フーシェ【Joseph Fouché】
ジョゼフ・フーシェ
ジョゼフ・フーシェ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 14:08 UTC 版)
「栄光のナポレオン-エロイカ」の記事における「ジョゼフ・フーシェ」の解説
総裁政府・統領政府の警務大臣。バブーフのクーデターを裏で扇動し、成功すれば後援者として政治の舞台に返り咲くつもりだったが、失敗しそうだとわかりバラスに密告して我が身の安泰を図った。ナポレオンの終身統領就任に異議をはさみ、一時更迭されるが、その後、ナポレオンに取り入って、警務大臣の地位を回復する。フランス一の情報収集力を誇る。権力が誰の手にあるのか察知するのに敏感で政権交代の際にはうまくたちまわって、権力のある側につく。恐怖政治時代は最も権力のあったジャコバン派の急進派の指導者となり、討伐軍の司令官としてリヨンでおこった反革命暴動を徹底的に弾圧した。それにより、単なる手駒と看做していたカトリーヌの復讐の対象となっていた。
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