デビュー - クラシック二冠とは? わかりやすく解説

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デビュー - クラシック二冠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 01:37 UTC 版)

コダマ (競走馬)」の記事における「デビュー - クラシック二冠」の解説

1959年9月20日京都開催新馬戦デビュー栗田勝鞍上に、先行策から直線で鞭を使われることなく2馬身半差で勝利したこの内容を見た武田は、伊藤五郎息子・英夫と協議し翌年春の日ダービー見据えたローテーション企画した。2戦目の宝塚3ステークス追われることなく、同じブッフラー産駒ヘリオス以下に5馬身差で勝利シーズン最後出走となった関西3歳王者戦・阪神3歳ステークスでは圧倒的な1番人気に推されると、先行2番手から直線で他馬を突き放し、2馬身差で優勝した当年3戦3勝の成績挙げたが、最優秀3歳牡馬には関東朝日盃3歳ステークスを含む4戦4勝の成績挙げたマツカゼオーが選出された。 休養の後、春のクラシック戦線備えて東上し3月19日オープン競走復帰栗田正月競馬落馬骨折していたことから、鞍上にはコダマ預けていた中村広の兄で、武田親しかった中村一雄弟子である渡辺正人迎えた。この競走も2馬身差で逃げ切ると、続くスプリングステークス連勝を6まで伸ばしていたマツカゼオーと対戦初め2番人気落ちたが、最下位沈んだマツカゼオーを尻目に4馬身差で逃げ切り名実共にクラシックに向けて本命馬となった4月17日迎えた三冠初戦皐月賞では雨後重馬場のなか向正面先頭に立つと、そのままマツカゼオーに6馬身差をつけて優勝果たした。なお、騎乗した渡辺前々年のタイセイホープ、前年ウイルディールに続く、史上初の皐月賞同一クラシック競走三連覇達成した5月29日日本ダービー向けてコダマ人気は一層の高まり見せ1951年10無敗のまま死んだトキノミノル再来とも謳われ日ごろ競馬見ない人々にまでその名が伝えられた。しかし人気の高まりとは裏腹にコダマ5月10日調教中に蹄鉄外れ左前脚の不安のために予定していた前哨戦使えず3日調教を休むなど順調さを欠いていた。ダービー直前最終調教では左前脚の蹄鉄が再び外れ伊藤五郎ありとあらゆる神社に願をかけ、大阪から東京競馬場応援赴く英夫に対しては験を担いで第一こだまの、一号車の一番前乗るように」と命じたという。 日本ダービー当日は約7万人観客集まり、4億円以上を売上げいずれも新記録大幅に更新したこうしたなか、コダマ怪我から復帰した栗田を背に、単勝オッズ1.9倍の1番人気に支持された。レースでは道中3番手を進むと、最後直線先頭立ったヤマニンモアーを楽に交わし1馬3/4差を付けて優勝無敗でのクラシック二冠トキノミノル以来9年ぶり2頭目、また当時東西所属馬の勢力東高西低とされていたなか、関西馬ダービー優勝ボストニアン以来7年ぶりの出来事であった。しかし快挙遂げたコダマ対し武田競走後の手記で次のような言葉を残した。 「今後コダマかけられるファン期待大きい。実質名声相応しければ問題はないが、ややもすればマスコミ通じて名声実質上まわる。そしてもし、実質名声にこたえ得なければその罪は関係者に負わされる。私はそれを恐れる」

※この「デビュー - クラシック二冠」の解説は、「コダマ (競走馬)」の解説の一部です。
「デビュー - クラシック二冠」を含む「コダマ (競走馬)」の記事については、「コダマ (競走馬)」の概要を参照ください。

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