6係の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:11 UTC 版)
「DEATHTOPIA」の記事における「6係の関係者」の解説
九重右弦(ここのえ うげん) 【性別:男 / 身長:178cm / スリーサイズ:B100cm(AAAカップ)】 物語開始当初は6係の責任者として登場。階級は係長(警部)。妻帯者。ボサボサの頭髪や眉毛、眼鏡、無精髭、喫煙、他人を見下す口調、巨乳好き(単行本第5巻巻末のおまけ漫画では、「おっぱいマスターK」という異名も持つ)など、『エデンの檻』の登場人物・九重右弦に酷似する特徴を持つ。 「チーター」の跋扈する社会を「ユートピア」ならぬ「デストピア」と評し、6係の面々を率いて「チーター」に対処しているが、彼らにとって「バケモノ」であるコウを自分たちにとってもその能力ゆえに異例な存在と見なしており、彼にそれらのことを説明した後は厳しく、時には冷酷に接していく。コウから携帯電話を没収して外部との連絡手段を絶つと、リッパーの犯行現場に残っていたコウの指紋を盾に彼を脅迫し、結衣たち3人による24時間監視下に置くだけにとどまらず、「ノイズ」の視認能力を持つコウの身体を警察直轄の病院に隅々まで検査させる、後輩の暁には彼の弱みにつけ込んでコウの個人情報を洗い直させるなど、非合法な行為も平然と行っている。しかし、冷酷無比というわけではなく、ひなたをユリエに拉致されたことに際してはコウへ素直に詫びており、規則違反に近い数々の個人的な支援、見舞いや労いを欠かさないなど、良い後見人ぶりも見せる。また、夏奈子のことを語る際や高橋の下着姿を見た際に鼻の下を伸ばすなど、結衣たち3人から呆れられるほど人間味のある一面も垣間見せている。そういった上司としての几帳面な人柄は深く信頼されており、後述の解任時には心配したコウと彼女たちが6係へ急行することとなった。 コウを24時間監視下に置いてからは彼に拳銃の使い方をはじめとした訓練を施す一方、コウのひき逃げ事故の関係者たちやそのきっかけとなったひったくり事件の関係者たちが皆行方不明となったこと、そしてコウの身体の検査結果が自分のもとへ降りてこないことに、庁内の知らない場所で大きな力が働いていると分析する。その後、暁から得たコウの個人情報の調査結果に興味を深め、彼を結衣たち3人のチームへ組み込ませ、その脅威を痛感しつつも対「チーター」戦力として行使していく。 対ピカソ戦では思案の末に彼の能力を看破した直後、保護プログラム下へ置かれて捜査から外されてしまうが、辞令も無しに係長を解任されて連行されたうえ、その後に正体がUDであることまでは看破できずに彼と会話した際の台詞からも、実際の理由はコウの過去について探り過ぎたためであることが示唆されている。保護プログラムを了承する代わり、ピカソの「見えない爆弾」の正体を6係へ伝えるように依頼した後、沖縄で「保護」されていることが瑞樹の台詞で明かされていたが、UDの死亡後には瑞樹の要請に応じて東京へ戻り、それに先んじて6係へスカウトしておいたひなたと共にコウや結衣たち3人との再会を果たすこととなった。その際には警察庁資料室に眠っていた科警研での秋人の記録映像を持参しており、「チーター」が未知のウイルスによる人間の新たな進化の形かもしれないことや、結衣の一神影流による斬首なら秋人を絶命させられるかもしれないことを語る。 教会では秋人の伏兵たちとの銃撃戦を展開する一方、首だけの状態で銃撃を受けてもなお再生しようと蠢く秋人を前に、同じく危機に陥った瑞樹と連絡を取り合うが、そこへ現れた璃子にナイフで重傷を負わされ、秋人の首を奪取される。その後は皆と共に脱出しており、焼け落ちていく教会を目の当たりにすることとなった。 最終決戦後には復帰した6係で指揮を執り、遅れて復帰したコウを皆と共に出動させている。 