はライス部分ハートの形をしたものだった。

※この「デビュー - 二十代(1970年代中期)」の解説は、「遠藤賢司」の解説の一部です。
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