エネルギー等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:10 UTC 版)
「天元突破グレンラガン」の記事における「エネルギー等」の解説
螺旋力 全てを象徴しているエネルギーで、DNAの螺旋の中に持っている力。「進化する力」「宇宙と生命をつなぐ力」「気合」「恋」など、定義、原動力とされる概念は多く存在する。 これらは遠心加速度のように「気合」と「信念」で螺旋力を加速させ、コアドリルに込める事により無尽蔵の力を発揮するが、過度に使いすぎると疲労する。螺旋力の覚醒次第では、生命の創造まで可能である。その実態は人間の意志で引き出された銀河のエネルギーであり、二重螺旋の力とは別次元で繋がっている螺旋銀河の力を転送させたものである。劇中では主人公シモンがその力を最も強く顕現させ、銀河を生み出す程のエネルギー、最終的にはそれを更に超え宇宙すら生み出す次元にまで高めていった。 螺旋力は二重螺旋の遺伝子を持ち、進化の可能性を持つ(=有性生殖を行う)生物が有する「進化しようとする力」であり、それらの生物は螺旋生命と呼ばれる。地球上の多くの動物と獣人はロージェノムが創った生物であり、クローンによって繁殖する(=進化の可能性を持たない)ため螺旋力を持たない。なお「進化する力」といっても種の進化に限らず、個体や文明を進化させる力でもある。第2部と第3部の間で科学技術面で急激な進歩があったのはそのため。故にこうした進歩も「螺旋力の目覚め」と形容されることがある。 ロージェノムの言によると人の形こそが螺旋力を最大限に発揮させる形である。生物はより螺旋力を得られる形を求めて進化していくので、進化の果てに生物はいずれは人型に収斂する。本作においてロボットが人型なのもこの理由による。 螺旋の向きは右回転(時計回り)。また、劇中では緑色の光で表された(ロージェノムのみ赤)。劇場版『螺巌編』では更に青く燃える強大な力が登場している。 最終話ではグランゼボーマのインフィニティ・ビッグバン・ストームと同化したロージェノムを取り込み、緑色から第二層の『虹色』へと変貌、メーターを割り、コクピットに虹色の光が溢れかえった。 螺旋エンジン 螺旋力を動力源とし、搭載しているドリル状の駆動系により莫大なエネルギーを発生させるエンジン。乗り手の螺旋力をガンメンのエネルギーへと伝達している為、乗り手の螺旋力の強さに応じてをガンメンの戦闘力に反映させる。 エンジンの大きさに比例して莫大な螺旋力を必要としており、劇中最大のガンメンである超銀河ダイグレンを超銀河グレンラガンへ変形させるには銀河(小宇宙と同等のエネルギー量)が必要であった。その為、シモンが搭乗したグレンラガン、アークグレンラガンを超螺旋エンジン状へ変形させ、超銀河ダイグレンの超螺旋エンジンのパワーをチャージしていた。 スパイラル=ネメシス 螺旋族が螺旋力をより強力に使おうと進化し続けた結果、その螺旋エネルギーは内から一人一人の人間を食い破り更に進化し、最終的に宇宙最大の螺旋である銀河となる。それらの銀河は過剰化し互いに喰い潰し合い、最終的に宇宙全てを飲み込むブラックホールへとなり、宇宙そのものが無に帰ってしまうという現象。これを阻止する事が、アンチ=スパイラルが元は同族であった螺旋族を滅ぼし、自らの進化の可能性を永遠に封じ込めた理由である。
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