2代目 KK(2008-2013年)
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「ジープ・リバティ」の記事における「2代目 KK(2008-2013年)」の解説
2007年のニューヨーク国際オートショーで発表され、2008年にフルモデルチェンジをして発売。KKジーププラットフォームをベースにダッジ・ナイトロとジープ・チェロキーKK(米国名リバティー)が開発される。 パトリオットおよびコンパスが発売されたためガソリンエンジンでは直列4気筒が廃止され、V型6気筒 3.7 Lパワーテックエンジンのみ、ディーゼルはVMモトーリ製の直列4気筒A 428 DOHCが搭載された。北米向けのディーゼルエンジンは排出基準に適合していないため、用意されていない。また、トランスミッションは4速オートマチックトランスミッションおよび6速マニュアルトランスミッションが組み合わせられる。 日本では、2008年6月7日に3.7 Lのみが発売された。また、2009年モデルからは、6速マニュアルトランスミッションは廃止され、後車軸シャフトや、ステアリングギアバルブ、アンチロールバー、ブレーキキャリパーなどが改良された。KKは、エレクトロニック・スタビリティー・プログラム(ESP)、エレクトロニック・ロール・ミティゲーション(ERM)、ABSとの組み合わせにより早期危険回避、滑りやすい路面での安定したブレーキ性能を維持するエレクトロニック・ブレーキ・フォース・ディストリビューション(EBT)を標準装備。オフロードでは、セレック・トラック II アクティブフルタイム4×4により、あらゆる状況下でのトラクション調整を行い、トラクションを得られない状況下で最もグリップの得られているホイールに瞬時にトルクを伝達する。ヒルスタートアシスト(HSA)は上り坂での発進時にブレーキペダルから足を離しても車両が後方へ下がるのを一時的に防止する。ヒルディセントコントロール(HDC)は急な下り坂での4×4ローモードを自動制御、アクセルペダルもブレーキペダルも踏むことなくスムーズに坂道を下ることができる。2010年モデルはスピードメーター下のECOランプがエコドライブ時に点灯する。 2012年8月8日 同月16日をもってオハイオ州・トレド工場での生産を終了することを発表。38年の歴史に幕を下ろす。尚、2013年には同工場生産による後継モデルが登場。後継モデル名はリバティの前身である「チェロキー」に回帰し、メカニズムはダッジ・ダートを基としたFFベースのクロスオーバーSUVに転身する。
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