U-TIC機関
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「ゼノサーガ エピソードI[力への意志]」の記事における「U-TIC機関」の解説
ミルチア紛争、プロジェクトゾハルに深く関わっているとされる機関。謎が多い。司令官はマーグリス。
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U-TIC機関(オルムス)
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「ゼノサーガの登場人物一覧」の記事における「U-TIC機関(オルムス)」の解説
マーグリス 声 - 中田譲治 / 楠大典 U‐TIC機関総司令であり、オルムスの異端審問官長の一人。教皇ではなく、ハインラインに絶対の忠誠を誓っている。シオンとジンの祖父の下で剣術を師事していた過去を持ちジンとは深い因縁がある。額から目を突き抜け頬に走る傷は、エピソードII序盤のミルチア紛争の際に行われたジンとの対決による。 この対決の折、シオン達の祖父の門下であった頃のマーグリスはジンよりも剣の腕が上であったが師には認めてもらえずにいたことが語られた。この対決では剣での勝負に勝利したものの強さを求めるが故に力に固執している節があり、直後のエーテルによる一騎討ちではジンの機転によって敗れている。この後も幾度となく刃を交えるも決着はエピソードIIIまで持ち越しとなる。 エピソードIIIの最終章、惑星ミクタムにてE.S.によるジンとの一騎討ちに敗れるも戦いの素養の意味を知る。そして死の間際に己の手で自身に決着を着けるべく切腹、愛機は仁王立ちのまま機能を停止するという凄まじい最期を遂げた。乗機はE.S.レビ。 ペレグリー 声 - 原えりこ / 山崎和佳奈 オルムスの異端審問官の一人。U‐TIC機関及びオルムスの指揮を執りマーグリスを補佐している。かつてはジンの恋人だったらしい。乗機はE.S.イサカル。 アンドリュー・チェレンコフ 声 - 江川央生 / 伊井篤史(PV) 星団連邦軍海兵隊中佐兼U-TIC機関工作員。36歳。ケビン・ウィニコットが死亡することとなったKOS-MOSアーキタイプ暴走事件の引き金を引いた男でもある。 その正体は、ミルチア紛争へと繋がる事になるツォアル事変が起こった翌年に、戦争の道具として生み出されてしまった人造生命体である。他の仲間達の様に、破壊や殺戮を存在意義として生きる事に適応しきる事が出来ず、適応したり死んで逝った仲間達が羨ましいとさえ考えていた。戦争が終わって世界に取り残される形で生き延びてしまったアンドリューは、何とか普通の社会に適応しようとしたが、その先にあったのは、ある意味で戦場以上に冷酷な社会の仕打ちだった。 殺戮兵器としての自分自身を抑制する為に薬を服用し続けていたが、その衝動を抑えきることはできず殺人を犯してしまい、一度目の裁判を受けた後「第7種人格矯正処置」を受けて、自身の弁護をしてくれた弁護士の女性と結婚する。しかし彼女は、アンドリューの遺伝子に問題があるのを利用し「自分自身のクローン」を合法的に生み出し育てるのが目的で、自分たちの子供では駄目なのかと問いただすアンドリューに、彼女は結婚したのは「ボランティア」であり「核酸の分際で見苦しい」と口汚く罵る。その結果、アンドリューは自制が効かなくなり、彼女を殺害してしまう。その後、レアリエンと同様の一生命体として人権を剥奪され「第8種人格矯正処置」を受けるが、外出の許可を得た時に偶然にも亡き妻のクローンに出会い、彼女に「ごみ」呼ばわりされたショックで、またしても殺人を犯してしまう。 度重なる不幸による暴走で「第9種人格矯正処置」のサンプルとして拘留されるが、自分の存在を否定されたまま消されることを強く恐れ、暴走して留置場の職員や、その応援に現れた連警特殊部隊三個小隊隊員全てを次々と殺害。しかし、それを聞きつけ現れたマーグリスに軽くいなされ、「お前が存在しているその証を見せてくれ」と言ってもらったことで初めて他者から必要な存在と見てもらい、マーグリスの為だけに生きることを決意する。