オンラインゲーム 家庭用ゲーム機でのオンラインゲーム

オンラインゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 05:35 UTC 版)

家庭用ゲーム機でのオンラインゲーム

従来のオンラインゲームは基本的にPCゲームとして製作されているが、ハードの高機能化にともない家庭用ゲーム(コンシューマーゲーム)機向けオンラインゲームも作られるようになってきた。

XBAND

1994年にアメリカのカタパルト社によって、SNES(スーパーファミコン)、セガジェネシス(メガドライブ)の電話回線による通信対戦サービス『XBAND』が開始され、これがコンシューマーにおけるオンライン対戦サービスの元祖となる(それ以前にも、個別のゲームソフトで通信対戦をサポートしていたものは存在した)。日本でもニフティサーブを運営していた日商岩井が米カタパルト社と提携してカタパルト・エンタテインメントを設立して1996年4月にスーパーファミコン、同年7月にセガサターンでのサービスを開始したが、1997年9月にカタパルト・エンタテインメントがXBANDより撤退。セガサターン版のみをセガが運営を引き継ぐことになった(1999年7月にサービス終了)。

セガ

ハードメーカーがオンラインゲームを推進したのはセガが最初である。メガドライブ用のゲームダウンロードサービス『ゲーム図書館』やセガサターンでの「セガサターンネットワークス」(XBANDや、インターネット接続などのサービス)[15]において通信サービスのノウハウを収集したセガは自社のゲーム機ドリームキャストにアナログモデムを標準搭載し、プロバイダに入っていない年少の購入者向けにインターネットプロバイダ「イサオネット」を設立して連携、Webブラウザを無料配布したり、オンラインゲーム以外でもネットに接続することで追加データをダウンロードできる特典を付加することによってオンライン接続を積極的に推進するとともに、『ファンタシースターオンライン』などのオンラインゲームを展開した。

ソニー・コンピュータエンタテインメント

ソニー・コンピュータエンタテインメントPlayStation 2にオプションでPlayStation BB Unitを追加することでPlayStation BBというサービスを展開していた。以降の次世代機ではPlayStation Network (PSN) が標準装備として引き継がれている。また一部のゲーム(基本的にオンラインには非対応であるが、ネットワークアダプターのLAN回線による通信には対応するゲーム)では海外で開発されたXlink Kaiというツールを使ってオンラインゲームを楽しむユーザーもいる。

マイクロソフト

マイクロソフトXboxイーサネット端子を標準搭載しており、インターネットプロトコルの上に独自のクローズネットワークを構成する形式のXbox Liveシステムを展開している。これはXbox Liveのアカウントを作成(かつては月額、または年額での固定料金が必要だった)すれば、基本的なオンライン対戦などのサービスが共通で受けられるもの。フレンドリストによる対戦プレイヤーの管理(ゲーム中から登録したプレイヤーがいま何のゲームをプレイしているかなどを確認し、今プレイしているゲームに招待するといった機能)を実現した。このシステムは2005年11月に販売が開始されたXbox 360にも継承されている。Xbox LiveはWindowsでも対応し、一部のゲームタイトルではXbox 360とパソコンとでサーバーを共用し、相互の同時プレイが可能である。次世代機Xbox Oneにも対応した。

任天堂

任天堂はファミコンディスクシステムのディスクをゲーム店にあるオンライン端末に入れることで全国のプレイヤー間のハイスコアランキングを行う『ディスクファクス』や、オンラインで旧ハードのゲームを販売する『ニンテンドウパワー』、年を追うごとに、衛星放送の電波を通じてゲームを配信する『サテラビュー』、NINTENDO6464DDでインターネットに接続する『ランドネット』、ゲームボーイカラーゲームボーイアドバンス携帯電話を繋いでデータ通信を行う『モバイルシステムGB』といったサービスを展開していったがいずれも商業的には成功せずNINTENDO64の次世代機であるニンテンドーゲームキューブでは『ファンタシースターオンライン』など、一部のソフトでネットワークを使用するに留まった。 しかしながら、ブロードバンドインターネット接続の急速な普及によりこれらの問題は解決できたとして、2005年11月から、「カンタン・あんしん・無料」をモットーとしたニンテンドーDSの無線LAN機能を活用するニンテンドーWi-Fiコネクションを開始した。これは家庭内の無線LANでの接続に加え、ゲーム販売店など約1000箇所に設置された専用のアクセスポイントFREESPOTから任天堂のゲームについては課金を行わないことで手軽にオンラインゲームを楽しんでもらえるとしている。ニンテンドーWi-Fiコネクションは後に発売されたWiiにも対応している。ニンテンドーWi-Fiコネクションに最初に対応したソフト『おいでよ どうぶつの森』は500万本以上の大ヒットとなった。以降の次世代機ではニンテンドーネットワークとして引き継がれている。




  1. ^ a b c オンラインゲームとは - IT用語辞典”. 2014年4月3日閲覧。
  2. ^ a b オンラインゲームとは - コトバンク”. 2014年4月3日閲覧。
  3. ^ 概ねサーバ処理を介さず、WWWコンテンツベース+管理者裁量による進行で行われるものは、特に「プレイバイウェブ」と呼ばれる。
  4. ^ a b 【島国大和】ゲームはいずれ全部オンラインゲームになる”. 2014年4月3日閲覧。
  5. ^ a b c d 知識ベース S3群 脳・知能・人間8編 コラボレーションシステム6章 コミュニティ”. 電子情報通信学会. pp. 8-9. 2020年4月28日閲覧。
  6. ^ 成功している「課金ゲーム」を見れば、本当の世界市場が分かる”. 2014年4月3日閲覧。
  7. ^ ネイティブアプリケーション とは - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
  8. ^ 米国政府、PCゲームLeague of Legendsをプロスポーツと認定。外国人選手にアスリートビザを発行”. 2013年9月12日閲覧。
  9. ^ 米政府、韓国のゲーマーにプロアスリート用ビザを発行”. 2014年4月3日閲覧。
  10. ^ a b 子供のネット依存、治療に当たる久里浜医療センター院長が「生易しい問題ではない」と警告”. 日経BP (2013年7月25日). 2013年8月6日閲覧。
  11. ^ News:86時間連続ネットゲームで死亡?ネットカフェでゲーム6時間、香港男性が死亡を参照。
  12. ^ 「無料」のはずが高額請求、子どもに多いオンラインゲームのトラブル国民生活センター、2009年12月16日
  13. ^ 「KAROS Online」サービスに向けた“10年間の安全運営”を宣言”. 2014年4月3日閲覧。
  14. ^ オンラインゲーム「荒野行動」 大麻購入持ちかけ、犯罪続発 親密になれる特性悪用 毎日新聞 2019年12月31日
  15. ^ ネットワーク接続セット「セガサターンネットワークス」7月27日より発売開始


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