2代目 JZS16#型(1997年-2005年)
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「トヨタ・アリスト」の記事における「2代目 JZS16#型(1997年-2005年)」の解説
1997年8月発売。クラウンマジェスタとの姉妹車関係を絶ち、新規のプラットフォームを使うようになった。このプラットフォームはその後トヨタのFRセダンの基本仕様となった。初代から一転して社内デザインとなったが、楕円をモチーフとしたデザインは先代から引き継がれた。また、重量配分をフロント53:リア47と理想的な重量配分としている。テレビCMに採用された曲は鈴木友彦が担当。 日本国内モデルは、初代にあったV8エンジンのグレードがなくなり、ツインターボの2JZ-GTE型(280PS)の「V300」、NAの2JZ-GE型(230PS)の「S300」(いずれも直列6気筒3.0L DOHC VVT-iエンジンを搭載)のみになった。また、アメリカ専売モデルでは、初代同様にターボエンジン搭載車の投入はなく、2JZ-GE型直列6気筒エンジン搭載車「GS300」に加え、1UZ-FE型V8エンジン搭載車「GS400」(後に3UZ-FE型に変更し「GS430」を名乗る)の販売で差異を付けていた。 1998年8月 ボディカラーにブルーマイカを追加。 1999年8月に一部改良。オプション設定のEMV(エレクトロマルチビジョン)がDVD-ROMタイプにグレードアップ。さらにボディカラーでは、ホワイトパールマイカからホワイトパールクリスタルシャインへ変更された。 2000年7月にマイナーチェンジを行い、フロント・リアの意匠変更、エンジンイモビライザーを標準装備、NAのS300のATミッションが5速化されるなどの変更が行われた。 2001年8月に一部改良。パワーウィンドウに挟み込み防止機能を追加。同時にアリストの生誕10周年を記念し、専用17インチアルミホイール、専用本皮シート、専用本木目ドア&コンソールパネルなどを装備した特別仕様車「10th Anniversary Edition」を「V300/S300」にそれぞれ設定した。 2002年8月 ボディーカラーのレッドマイカを廃止。 2004年12月をもって生産終了、しばらくは在庫対応分のみの販売となったが、先述の通り2005年8月をもって販売終了となった。販売期間中の新車登録台数の累計は7万5499台 形式名がJZS160系となっているため、10代目クラウンはS15#型だったが、1999年にフルモデルチェンジの際、11代目クラウンはS17#型となった。 このモデルを最後にアリストとしての販売は終了し、14年の歴史に幕を閉じた。次期型からは日本でもレクサスGSとして2020年まで販売された。また、それまでアリストが担っていたネッツ店の最上級車種のポジションはアルファードV(現・ヴェルファイア)となっている。
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