シュプリームドール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 10:00 UTC 版)
「エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜」の記事における「シュプリームドール」の解説
「ドール・ワルツ・レクイエム」に登場する機動兵器であり、もう一つの世界からやってきた機動兵器。 エルフィーナ・ルインレーゼ ドクターツルギが開発製造したシュプリームドール。「ドール・ワルツ・レクイエム」では最高水準のスペックを誇る機体とされこちら側の世界でもネイバーに匹敵する性能を持つ上にネイバーと同じくクイーン種の撃破が可能。武装は白兵戦を主眼に置かれている。また、AIを持ち人間と会話することが可能。エイルン以外が搭乗しようとすると小さな島一つ程度なら消し飛ぶほどの爆弾が起爆する仕組みになっている。強化装甲ブースターユニット「ファラリカ」を装着することにより戦闘機形態になることができ、目標到達までの時間短縮をはかることが可能。実際の戦闘では人型形態になり敵と相対する。また、AIによる自律機動モードも存在しある程度の戦闘をこなすことが可能。劇中設定では月のコスモフィリアを使って作られたとされている。 補足:ルインレーゼ……ラインハルト神話に出てくる、戦と純潔を司る月の女神。純潔を保つべく、永遠に恋をすることが許されない運命にあるも、羊飼いの青年を恋してしまい、二人は恋に落ちる。ルインレーゼは羊飼いとの間に子を作りたかったが、終にそれは叶うことなかった。永遠の愛を誓ったルインレーゼは羊飼いの小指と自分の小指に神にも見えず、決して絶つことが出来ない赤い糸(ルインウィール)を結び、七度、生まれ変わろうと出会い、また結ばれることを約束する。そして神ではなく人間にもし生まれ変わることが出来たら、今度こそ羊飼いの子を産むことを誓う。 補足:ルインウィール……ラインハルト神話にでてくる純潔の女神「ルインレーゼ」の持つ赤い糸車のこと。七度、生まれ変わろうと結ばれた相手と出会い、結びつけるという運命の赤い糸。 フォーマルドレス(儀礼兵装) エルフィーナの通常形態。月の女神(ルインレーゼ)を象った、見た目は女性そのまま。ツバ広の帽子にパラソルスカートと、淑女のイメージを前面に出す。省電力モードの形態ではあるが、脚部にブースター系が集中しているため、この状態なら大気圏離脱が可能。この形態から、さまざまな戦闘形態に展開する。エルフィーナは設計概念に「兵器」ではなく「女性」を根幹に置くため、一見、余分な機構に思えるが、ツルギの設計思想の象徴とも言える形態。 コンバットドレス(高機動兵装) エルフィーナの戦闘形態で最も汎用性が高く基本の戦闘形態となっている。フォーマルドレスを変形させて、改めてお着替え(再換装)する。スカートのユニットが武器・ブースターに変形し、背部に装着される。また、フォーマルドレス以外の兵装は全てマスクを着用する。髪型は後ろにアップでまとめており、巨大なサングラスを装着する。拳に最大エネルギーを宿して叩き付ける「ルインレーゼ・クロス」が最大攻撃。 イージスドレス(専守迎撃兵装) 防御と遠距離砲撃を主眼に置いた兵装。半割れの仮面を装着する。八つの砲口からなる巨大ブラスター「ルインレーゼ・ベーゼ」が最大攻撃。 規格種別:SD(シュプリームドール) 機体型番:SD-E303S Height:17.2m Weight:54.7t カラーリング:真紅 ファラリカ:30.5m/ファラリカ・ドーター:24.1m ファラリカ:111.6t/ファラリカ・ドーター:85.2t 搭乗パイロット:エイルン=バザット <動力> 半永久エネルギー循環炉『ルイン・ウィール』 超高性能自家発電装置。究極のゴム動力。