お助け軍団
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「おぼっちゃまくんの登場人物一覧」の記事における「お助け軍団」の解説
御坊家に仕え、茶魔を手助けするための様々な特殊能力を持った人々の総称。準レギュラー化しているキャラから、1コマしか登場しないキャラまでいる。月給は一律100万円である。 通掛聞造(とおりがかり きくぞう) 声 - 小出和明 全宇宙の地理に詳しく予知能力を誇っているのではないかとされている。モデルは初代林家木久蔵。足の小指が茶魔と運命の糸でつながっているため、茶魔が迷子になるとどんな場所にも偶然通りがかり、道を教える。「御坊家のあの世の人に偶然通り掛かって800年」の通掛霊造(れいぞう)という先祖(霊魂)と、通掛聞未(きくみ)という子孫がいるが、皆そっくりな顔をしている。 怖賀リータ(こわが リータ) 声 - 鈴木清信 思い切り怖がることで怖さを払拭してくれるオカマ。普段は化粧をしているが、化粧を落としたり身内を前にすると男に戻る。「角刈(かくが)リータ」や「暑賀(あつが)リータ」など複数のいとこが登場する。それらのいとこが一斉に集まると集団ヒステリーに陥り、数日間は戻らない。亀光が母親に化けようとした際にメイクを担当している。妹は悪役プロレスラーで強面だが、兄には頭が上がらない。 シンパイダーマン 声 - 坂東尚樹 スパイダーマンのパロディ。高いところに登って心配し、スパイ活動も行う。 亀長老(かめちょうろう) 声 - 松尾銀三 御坊家で飼われている亀の長老。一万年も生きており、人間の言葉を話せる。 用事伝達(ようじ でんたつ) 声 - 西原久美子 どんな用事でも正確に伝える幼稚園児。一種の予知能力を持っており、用事を伝えるべき相手を絶対に間違えない能力を持つ(分身の術を使う忍者と戦った際、術に惑わされることなく本体に茶魔の手紙を届けたこともある。その手紙の内容も、「(分身を)見破ったぶぁい!」という伝達の能力を信用したもの)。一家は普段は御坊家の敷地内に住んでいるが、訓練で勘を冴えさせるために伝達には内緒でいつも住居を引っ越している。両親はそれぞれ六つ子で、父の名は一達(いったつ)、母の名は一子(いちこ)。各6人の中から本物の両親を当てるのも、人を探す訓練の一環になっている。 影茶魔編ではその能力を危険視した影茶魔により、茶魔と同じ流刑島に収監されるが、両手の全ての爪が剥がれてもなお抜け穴を掘り続けるなどの辛苦の末、柿野からの預かり物(ベルモン太)を届け茶魔の脱走を成功させた。アニメ版では足枷を外した茶魔と一緒に逃げる最中、看守たちにマシンガンで撃たれて重傷を負ったかと思われたが、転んで足を擦り剥いた軽傷という思わせぶりな態度を取っていた。 影茶魔(かげちゃま) 声 - 横山智佐 御坊家の影武者の一族の出身で茶魔の影武者。容貌はやや強面。運動神経や頭脳は茶魔を遥かに凌駕している。 茶魔にうんこの付いたパンツを交換させられ著しくプライドを傷つけられたことや、沙麻代に惚れたことをきっかけに反乱を起こし、茶魔を「反乱を起こした影茶魔」とすることに成功。茶魔に仮面を付けて「ちん仮面」とした状態で監獄の島に収監した。沙麻代以外の人間を見下すようになり、自分に逆らった伝達を流刑島に収監したり、びんぼっちゃまの態度が気にいらないという理由だけで配下に彼を集団リンチさせている。脱獄した茶魔との戦いでは圧倒しながらも、へー国道脱糞サイクロン(アニメ版ではウルトラサイクロンへー国道)を受けて敗北。自身の反乱が公になってしまうと一族から追放されそうになるが茶魔に許されたことで再び彼の影武者となる。 アニメオリジナル回の第162話ではモオに捕らわれた茶魔を救出すべく、伝達と共にモオのアジトに向かった。 