シュプリームコート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:09 UTC 版)
シュプリームコート(Supreme Court)はイギリス産のサラブレッド。第1回のKジョージ6世&Qエリザベスステークスをレコード勝ちした。種牡馬としても成功した。 Supreme Court 血統 ハリーオン系 性 牡 Precipitation1933 栗毛 イギリスまたはPersian Gulf Hurry On Marcovil 毛色 鹿毛 Tout Suite 生年 1948 Double Life Bachelor's Double 生産地 イギリス Saint Joan 生産者 Thomas Lilley Forecourt1943 鹿毛 イギリス Fair Trial Fairway 馬主 Vera Lilley Lady Juror 調教師 Evan Williams Overture Dastur 成績等 11戦5勝 Overmantle F-No.- 2〜5歳時11戦5勝 主な勝鞍 Kジョージ6世&Qエリザベスステークス、キングエドワード7世ステークス、ホーリスヒルステークス、チェスターヴェース 1942年の種付けシーズンに、シュプリームコートの母であるフォアコート(Forecourt)には、プレシピテーションとパーシャンガルフ(Persian Gulf)とが交配された。現在では繁殖牝馬に対して1シーズンに異なる種牡馬が交配されることは稀だが、当時はこうしたやり方は許容されていた。生まれてきた子の父馬がどちらであるかは様々な状況を合理的に考慮して決められており、シュプリームコートの場合は父がプレシピテーションであろうとされている。ただし公式な血統記録には「プレシピテーションまたはパーシャンガルフ(Presipitation or Persian Gulf)」のように記録されるし、リーディングサイヤーを決定する際の収得賞金には加算されない。本項では父馬がプレシピテーションであるとして説明する。 シュプリームコートは仔馬の時に2000ギニーで売りに出されたが、買い手がつかなかった。そこで生産者のトーマス・リリーは、シュプリームコートを妻のヴェラへ9回目の結婚記念日のプレゼントにすることにした。誰もシュプリームコートに期待していなかったのでクラシック登録も行わなかった。ニューマーケットのマーカス厩舎に預けられたが、アガ・カーンが持ち馬をマーカス厩舎に預けることになると、馬房をあけるためにシュプリームコートは追い出されてしまい、やむなくキングスクレアのイワン・ウィリアムスが預かることになった。
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