Nintendo Entertainment System
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生産終了後の動向
生産終了後の数年でレンタルビデオ店やガレージセール、フリーマーケット周辺に確立したコレクター市場でゲーム愛好家はNESを再評価した。エミュレーションの発達と併せて1990年代後半はNESにとって第二の黄金時代ともいうべきものだった。
エミュレーションへの興味の高まりと並行してNESのハードウェア改造ブームも勃興した。マニアたちはNESを完全に別の筐体に移し変えたり、部品取りや単に面白半分で解剖したりした。コントローラは改造の格好の対象で、パソコンとパラレルポートやUSBを介して接続できるように改造された。乾電池と液晶画面を加えて携帯ゲーム機に改造する者もいた。
また本機のコントローラのデザインはNESのシンボルとして認識されるようになった。任天堂は限定版ゲームボーイアドバンスSPや販売促進用商品といった欧米向けの商品に、NESコントローラのデザインを模したものを発売している。
2014年1月27日には任天堂が1990年のアメリカのゲーム大会用に116本のみ作った「Nintendo World Championships」がeBayに出品され、ラベルが破れていてシリアル番号が見えない状態にも拘らず300件を超える入札の末に99,902ドルで落札された[20]。
脚注
関連項目
外部リンク
[要出典]
- Open Directory - Games: Video Games: Console Platforms: Nintendo: NES(英語) - Open Directory Projectによるウェブディレクトリのカテゴリページ。
- Nintendo: The Good, The Bad, and The Ugly(英語)
- ClassicGaming.com’s Museum – Nintendo Entertainment System (NES) 1985-1995(英語) - 昔のゲームの博物館サイト。
- アメリカ特許庁 – console (#D294,020), cartridge (#D292,399)(英語)
- Nintendo Classic Mini(英語)
- NES Classic Edition (英語)
注釈
- ^ コレコは自社の家庭用ゲーム機(コレコビジョン)への『ドンキーコング』の移植については任天堂から正規ライセンスを取得していたが、パソコンへの移植については任天堂の許可を受けずに行なっていたため、このパソコン版『ドンキーコング』の発売は断念された(コレコビジョン移植版は発売)。
- ^ ファミコン互換機の一部は、日本で販売されている商品であってもコスト削減等のために海外向けを流用したことでコネクターがNES用の機種もあり、そうした機種ではファミコン用カセットをNESコネクターに変換するアダプターが標準添付されているケースもある。
- ^ つまりファミコンとは違い、マイク付きのIIコンは無い
- ^ 光線銃相当品
- ^ 米国では発売時の価格でNES-001の89.99ドルから49.99ドルへ値下げ。
出典
- ^ “Classic Systems—Nintendo Entertainment System” (http). 任天堂アメリカ法人. 2007年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年2月11日閲覧。
- ^ a b Liedholm, Marcus and Mattias. “The History of the Nintendo Entertainment System or Famicom” (http). Nintendo Land. 2009年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年2月12日閲覧。
- ^ 滝田誠一郎『ゲーム大国日本 神々の興亡』青春出版社、2000年、143-144頁。
- ^ 「任天堂「ファミコン」、海外へも意欲 米国用CESで発表 冬のCESでイメージ出品、夏には本格的な出荷」『ゲームマシン』第255号(アミューズメント通信社)、1985年3月1日、2面。
- ^ 「米国では9月発売 任天堂「ファミコン」、北米仕様「NES」で」『ゲームマシン』第265号(アミューズメント通信社)、1985年8月1日、2面。
- ^ 「"ファミコン"の米国版"NES" 全米で本格展開 米国任天堂がいよいよ9月から開始」『ゲームマシン』第291号(アミューズメント通信社)、1986年9月1日、1面。
- ^ Burnham, Van (2001) (英語). Supercade: A Visual History of the Videogame Age, 1971-1984. Cambridge, Massachusetts: MIT Press. pp. p. 375. ISBN 0-262-52420-1
- ^ a b “European information” (http). Nintendo Database. 2006年5月4日閲覧。[リンク切れ]
- ^ Nielsen, Martin (1997年). “The Nintendo Entertainment System (NES) FAQ v3.0A” (http). ClassicGaming.com's Museum. 2006年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年1月5日閲覧。
- ^ Hernandez, Christopher. “Nintendo NES / Famicom” (http). Dark Watcher's Console History. 2007年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年1月5日閲覧。
- ^ CIC (Nintendo)
- ^ Horton, Kevin. “The Infamous Lockout Chip” (http). BlueTech. 2005年1月5日閲覧。 [リンク切れ]
- ^ ニンテンドードリーム vol254. 徳間書店. p. 81
- ^ 「海外の話題」『ゲームマシン』第380号、1990年5月15日、19面。2023年4月15日閲覧。
- ^ a b 「スーパマリオブラザーズ」など30種類のゲームソフトを収録 GAME Watch 2016年7月15日
- ^ a b c d e Nintendo Entertainment System: NES Classic Edition - Official Site Nintendo
- ^ Nintendo Classic Mini Nintendo UK
- ^ 任天堂の新ハードは手乗りファミコン、マリオなど30本入りの『NES Classic Edition』を60ドルで11月発売, オリジナルの2019-11-20時点におけるアーカイブ。
- ^ 小型ファミコン“Nintendo Classic Mini”が発表!! ファミコンタイトル30種類を内蔵し、11月11日に発売【海外ニュース】 ファミ通.com 2016年7月15日
- ^ 任天堂の激レアファミコンゲーム、ネットオークションで約1000万円に ねとらぼ 2014年1月27日20時5分
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