元老会 (げんろうかい、フランス語 : Conseil des Anciens 、元老院 とも)は、フランス革命 後期の1795年8月22日から1799年11月9日まで、すなわち総裁政府 期のフランスの立法府 のうち上院 にあたる議会である。
概要 元老会は第一共和政 下の二院制議会の上院にあたり、250人から構成され[1] 、下院 にあたる五百人会 が提出した法案について賛否を議決した[2] 。議員は40歳以上の者に限られ[3] 、毎年3分の1が改選された[4] 。元老会に法案提出権はなかったが[5] 、元老会の否決した法案を1年以内に再提出することはできなかった[6] 。
元老会は立法府としての役割を果たす一方、執行権 を分担する5人の総裁は五百人会の提出した名簿から元老会が選任した[7] 。
脚注 ^ 共和暦3年憲法 本文82条 ^ 共和暦3年憲法本文86条 ^ 共和暦3年憲法本文83条 ^ 共和暦3年憲法本文53条 ^ 共和暦3年憲法本文76条 ^ 共和暦3年憲法本文99条 ^ 共和暦3年憲法本文133条
主要事件
1788年 屋根瓦の日 (1788年6月7日) ヴィジーユ会議(英語版 ) (1788年7月21日) 1789年 1790年 1791年 1792年 1793年 1794年 1795年 1797年 1799年
1792年 1793年 1794年 ヴィレ=アン=コシの戦い (en ) (1794年4月24日) ブルの戦い (en ) (1794年4月30日-5月1日) トゥルネーの戦い (en ) (1794年5月22日) フルーリュスの戦い (en ) (1794年6月26日) ふくろう党の反乱 (en ) トゥールコワンの戦い (en ) (1794年5月18日) アルデンホーフェンの戦い (en ) (1794年10月2日) 1795年 1796年 ロナートの戦い (en ) (1796年8月3日-4日) カスティリオーネの戦い (1796年8月5日) タイニンゲンの戦い (en ) ネレスハイムの戦い (en ) (1796年8月11日) アンベルクの戦い (en ) (1796年8月24日) ヴュルツブルクの戦い (en ) (1796年9月3日) ロヴェレートの戦い (en ) (1796年9月4日) 第一次バッサーノの戦い (en ) (1796年9月8日) エメンディンゲンの戦い (en ) (1796年10月19日) シュリーンゲンの戦い (en ) (1796年10月26日) 第二次バッサーノの戦い (en ) (1796年11月6日) カッリアーノの戦い (en ) (1796年11月6日-7日) アルコレの戦い (1796年11月15日-17日) アイルランド遠征 (1796年12月) 1797年 1798年 エジプト遠征 (1798年-1801年) マニラ奇襲 (1798年1月) 1798年アイルランド反乱 (en ) (1798年5月23日-9月23日) 擬似戦争 (1798年-1800年) 農民戦争 (en ) (1798年10月12日-12月5日) 1799年 第二次対仏大同盟 (1798年-1802年) アッコ包囲戦 (1799年3月20日-5月21日) オストラッハの戦い (en ) (1799年3月20日-21日) シュトックアッハの戦い (en ) (1799年3月25日) マニャーノの戦い (en ) (1799年4月5日) カッサーノの戦い (en ) (1799年4月27日) 第一次チューリッヒの戦い (en ) (1799年6月4日-7日) トレッビアの戦い (en ) (1799年6月19日) ノーヴィの戦い (en ) (1799年8月15日) 第二次チューリッヒの戦い (en ) (1799年9月25日-26日) 1800年 1801年 リュネヴィルの和約 (1801年2月9日) フィレンツェ条約 (en ) (1801年3月18日) アルヘシラス湾の戦い (en ) (1801年7月8日) 1802年
軍事指揮官
フランス陸軍 フランス海軍対仏大同盟軍