2代目 HE系とは? わかりやすく解説

2代目 HE系(1995年-2000年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 10:04 UTC 版)

マツダ・センティア」の記事における「2代目 HE系(1995年-2000年)」の解説

1995年11月販売開始された。 2代目センティアは、当時景況及びマツダ台所事情から、開発途中でMPVのように)初代のビッグマイナーチェンジで済ます方法提案された。最終的に経営会議席上で、ビッグマイナーチェンジ版とフルモデルチェンジ版の両方検討され結果1995年フルモデルチェンジ迎えた初代のパーソナルセダンからはうって変わり所謂中型車要件」を盛り込んだフォーマルに対応できるセダンへと変貌した簡単に言えば、「HCルーチェお客様にも乗ってもらえるセダン」へと先祖返りした訳である。そのため、スタイリッシュだった初代比べ押出し感や威厳強調させたスタイリングとなっている。2代目スタイルは幻に終わったアマティ1000スタイルによく似ているといわれている。更に、当時同じフォードグループであったジャガー・XJにも、内装のインパネデザインなど、影響受けた所も多数ある。この様デザイン等の変更により、初代にて不評だった後席居住性トランク容量改善された。 この大幅なスタイル変化は、マツダフラッグシップとなる予定であったアマティ1000発売されなかったことに起因するもので、さらにいえば、初代センティアパーソナルかつスタイリッシュな装いだったのも、重厚な装い纏うアマティ1000発売する前提あったかこそあれだけ大胆な方向へ振ることができた、とも言われている。 広告及びCMキャクラターにショーン・コネリー前面起用し(彼をイメージしてデザインされた)、重厚かつ高級さ前面押し出したCM放送していたが、時代流れ乗り切れず、販売にもつながらなかった。韓国起亜自動車はこれをベースにしたモデルをポテンシャの後継として「エンタープライズ」という名称で生産した前述のようにフルモデルチェンジ果たしたとはいえマツダ経営状況厳し最中デビューだったこともあり、開発費都合上スキンチェンジとせざるを得ずプラットフォームのみならずインナーパネル等に至るまで初代からの流用となったインテリアコストダウンがはっきり分かってしまうほど品質低下してしまったことや、更にはマツダ販売チャネル整理経営改革真っ只中という悪条件重なり競合車種クラウンセドリック/グロリアはともかく、ウィンダムセフィーロディアマンテなどのFFミドルセダンという新興勢力中にも埋もれてしまい、販売苦戦したエンジン全車3Lのみで2.5Lは廃止された。センティアからの3.0L V6DOHC24バルブ205馬力)とMPVやかつての5代目ルーチェと共通のSOHC18バルブ(160馬力)の2種類用意された。初代続き車速感応4WS装着車種も用意されたが、日産のスーパーハイキャスのようなヨーレート感応型ではなかったことから作動違和感があったため、それを和らげるために最大転舵角を7度から5度縮小した1997年9月マイナーチェンジフロントグリル横から縦に変更同時にマツダの新CIマーク変更された。見劣りしていた内外装グレードアップ図った前期では、ロイヤルクラシック以外には採用されていなかったフェンダーマーカーや、シェードつきフロントガラスなどをほぼ全車採用)。 2000年6月生産終了流通在庫分のみの販売となる。 決算となる2000年11月までに流通在庫分の未登録車の登録を全て完了し販売終了となった。これにより同社より後輪駆動高級セダン消滅した。 なお、センティア廃止後は後継モデル開発が行われておらず、事実上後継車センティアより格下価格帯となるミレーニア1997年販売となったが、そのミレーニア決算となる2004年3月までに流通在庫分の未登録車の登録を全て完了し販売終了となったそれ以降マツダからラージサイズセダンのラインナップ姿を消している。なお、センティア担っていた同社重役送迎広島県公用車にはMPVCX-8使用されている。

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