彼への忠誠の為ならば冷酷な行動も辞さないが、その本質は決して根っからの悪人ではなく、シオンの優しさに戸惑いを見せることもあった。 ヴォークリンデでのグノーシス襲撃以降もシオンたちと行動を共にしていたが、巨大グノーシスの胎内でグノーシス「ガーゴイル」と化し、シオンたちに襲い掛かる。最終的には倒され、アンドリューの心に呼応したシオンと邂逅。モノクロの海しかない空間で、自分の過去や、自分自身が世界の全てを拒絶していたこと、そして何も無い孤独な世界こそが自分の求めていたものだったことを語り、最後にやがてシオンもここに来ることになると言い、その生涯に幕を閉じる。 ゼノギアスに登場する重要人物カーラン・ラムサスのリデザインに当たる。精神のバランスが危うい、「ごみ」と罵倒される、恋人に利用されるなど共通する部分が多々あるが結末は異なる。 少佐 声 - 風間信彦 / 福原耕平 ヴォークリンデに搭乗していた連邦軍人だが、その正体はU-TIC機関工作員。顔に×の模様が入っている。「たるんどるぞ!」と事ある毎に部下を殴り飛ばしており、無茶苦茶な言い掛かりや「マシンと化して不眠不休で働け!」「腕立て伏せ一億回!」などの問題発言も多い。EPIIではナグルファル主砲で、I・IIではプロト・ドーラでシオンたちと戦う。本編に絡まないが、兄がいるという設定。 顔の模様やキャラクター設定が『ゼノギアス』の登場人物「ヴァンダーカム」に類似しており(ただし、『ゼノギアス』の方の模様は十字)、戦艦の巨砲で戦ったり、搭乗する機体が「ドーラ」という共通点がある。EPIの会話中に「ヴァンダーカム少佐」と言う人物名が一度出ており、用語集ではこの少佐と同一人物かは不明とされているが、ヴォークリンデを脱出したU-TIC機関の工作員に他に少佐の階級を持つ人物はいない。 『ゼノブレイド』でも「ヴァンダム」という名前や初登場時の部下とのやり取り、滅茶な懲罰、声優まで同じキャラクターが登場。また、彼が所属するコロニー9で彼の部下が民家にぶつけて動かなくなった自走砲の名前は「ドーラ」である。 リヒャルト 声 - 置鮎龍太郎 オルムス異端審問官の一人。外見は13〜14歳前後。乗機はE.S.ガド。二重人格に近い性格をしているが、これはかつて姉の死を目撃したことがきっかけである。レイピアの使い手。 ヘルマン 声 - 三木眞一郎 オルムス異端審問官の一人で棍の使い手。乗機はE.S.ヨセフ。劇中では語られていないが、かつて、星団連邦軍海兵隊に所属していた時はマシューズ軍曹が率いる部隊に配属されていた。彼の家系はリヒャルトの家の個人的家臣であり、彼自身も幼少のころからリヒャルトに忠誠を誓っている。その一方で海兵隊時代にマシューズから受けた恩を忘れてはおらず、ドラマCDでは計らずとも敵対関係になったことを知った際には彼の身を案じる言動もあった。リヒャルトと共に、ゲーム本編ではその姿を確認できないが、I・IIで容姿が明らかになった。マシューズが借金塗れになったそもそもの元凶だったりもする。 セラーズ 声 - 佐藤正治 U-TIC機関でヨアキムと共にゾハルの研究に参加していた。エピソードIIIではディミトリの元でオメガの調整を行っている。かつての同僚であるヨアキムを越えることに強い執念を燃やす。足に障害があるため、浮遊する椅子に常に座っている。この障害はミルチア紛争時の負傷によるもの。 教皇 声 - 大塚周夫 本名はセルギウス17世。移民船団の統治者で、オルムスの最高権力者。ゾハルへのアクセス能力を持つ。エピソードIIの実質的なラスボスであり、一度倒しても復活する(勝利画面を一度表示させると言うフェイントを行う)。更には復活後には背後のプロト・オメガを使って攻撃してくる。 I・IIでは生身の本人との戦闘からプロト・オメガとのE.S.バトルに変更された。 ハインライン ハイアムズ社代表であり、オルムスの枢機卿。誰も姿を見たことがなく、その正体は謎に包まれている。エピソードIII終盤で姿を現す。
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