家屋・施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:11 UTC 版)
「DEATHTOPIA」の記事における「家屋・施設」の解説
結衣たち3人の住むマンション 6係で携帯電話を没収されて24時間監視下での軟禁生活を強いられたコウが、6係の刑事たちに自動車で連行されて訪れる、6階建て全20室のマンション。6係の刑事たちが屋外の車内から監視しているために逃げられず、コウは結衣たち3人が住む3階へ部屋を与えられて左右からも24時間監視下に置かれることとなるが、実はマンションの外形は世間へのカモフラージュであり、屋内は結衣たち3人の集団行動を考慮した宿舎として1階層につき4軒が1つにつながった構造(コウの部屋は302号室、結衣の部屋は301号室。早希曰く、「寝室だけは別々」とのこと。)となっている。また、その内部には廊下や玄関ホールすら存在しておらず、玄関から直接4軒分の広さのリビングへ上がり込んだうえで各部屋へ行ける構造となっている。 後に結衣が警視庁庁舎から逃走する際、乗り込んだタクシーで告げた行き先によれば、品川方面に存在する模様。リビング 前述の理由から、コウが結衣たち3人よりも後に帰宅した際には、入浴直後のあられもない姿の彼女たちと鉢合わせてしまうことも少なくない。それを防ぐため、コウは帰宅時に玄関のチャイムを鳴らすことを厳命されているが、東京国際空港からの帰宅時には九重との会話で動揺していたために忘れてしまい、バスタオルを取りに脱衣所の外へ出て来た全裸の結衣を正面から目撃することとなった。これはコウを監視下に置くまでは当然ながら結衣たち3人だけで生活していたためであり、対鈴音戦後のコウの入院中には下着姿や半裸姿の結衣たち3人が以前のように平然とくつろぐ姿が描かれている。なお、一堂に会しての食事シーンなども描かれるが、コウは監視下という立場からも肩身の狭い思いをさせられており、瑞樹に勃起させられての帰宅後には結衣たち3人から離れたちゃぶ台での食事となったうえ、冷たい視線を向けられて悔し涙に暮れるコミカルな姿すら描かれている。 浴室 リビングとの間に存在する脱衣所共々、通常のそれらよりも広大な構造であることが、結衣たち3人の入浴シーンやその直後の描写から判明している。特に脱衣所については、マンションを訪れたUDの能力で結衣たち3人が昏倒させられた際、それぞれ折り重ならない位置に横たわる姿が描かれていることから、相当な広さであることが見て取れる。また、洗面台や洗濯機のほか、早希のビール専用冷蔵庫や舞夜の入浴用玩具なども置かれている。 教会への出撃前夜には、マンションを初めて訪れたひなたを早希が強引に「裸の付き合い」をしようと連れ込み、シャワーを浴びる結衣や浴槽に浸かる舞夜を余所にひなたの胸を背後から揉む。その後、ひなたの台詞によれば、結衣たち3人とは入浴中にさまざまな話をして打ち解け合った模様。 キッチン リビングと直結した対面式となっており、普段は料理の得意な結衣が立っているが、対睦夫戦後にはまだ入院中の彼女に代わってコウが立ち、早希と舞夜に手料理「牛肉のタリアータ パスタ添え」を振る舞う。手慣れたその様子は「KOU'Sキッチン」(ロゴデザインは「MOCO'Sキッチン」に酷似)と題されたうえ、手料理は早希と舞夜から美味を絶賛されている。 コウの寝室 ベッドなどの家具以外の個人的な荷物は一切描かれておらず、九重から与えられたジャケットがハンガーで吊るされているだけである。軟禁生活の開始当初の就寝時には、結衣たち3人から夜這いを警戒されたコウが、ベッドへ四肢を手錠でつながれた姿が描かれている。その後、対ピカソ戦後には普通に就寝中の姿が描かれているが、コウは瑞樹に注入されていた「毒」の効果で全裸の結衣たち3人に誘惑される淫夢を見てしまい、驚愕して午前3時過ぎに飛び起きる羽目となった。また、対睦夫戦後にはUDに懐柔されてコウとの肉体関係を強要された早希が就寝中のコウのもとを下着姿で訪れるが、彼へのキス寸前に涙しながら思い留まり、UDの件や葵との過去を打ち明ける。 教会への出撃前夜には、ベッドの横に敷かれた布団で、ひなたが浴室での会話や自宅での生活をベッドの上のコウと語り合ったうえ、改めて彼に協力することを誓う。 結衣の寝室 ベッドなどの家具に加え、学習机が置かれている。教会への出撃前夜には、入浴後にワイシャツとパンティーだけを着けた結衣が家族との記念写真の前で、刀の手入れに勤しむ。 早希の寝室 ベッドなどの家具やリボルバー以外の個人的な荷物は着替えとボクシンググローブくらいしか置かれていないが、かつての葵や慎と撮った記念写真は大切に飾られている。対ピカソ戦で、慎から葵の居場所についての吉報を受けた早希は退職に備えて荷物をまとめると、葵に2人で会いに行こうという慎の連絡を、普段は穿かないスカート姿に着替えて楽しみに待つが、彼がUDに惨殺されたためにそれは叶わなくなってしまう。 教会への出撃前夜には、入浴後にタンクトップとパンティーだけを着けた早希が拳銃の手入れに勤しみながら、葵のことを語る瑞樹の言葉を回想する。 舞夜の寝室 ベッドなどの家具にアヒルの玩具が置かれている。教会への出撃前夜には、入浴後にワイシャツとパンティーだけを着けた舞夜が蘇我 (UD) を追いつめるのに15年かかったことを回想しながら、陽子への殺意を燃やす。 留置場 警視庁庁舎内に一般犯罪者用とは別に存在する、「チーター」専用の留置場。6係の関係者以外では、ごく一部の者しか存在を知らない。鉄格子へ「チーター」の脱走防止用の高圧電流が流されているうえ、監視員たちがモニター越しに目を光らせているが、UDは監視員たちを殺害してユリエの房のモニターを切り、鉄格子越しに彼女を惨殺している。 6係専用医療ルーム 警視庁庁舎の地下に存在する、6係専用の医療部署。地上階とはエレベーターで行き来するようになっており、北上総合病院から転属した女性看護師・高橋が勤務している。対鈴音戦後には、大量出血による昏睡から目覚めたコウが、自分の力不足で鈴音と響を救えなかったことに悲涙を流す。対睦夫戦後には、3日間の昏睡から目覚めた結衣を見舞いにトゲメロンを持参した舞夜が、自分たちが6係へスカウトされた本当の理由やコウとの共鳴による体質の変化を疑う。 UDの死亡後には、横山の計らいで収容されていたコウ・結衣・早希のもとへ見舞いに訪れた舞夜に続いて瑞樹が現れ、UDの本当の目的や「先生」による4日後のクーデターを説明し、助っ人に呼んでおいたひなたと九重を招き入れる。 最終決戦後には、教会での負傷を経て1か月間の昏睡から目覚めたコウが、助かったのは蒔絵のお陰であることを皆に語る。
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