2代目 GZG5#型とは? わかりやすく解説

2代目 GZG5#型 (1997年 - 2017年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 03:32 UTC 版)

トヨタ・センチュリー」の記事における「2代目 GZG5#型 (1997年 - 2017年)」の解説

1997年平成9年)、異例長期生産続いた初代から30年ぶりにフルモデルチェンジが行われ、2代目のGZG50型に移行した当時最新技術製造され自動車ありながら1967年昭和42年以来続いた初代モデルのデザインテイストをほとんど踏襲し遠目には初代モデル後期型(VG40型)と区別付きにくい外観となった下位モデルであるセルシオとの棲み分けのために先代モデルから価格帯大幅に引き上げている。 日本製市販乗用車としては史上初のV型12気筒エンジン搭載、4カムOHC(片バンクあたりDOHC機構)の5,000 cc280 PSで、基本構造トヨタ長い実績のある既存直列6気筒エンジンJZ型)をベースにしている。エンジン形式名は1GZ-FE型であり、片バンク6気筒トラブル生じても、残り6気筒機能して走行できるようになっている:32ブレーキをはじめ、その他の走行機器多くバックアップのための2重系統化が施されている。 内装本木パネル本革シート職人手作業制作したものが使われるなど、高級な素材と高度な技術使われている。ボディーカラー名には「神威」(かむい、エターナルブラック)、「摩周」(ましゅう、シリーンブルーマイカ)、「瑞雲」(ずいうん、デミュアーブルーマイカメタリックモリブデン)、「鸞鳳」(らんぽう、グロリアスグレーメタリックモリブデン)、「精華」(せいか、レイディエントシルバーメタリック)、標準装備のウールファブリックシートには「瑞響」(ずいきょう)と、漢字用いた和名が使用されている:51助手席随行員用であるため、バックレスト貫通させるオットマン前に倒れヘッドレスト下部収納スペースなどの機能があり、座席位置後部からも動かすことが出来る。Bピラーには靴べら入れがある。 車の性格上、オーナードライバーが自ら運転するケース多くないものの、ショーファードリブン時とオーナードリブン時とで走行性能切り替える機能もある。フロアシフト仕様一般的であるがコラムシフト仕様選択可能であり、また初代モデル末期まで全車フェンダーミラー装備ドアミラー選択することはできなかったが、この代からフロアシフト車に限りドアミラーオプション装備:53となっている。先代にあったフロントベンチシートやリムジン廃止された。 カーステレオ短波放送受信が可能で、音場設定優先前後席で切り替える機能搭載している。 1997年平成9年4月 - フルモデルチェンジ2000年平成12年1月 - 一部改良形式がTA-GZG50に変更エレクトロマルチビジョン大型化など。 2001年平成13年5月 - 一部改良マイナスイオン発生装置標準装備2003年平成15年1月 - 官公庁での使用見込んで圧縮天然ガスCNG仕様車を追加エンジンは1GZ-FNE型で、出力258 ps/5,200 rpmトルク41.3 kgm/4,000 rpmガソリンエンジン比べて数値がやや下がっている。しかし、四国のように都市ガス天然ガス化が遅れている地域少なくない上、ベースモデルよりも約300万円高いため導入拡大にまでは至らず2005年平成17年)の一部改良時に廃止された。また、識別のためスカットルに「CNG」のバッジが着く。 2005年平成17年1月 - 一部改良尾灯テール/ブレーキランプ)にLED採用。ATが6速化されフロアシフトシーケンシャルシフトマチックとなる)、平成17年排出ガス75%低減SU-LEV認定平成22年燃費基準達成。デュアルエレクトロマルチビジョンを標準装備。後席VHSデッキ代わりDVDプレーヤー装備カーテンエアバッグ装着により前席ヘッドレスト形状変化。後席はエアシートを装備2006年平成18年1月 - 一部改良本木目+本革巻きステアリングホイール・シフトノブが全車メーカーオプション設定2007年平成19年10月 - 第40回東京モーターショーセンチュリー製造元である関東自動車工業専用フロントグリル内装ウール使用するなど、より高級化を図った「プレミアムセンチュリー」を出品2008年平成20年1月 - 一部改良ディスチャージ式(ロービームのみ)マルチリフレクターヘッドランプを装備それに伴いフォグランプバンパー移動法規対応)し、コーナリングランプ廃止また、地上デジタルテレビチューナー装備2010年平成22年8月 - 一部改良新たにバックガイドモニター(音声ガイダンス機能付)とETC標準装備また、鳳凰エンブレム背景色を黒に変更し、より際立たせた。リアセンターアームレストの一部本木目を採用し、左後席にフットレスト新設定また、フロントウィンドシールドガラスはUVカット機能加え、高遮音機能赤外線カット機能追加した合わせガラスとなり、車内温度上昇抑えることでエアコン負荷軽減するなど静粛性快適性を向上。 2013年平成25年5月 - 一部改良地上デジタルテレビチューナーを4チューナー増強して受信性能向上したほか、リモコン受光部を前席にも設定したことで操作性を向上。また、ドアウィンドウガラス(クォーターウィンドウガラスを除く)にスーパーUVカットガラス採用したほか、フェンダーミラー鏡面屈折変更したことで視認性を向上。 2017年平成29年1月 - 2代目生産完了2月4日 - 2代目販売終了公式サイトでの掲載も一旦終了した内閣総理大臣専用車 2010年改良型 2010年改良型 リア プレミアムセンチュリー

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