さとうの近親者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:25 UTC 版)
「ハッピーシュガーライフ」の記事における「さとうの近親者」の解説
飛騨 しょうこ(ひだ しょうこ) 声 - 洲崎綾 誕生日:5月4日、血液型:A型、身長:158センチメートル さとうの友人でバイト仲間。ハキハキとした物言いをする、面倒見の良い性格。良家の娘であることに窮屈さを感じ、さとうと一緒に男遊びに興じていた。さとうも気を許しており、しおとの生活に関して(大まかにではあるが)聞かされている。さとうと同じように男遊びをしながらも、「自分だけの王子様」を求めていた。 太陽の言動からさとうの素性に疑問を持つようになり、勇気を出してさとうの素性に向き合おうとするも、彼女の家に立ち寄ったときに彼女の叔母の異常な行動を目撃し、さとう自身にも目を背けてしまう。中途半端に関わり後悔しているところをあさひに叱咤され、尚もさとうと本当の意味での友人になるために向き合おうとしたが、さとうがしおと一緒にいるのを目撃したため、説得もむなしく彼女に殺害されてしまう。その際に一緒にいたところを撮ってあさひに送っていたため、さとうとしおが一緒にいることが彼の知るところになった。その後、国外へ逃亡する際に死を偽装しようとするさとうの策によって「1208号室」の火災で遺体を燃やされ、その火災後に焼死体で発見される。 前述の通り、さとうは最終的にしょうこを殺害してしまったが、作中にはしょうこに思い入れを抱いていたことをうかがわせる描写がある。 三星 太陽(みつぼし たいよう) 声 - 花江夏樹 誕生日:10月4日、血液型:O型、身長:175センチメートル さとうのバイト先「プリンセスインペリアル」で働いていた青年。家族は母親(声 - 中原麻衣)が登場している。さとうに好意を持ち、告白するが断られる。それがバイト先の店長にバレて監禁され、さとうに助けられるが、それ以来大人の女性を恐れるようになってしまう。その反動で偶然しおの捜索チラシを見つけた際、しおに救いを求めるようになり、しおと実際に出会ってその思いを確かにする。 しおに対する想いは「自分をピュアにしてくれた天使」で、大人の女性によって穢れた自分がきれいになっていくような気がするというものだが、しおの捜索チラシの匂いを嗅いだり、自宅の部屋にしおの捜索チラシを数枚持ち込んだりしており、さらにはそれを踏まれることを嫌がるなど、しょうこがドン引きをするほどの異常なものとなっている。その状態は話が進むごとに悪化しており、他の大人の女性によってトラウマが甦るとしおの捜索チラシに縋ろうとしたり、「しおのナイトになるのは自分だけ」と彼女を自分のものにしようと考えているかのような描写、あさひがしおを取り戻そうとしていることを知ると彼から彼女のものを取り返そうとしたり、罵倒したりする一面すら見られる。しょうこがさとうの家に向かおうとしていることを知って阻止しようと動いたこともあるが、その実態はしおに魅了される人(本人曰く「邪魔者」)をこれ以上増やすことを良しとしないという理由からであった。しかし、しおのことを除けば良識のある一面も見せており、本心ではまともな人間に戻りたいと思っている。 さとうがしおと一緒にいることを知る数少ない人物の一人であり、実際にさとうがしおを連れていくところを目撃している。しおに惹かれていることはさとうに見透かされており、しおに会わせることを条件にあさひを遠ざけるための協力をさせられることになる。最初は協力を拒否していたが、さとうからしおの靴下を渡されるとあっさりと陥落した。あさひには不信感を抱かれたものの、結果的に彼を遠ざけることには成功。しかし、しおに会わせるという約束は反故にされたまま、戻ってきたあさひにさとうの家の住所を得るように脅迫されることになるが、「あさひの命令を聞く必要がない」と考えてしおのネクタイを返すように詰め寄り、さらには罵倒した言葉によって逆上したあさひに金属バットで殴られ、その恐怖により逃亡。その後、しおに救いを求めるかのようにさとうの住むマンションへと訪れる。ある日、さとうの住むマンションの「305号室」にしおがいると思い込んで訪れ、さとうの叔母に遭遇して監禁されてしまうが、自力で脱出ししおと遭遇する。 穢れた自分を綺麗にしてもらおうとしおに助けを求めるが「私きれいなんかじゃないよ」と拒絶されてしまい、抜け殻のような状態になっていたところをさとうの叔母にみつかり避難させられる。事件後は、しおの捜索チラシをポケットに入れたまま精神が崩壊していた。 アニメ版でも助けを求めているが、直接会話することもなく置き去りにされる。事件後、しおがさとうと一緒に死んでしまったと思い込み、茫然自失で部屋に引きこもってしまう。 