アニメ版での声優が横山に決まった理由は、一時期、産休の神代の代役を務めた横山に対して、当時のスタッフが感謝の念を込めたものとされている。 身我割成高(みがわり なりたか) 茶魔の影武者で主に茶魔の代わりに暴力に耐えたりする。顔と体形は茶魔に一見似ているが、筋骨隆々で顔も厳つい。茶魔と共に教室内までについて来る時があるが、戦闘時には加戦しない。茶魔に代わって絶交仮面になった事もある。 名乗出升雄(なのりで ますお) 他人の罪をかぶって名乗り出て50年、じっと耐える人情の男。袋小路がニセモノのお助け軍団員に扮して御坊家に潜入した際、その悪事を全てかぶって「私が犯人です!」と名乗り出、その高潔な姿で袋小路を大いに改心させた。しかし、それ以後は性質を逆手に取ったギャグキャラとなり、名乗り出たために逆に茶魔が疑われたり、暴漢に名乗りを無視されて殴り倒されたりと、悲惨な扱いが続いた。 成桐満寿夫(なりきり ますお) 声 - 柳沢三千代 アニメ第84話「潜入指令!オーディションでこんばんワイン」(1991年1月12日放送)に登場。ものまねの名人である。お助け軍団オーディションに合格し、お助け軍団の一員になった。実はドクター・モオの部下で、茶魔に変装し、亀光を騙してこんばんワインを潜水艦でモオ達のいるハワイ沖まで運んだ。モオは「こんばんワイン爆弾」で、追ってきた茶魔たちの乗っている軍艦を狙うが、満寿夫に阻止され、怒ったモオは満寿夫を海に放り出してしまう。その後、満寿夫は軍艦に救出され、許してくれた亀光に「なんて容赦なく大きなお人なんだ」と心を打たれる。 いたらきんちゃん いたらきを配って50年。すっかり年老いてしまった。常に持ち続けているわけではなく、茶魔が食べたいと思っていた種類をきらしてしまった事もある。年齢のことを指摘すると誰であろうと激怒する。 マッサージ元帥 御坊家専属の老人マッサージ師。茶魔や亀光に呼ばれるとすぐに駆けつけマッサージをする。常にコーンパイプを銜えてサングラスをかけ、軍服と御坊家の亀の家紋の付いた元帥制帽を着用している。モデルは元GHQ最高司令官のダグラス・マッカーサー(マッカーサー元帥)。 ツノ自衛隊 茶魔のツノを外敵から防衛することを目的とする自衛隊。陸・海・空と存在し、それぞれが小型の戦車、潜水艦、戦闘機に搭乗している。合言葉は真珠湾攻撃の際の作戦成功打電「トラ・トラ・トラ」をもじった「ツノ・ツノ・ツノ!」。 宮本蚊鳥(みやもと かとり) 原作第43話に登場。居合抜きの達人。秋から春にかけて武者修行として全国を巡り、夏に御坊家に戻り、茶魔の周辺にたかる蚊を箸で捕える。一方で捕獲時の気合いの声は静かな夕涼みを好む茶魔にとっては厄介なものとなっている。モデルは宮本武蔵。 配達田夫妻(くばるたふさい) 御坊家の郵便物を管理している老夫婦。読者が投稿した茶魔語やお助け軍団を紹介するコーナーに初期の頃登場し、原作本編やアニメには登場していない。後に『コロコロコミック』誌上でお助け軍団の人気投票が行われた際は、作者の小林よしのりにも忘れ去られていた。 便ジョンソン(べんじょんそん) / ションベンソン 元陸上選手。原作での名前は便ジョンソン。アニメ版での名前はションベンソン。 世界新記録を達成しながらもドーピングを行ったことが判明したために信用が低下。100m走と国語のテストで2回もドーピングを行ったことで皆の怒りを買った茶魔と行動を共にし、茶魔を乗せて、皆から素早く逃げ回ったことから、逃げ足の便として、お助け軍団の一員となった。 アニメ版ではお助け軍団の一員にはならず、茶魔は和貴子の幻影に論されたことで頭を丸めたことにより、皆に許してもらった。
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