1974年の日本
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できごと
1月
- 1月 - 日本短波放送(現日経ラジオ社)のBCL番組「ハロージーガム」放送開始、BCLブームが始まる。
- 1月6日 - テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』がフジテレビ系列で放映開始。
- 1月15日 - 長崎県高島町(現長崎市)の端島(軍艦島)が炭鉱閉鎖。以降4月末までに島民全員が島を離れ無人島に[書籍 1]。
- 1月16日 - テレビドラマ『寺内貫太郎一家』がTBS系列で放映開始[書籍 1]。
- 1月26日 - セキグチが「モンチッチ人形」を発売。
2月
- 2月1日 - 永谷園が「あさげ」を発売。
- 2月15日 - キヤノンが小型ビリングマシン「CANONAC(キヤノナック)100」を発売(4月10日には「500」も発売)。
- 2月21日 - 朝日新聞朝刊に掲載されていた長谷川町子の4コマ漫画『サザエさん』の連載が長谷川の病気により連載再開することなくこの日で終了。1946年に夕刊フクニチでの連載開始から約24年間の歴史に幕を下ろす。連載回数は通算6477回。
3月
- 3月1日 - 予土線の若井駅 - 江川崎駅間が開業。既存の宇和島線が予土線に改称される。
- 3月6日 - 新宿住友ビル竣工。
- 3月7日 - 福島県三島町の国道252号線で土砂崩れが発生しバスと乗用車を直撃。8名が死亡[書籍 2]。
- 3月10日 - フィリピン・ルバング島で小野田寛郎元少尉を発見[書籍 2][書籍 3]。
- 3月12日 - 小野田寛郎陸軍少尉、ルバング島から帰還[書籍 3][書籍 4]。
- 3月30日 - この日放送のTBS『8時だョ!全員集合』で、ザ・ドリフターズのリーダーいかりや長介が荒井注のドリフターズ脱退と志村けんのドリフターズ正式加入を発表。
- 3月31日 - 名古屋市電がこの日をもって全線廃止[書籍 5]。
4月
- 4月1日
- 4月6日 - 第46回選抜高校野球大会は兵庫・報徳学園高校が大会初優勝。しかし、同校よりも部員全11人ながら準優勝と健闘した徳島・池田高校が「さわやかイレブン」として脚光を浴びる[書籍 6]。
- 4月10日 - 姫路市営モノレールがこの日限りで休止(正式な廃止は1979年1月26日付)。
- 4月11日 - 東京・両国の日大講堂で行われたプロボクシング・WBC世界ライト級タイトルマッチで、挑戦者・ガッツ石松が王者・ロドルフォ・ゴンザレス(メキシコ)を8回KOで破り3度目の世界挑戦で王座獲得。
- 4月20日 - 東京国立博物館でモナ・リザ展開催(6月10日まで)[書籍 7][書籍 8]。
- 4月21日 - 中華民国当局が日本との航空路を断絶させる。
5月
- 5月 - 日本熱学工業、会社更生法を申請し倒産(11月棄却、1975年3月破産)。
- 5月3日 - 白泉社から少女漫画雑誌「花とゆめ」創刊。
- 5月9日 - 伊豆半島沖地震が発生[書籍 7][書籍 9]。30人が死亡、102人が負傷。
- 5月11日 - 東海道本線(現・JR神戸線)大阪駅~神戸駅間開業100周年。
- 5月15日 - セブン-イレブンが東京都江東区豊洲に第1号店を出店[書籍 10]。
- 5月28日 - カーペンターズが3度目の来日。3万人募集の武道館公演に38万通以上の応募ハガキが来る。
- 5月29日 - 大阪市営地下鉄谷町線の都島駅 - 東梅田駅間が開業。
6月
- 6月 - 2児拉致事件。
- 6月3日 - 林刃物が「アレックスシリーズ 洋はさみ」を発売。
- 6月12日 - 豊橋事件の被告人の無罪が決定。
- 6月16日 - 東海林さだおの4コマ漫画「アサッテ君」が毎日新聞朝刊で連載開始(2014年12月31日連載終了)。