高橋あすか(たかはし あすか) 【性別:女 / スリーサイズ:B83cm(Cカップ)】 物語開始当初は北上総合病院でコウを担当する女性看護師として登場。暖色系のショートヘアに睫毛、シャープ寄りの輪郭など、『エデンの檻』の登場人物・高橋あすかに酷似する特徴を持つ。赤谷と同じく勝田の裏の顔やカレンの存在を知らないまま、コウを退院まで担当する。コウの入院中の夜、ナースコールに応じて彼を車椅子に乗せてトイレまで案内するが、単独での排尿を訴える羞恥心を察してコウのもとを離れた直後、カレンに失神させられる。カレンの顔を覚えていなかったため、警察による事情聴取の際には何も答えられなかったが、コウの抜糸の際にはそれまでと変わらない様子で付き添っていた。 対鈴音戦後には九重にスカウトされて6係の関係者となっており、6係専用医療ルームで勤務している。前述の経緯から結衣たち3人にも顔を覚えられていたため、治療中のコウの病室へ向かう彼女たちを出迎えた際には驚かれた。また、病室ではコウへのお詫びに自分の衣服を脱ぐと見せかけた舞夜の悪戯で看護服をまくり上げられ、目の前の彼や九重にパンティーはおろかブラジャーも見られるという目に遭っている。 八神葵(やがみ あおい) 早希の姉にして慎の婚約者。容姿は早希とよく似ており、後ろ髪も立たせているが、その量は彼女より多く長い。また、男口調やボクシングなどの要素も早希と同じく持っており、後述の理由から彼女へ影響したことがうかがえる。 学生時代に自動車事故で死亡した両親に代わって早希を大切に育てており、彼女から唯一の肉親かつ尊敬の対象として慕われていた。物語開始の2年前には慎との愛を育んで婚約に至るが、婚前旅行で同乗していたバスが川岸から転落し、死者13人、行方不明者5人もの被害者が出る事故に遭ったうえ、その際に共に負傷して昏倒した慎の目の前で、自分の名前を知る何者かに拉致される。そのことを知らない世間へは、行方不明者の1人として発表されている。 舞夜がUDを自分の仇敵と確信した際の台詞によれば、早希に利用価値があるうちは生かされているとのことだったが、UDの死亡後には彼のもとではなく秋人のもとで生きていたことが明かされた。早希や慎の知る当時とは違ってほぼ無表情となっており、慶東大学の研究棟から戻ってきた陽子に早希と会ったことを聞かされても、「関係ないから」と受け流している。 瑞樹の台詞によれば、秋人に対する役割はコウに対する結衣たち3人と同じく、秋人の能力を増加させるブースターに相当するという。また、陽子の台詞によれば、秋人のもとで生きていた理由は、彼の手が早希に及ばないように身代わりとなったためである模様。 教会では早希と交戦し、陽子の語った前述の理由に驚愕した早希をボディブローで失神させるが、脱出を経て6係に確保された後も秋人からは逃れられないとあきらめきっていたため、救出を経て目覚めていた早希に叱咤される。 最終決戦後には考えを改め、秋人の事件の証人も兼ねて6係に協力している。逃走中の「チーター」を有無を言わさずパンチの一撃で無力化させるほどの手腕を発揮するため、舞夜からは早希以上に高く評価されている。 九重夏奈子(ここのえ かなこ) 【性別:女 / スリーサイズ:B97cm(Iカップ)】 九重の妻。ユリエを確保後の九重が東京国際空港からの帰路中、同乗していたコウが見つけた九重の携帯電話の待ち受け画面に写っていた。垂れ目、巨乳、リボンでまとめた真ん中分けの長い後ろ髪など、『エデンの檻』の登場人物・大森夏奈子に酷似する特徴を持つ。 九重が鼻の下を伸ばしながら語った説明によれば、愛妻にして元CAであり、出産間近である模様。
※この「6係の関係者」の解説は、「DEATHTOPIA」の解説の一部です。
「6係の関係者」を含む「DEATHTOPIA」の記事については、「DEATHTOPIA」の概要を参照ください。
- 6係の関係者のページへのリンク