動いてれば勝手にエネルギーがたまる。最高速度で白兵戦をしたら7分でフルチャージ。胸部にある糸車のような形状のコアユニットから神経系のように全体に張り巡らされた赤い変電機構バイパス。主に運動エネルギーを、またそれから派生する衝撃エネルギー等を電力エネルギーに即時変換・即時供給する。(ガード時の衝撃エネルギーも含む) <基本兵装> 『アルティメットコンバット』 古今東西、あらゆる格闘技のモーションパターンが記憶されている。無手格闘こそ、エルフィーナの本領。死角も数も関係なく格闘戦を展開する。 ブラストブーメラン『ルイン・ハット』 ツバ広の帽子をブーメランとして投げつける。ツバ部分にブラストソードが仕込まれており斬撃の効果を持つ。自動的にエルフィーナの頭まで戻ってくる。 高出力ブラストソー『ルイン・カッター』×2 ハイヒールのカカトに装備。展開すると丸ノコギリにエネルギーが纏う。 簡易圧縮ブラストナックル『ルイン・ハンマー』×2 両拳にエネルギーを乗せて打撃力を向上させる。ルインレーゼ・クロスと違って、簡単に展開できるのが特徴。 可変式ブラストダガー『ルイン・セイバー』×2 肩部両脇に装着。通常はダガー形態だが、刀身を伸ばすことでレイピアに変えられる。「ダガーモード」と「レイピアモード」で使い分ける。 <コンバットドレス(高機動兵装)追加兵装> 高圧縮ムーンブラスト弾頭『ルインレーゼ・クロス』×2 ムーンシュルのエネルギーを拳に宿して叩きつける(必殺技)。対象を大気圏の外まで殴り飛ばす。ただこの兵装だと、最大出力で撃ってしまうと自壊してしまう為、出力を落として使用する。 ブラスト銃剣『ルイン・ブレス』×2 背部スラスターに収納。抜刀するように脇の下から引き抜く。銃身にはブラストソードが仕込まれており、斬撃効果が在る。エルフィーナが持つ唯一の射撃武器。(ガンブレード)ファラリカ時は、大容量コンデンサーが在るため高出力乱射ができるが、エルフィーナ時だと、単発発射しか出来なくなる。ただし、一発の威力は大きい。主従、揃って射撃が嫌いなので、サイドアームズ的な場合で使われることが多い。 <特殊機構> ムーンブラスト兵器…… 月生産の兵器技術。兵器名称は「ブラスト〜」と呼ばれる場合が多い。ムーンシェルと呼ばれる破壊エネルギーを生み出す鉱石を兵器転用した兵器群。エルフィーナの中には高純度のムーンシェルが、胸部に積まれた動力源「ルイン・ウィール」内と、両肩、計三基積まれている。ルイン・ウィールはエネルギー拘束に縛られないので、エルフィーナに積まれるブラスト兵器は無制限に使えると考えていい。 変質形状合金『ドリムビスチェ』 エルフィーナの装甲内部にある、性質そのものを変える硬軟自在の特殊合金。装甲の下にまず緩衝材として一層。二層目に人以上の動きを体現できるよう、人間の筋肉と同じ配列で、駆動系回路と骨格フレームに巻きつき、腕や足の機動を補助する。人以上に繊細な機動を可能にするだけでなく、攻撃や防御の際のインパクトの瞬間、金属を硬化させて威力や耐久度を増加させたり、機動中は逆に柔らかくして、動きを洗練化させたりする。 衝撃排出路『ブロンドテクト』 頭部から伸びる数百万本の拡散放熱材(一見、ロングヘアー)。機体内に溜まった熱エネルギーを始め、自機内を巡る様々な余剰エネルギーを数百万に分割し、機体外に排出する。白兵戦の際も、腕や足を通して自機に返ってくる反動エネルギーは、髪の毛先、外へ出す。(蹴ったり、殴ったりするたびに髪が金色に変わる)。 多目的武装変更『ドレスアタッチメント』 エルフィーナの最大の特徴。トランクケースを模した兵装に着替える(換装する)事で機体特性をガラリと変更できる。エルフィーナの場合、「換装=お着せ替え」という概念。
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