- 6月26日 - 国土庁が設置される[書籍 3][書籍 11]。
7月
- 7月2日 - 7月4日まで、第一回日本人口会議が開催。「子どもは2人まで望ましい」という趣旨の大会宣言が採択される[書籍 12]。
- 7月4日 - 第53代横綱・琴櫻が引退を表明、年寄「白玉」を襲名(しかし10日後、当時の佐渡ヶ嶽親方が急逝したため佐渡ヶ嶽を襲名し部屋を継承)。
- 7月7日
- 7月8日 - 4日前の琴櫻に続き第52代横綱・北の富士も引退を表明、年寄「井筒」を襲名(3年後、当時の九重親方の死去に伴い九重を襲名)。この結果名古屋場所は輪島が“一人横綱”を務めることとなる。
- 7月10日 - 沖縄県の伊江島で米軍による日本人狙撃事件(伊江島事件)が起こる。
- 7月20日 - 国鉄湖西線山科駅 - 近江塩津駅間が開業。
- 7月22日 - 大阪市で行政区再編。東淀川区が東淀川区と淀川区、城東区が城東区と鶴見区、東住吉区が東住吉区と平野区、住吉区が住吉区と住之江区にそれぞれ分区、大阪市は1989年2月12日の区再編まで26区体制となる。
- 7月24日 - 北の湖が史上最年少(21歳2か月)で第55代横綱昇進。
8月
- 8月11日 - 山形空港の開港10周年記念のイベント「山形空港まつり」のアトラクションでスカイダイビング死亡事故が発生(山形空港まつりスカイダイビング墜落事故)[書籍 13]。
- 8月12日 - ダイハツ工業が同社初のSUV「タフト」を発売。
- 8月15日 - 津川雅彦長女誘拐事件(翌8月16日に誘拐犯が逮捕され、人質は保護された)[書籍 14]。
- 8月19日 - 第56回全国高校野球選手権大会は千葉・銚子商業高校が大会初優勝。
- 8月28日
- 8月29日 - 『ベルサイユのばら』が宝塚大劇場で初演を迎える(大ヒットになり、以後宝塚歌劇団の代表作の一つに)[書籍 15]。
- 8月30日 - 東京都千代田区丸の内の三菱重工業本社で時限爆弾爆発(三菱重工爆破事件)[書籍 7][書籍 15]。
- 8月末 - 熊本県の阿蘇山で1965年以来9年ぶりの噴火。
9月
10月
- 10月1日 - 東海道新幹線開業10周年。
- 10月5日 - テレビドラマ『傷だらけの天使』が日本テレビ系列で放映開始。
- 10月6日 - テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』第1作がよみうりテレビ・日本テレビ系で放映開始。
- 10月8日 - 佐藤栄作前首相にノーベル平和賞が贈られることが決定する[書籍 7][書籍 17]。
- 10月9日 - ロッテが阪急とのプレーオフを3連勝で制し、4年ぶり4度目のパ・リーグ優勝。
- 10月10日
- 10月12日 - 中日が巨人のV10を阻止し20年ぶりにセ・リーグ優勝。
- 10月14日 - 巨人の長嶋茂雄選手が後楽園球場の対中日ダブルヘッダーを最後に引退。引退セレモニーの際に長嶋が発した「我が巨人軍は永久に不滅です」は流行語になった[書籍 17]。
- 10月21日 - 豪雨により1972年7月13日から休止されていた東濃鉄道駄知線が正式に廃止。
- 10月23日 - 日本シリーズはロッテが中日を4勝2敗で下し毎日時代の1950年以来24年ぶり2度目の日本一。
- 10月30日 - 市原両親殺害事件。
- 10月31日 - 狭山事件控訴審判決[1]。
11月
- 11月1日
- 11月4日 - 本田技研工業が「シビックバン」を発売。
- 11月6日 - 猿払事件の最高裁判所大法廷判決[書籍 19]。
- 11月9日 - 東京湾でLPGタンカー第十雄洋丸とリベリア船籍の貨物船が衝突しタンカーが爆発炎上、両船舶の乗員33人が死亡[書籍 19]。タンカーは太平洋まで炎上したまま漂流、消火の術がないため海上自衛隊が魚雷や空爆などにより11月28日にようやく撃沈(第十雄洋丸事件)[書籍 20]。