画家の男 さとうとしおが暮らすマンションの「1208号室」に元々住んでいた人物。天涯孤独な男性。さとうからは「お兄さん」と呼ばれていた。 仕事のために贋作を描いていたが、雨の日に感情の欠落したさとうに惹かれ、彼女をモデルに絵を描きたいと思うようになった。しかし、さとうがしおという心を満たす存在を連れてきたことで、さとうが感情を満たして「つまらない女」になると思い、邪魔なしおを殺害しようとしたが、その直後さとうにイーゼルで撲殺された。死ぬ間際、彼女を怒らせ殺害されたことを理解し、仕方がないと死を受け入れたが、唯一彼女の「怒った顔」を見られないまま死ぬことを悔いた。 死後、遺体はバラバラにされて3つの袋に分けられ、さとうしか入れない鍵付きの部屋に放置させられている。そのうち、1つの袋は後にさとうから北埋川の手に渡り、彼の手で処分されている。 北埋川 大地(きたうめかわ だいち) 声 - 石川界人 牧巣原高校の教師で、学年主任。担当教科は数学。既婚者で妻の静香(声 - 香里有佐)と娘のみのり(声 - 安齋由香里)がいるが、独身と偽っており、女子生徒からの人気が高い。現在の妻だけでは満たされず、たくさんの女性に愛し愛されたいという異常な性癖を持っており、さとうからはそれを「酔っているだけの自分」と否定されている。その後は、さとうが焦燥した表情を見て快感を覚えるという変態的な一面も見せている。 以前からさとうに目を付けていたが、彼女が本命を見つけたと聞くと、ストーカーまがいの行為を行っていた。しかし、防犯ブザーにより逃げられた形になった後、逆に彼女に尾行で家を特定されて追い詰められ、実際はマゾヒストの変態であると諭される。その後、彼女の愛のための協力をさせられることになり、遺体の入ったゴミ袋の処分をさせられたが、一方でさとうの家に電話がつながらないことに疑問を抱き、最終的にさとうの叔母が彼女に殺されたと推測。しょうこと帰宅するさとうを尾行しつつ警察に通報して秘密を探ろうとするが、本当は叔母が生きていたことを知り愕然とする。その後、一連の行動を見透かしていたさとうにこれ以上自身を嗅ぎまわるのをやめるように諭され、そのまま立ち去った。一連の事件の後、放火事件の共犯者として警察に逮捕された。 宮崎 すみれ(みやざき すみれ) 声 - 武田羅梨沙多胡 さとうのバイトの後輩。愛称は「すーちゃん」。さとうのことを慕っている。 自分のことを誰にも好きになってもらえない人間だと思っており、そのため憧れのさとうになるべく、バイト先も同じにし、鞄やアクセサリーといった彼女の持つものや化粧、メイクを真似るなどの逸脱した行動におよんでいる。それでも満足できず、さとうの家庭環境にも踏み入ろうとして、さとうに直接詰め寄るが、彼女に「ありのままでいい」と諭された後、一転して自分のことを探るのをやめるようにと怒りをぶつけられてしまう。嫌われたくない一心で「なんでも言うことを聞く」と泣きじゃくりながらさとうに謝罪し、そのままバイトにも来なくなってしまった。その後、さとうとしおの海外逃亡に手を貸す形となり、自身と妹のパスポートを彼女に手渡した。何も知らないままさとうとの再会を望んでいたが、彼女の死をニュースで知り愕然としていた。 「プリンセスインペリアル」の店長 声 - 小林沙苗 一見人当たりの良さそうな人物に見えるが、実際は自身の店を「自らの愛の王国」と称し、愛せない子はいらないと切り捨てる傲慢な性格で、さとうに告白した太陽に年上の女性へのトラウマを植え付けた張本人。 太陽と一緒にいたさとうに対しても自身よりも注目されることが気に入らず、自身の従者にあたる部下と共に職場いじめを行い、挙げ句の果てには給料を十分に支払わなかったことから、彼女の怒りを買う形になり、未成年に手を出したことや本性を暴かれ、自身が抱く愛についても全否定された。その後、事実が露呈して逮捕されたことが示唆されている。 但馬 みとり(たじま みとり) 声 - 長谷川育美 さとうやしょうこが働くメイド喫茶「キュア・ア・キュート」のバイトリーダー。さとうが何か抱えていることを察しつつ見守っているが、さとうの本性を知らずにいた。 国塚 めい(くにづか めい)、朧木 れいか(おぼろき れいか) 声 - 篠原侑(国塚)、谷口夢奈(朧木) 上記2名は、アニメ版において名前が判明しているさとうの同級生。ツインテールの少女がめい、黒髪の少女がれいか。両名ともさとうの本性を知らずにおり、彼女との接点はあまりない。
※この「さとうの近親者」の解説は、「ハッピーシュガーライフ」の解説の一部です。
「さとうの近親者」を含む「ハッピーシュガーライフ」の記事については、「ハッピーシュガーライフ」の概要を参照ください。
- さとうの近親者のページへのリンク