- 11月11日 - いすゞ自動車が「ジェミニ」を発売。当初の車名は「ベレット・ジェミニ」。
- 11月17日
- 別府3億円保険金殺人事件が発生[書籍 19]。
- 山形交通の鉄道路線である三山線と高畠線がこの日限りで廃止。
- 11月18日 - フォード米大統領が、現職の大統領として初めて来日[書籍 3][書籍 21]。
- 11月19日 - 大阪の朝日放送(ABC。現在の朝日放送テレビ)が東京放送(TBS。現在のTBSテレビ)系列から日本教育テレビ(NET。現在のテレビ朝日)系列に、毎日放送(MBS)がNET系列からTBS系列にそれぞれ1975年3月31日付でネットチェンジすることを4社間で基本合意。
- 11月21日 - 巨人の川上哲治監督が勇退し、後任に現役を引退したばかりの長嶋茂雄選手が就任(背番号3は永久欠番に)。
- 11月26日
12月
- 12月1日 - テレビ西日本の本社・演奏所が開局以来本社を置いていた北九州市八幡東区から福岡市南区に移転(1996年8月に福岡市早良区へ再移転)。
- 12月2日
- ジャイアント馬場が、アジア人初となるNWA世界ヘビー級王座を獲得。
- エースコックが「焼きそばバンバン」を発売。
- 12月9日 - 田中内閣総辞職。三木武夫内閣発足[書籍 3][書籍 23]。
- 12月15日 - ハイセイコーが、この日の有馬記念を最後に引退。
- 12月18日 - 三菱石油水島製油所で原油流出事故発生。大規模な海洋汚染を引き起こす[書籍 7][書籍 24]。
- 12月24日 - 近江兄弟社が会社更生法の適用を申請して倒産、同社が日本国内向けに製造販売していたメンソレータムのライセンスもアメリカのメンソレータム社に返上。
注釈
- ^ 日本弁護士連合会 第62回人権擁護大会シンポジウム 第3分科会基調報告書 えん罪被害救済へ向けて 今こそ再審法の改正を 日本弁護士連合会 2019年10月3日 81-84頁。 (PDF)
出典
- ^ “劇的だった椎名裁定 「飄逸とした仕事師」椎名悦三郎(6)”. 日本経済新聞. (2012年9月9日) 2021年3月15日閲覧。
- ^ a b 昭和二万日15、p.187
- ^ a b 昭和二万日15、p.192
- ^ a b c d e f g 総合年表2、p.690
- ^ 昭和二万日15、p.197
- ^ a b 昭和二万日15、p.198
- ^ 昭和二万日15、p.199
- ^ a b c d e 総合年表2、p.691
- ^ 昭和二万日15、p.202-203
- ^ 昭和二万日15、p.206
- ^ 昭和二万日15、p.207
- ^ 昭和二万日15、p.214
- ^ a b 昭和二万日15、p.216
- ^ 昭和二万日15、p.220
- ^ 昭和二万日15、p.223
- ^ a b c d e 昭和二万日15、p.224
- ^ 昭和二万日15、p.224-225
- ^ a b c 昭和二万日15、p.234-235
- ^ 昭和二万日15、p.236-237
- ^ a b c 昭和二万日15、p.238
- ^ 昭和二万日15、p.241
- ^ 昭和二万日15、p.240-241
- ^ 昭和二万日15、p.240
- ^ 昭和二万日15、p.242
- ^ 昭和二万日15、p.246-247
- ^ マイホーム流失 多摩川堤防決壊 - NHKアーカイブス
- ^ “芸人顔検索プロフィール 千原兄弟”. 吉本興業. 2020年10月31日閲覧。
- ^ "バースデーぽいぽい". A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン. 文化放送. 2 July 2011. 2020年11月4日閲覧。
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