ベースモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:52 UTC 版)
ベースモデルとして、下記のようなものがある。また、92FS以降のモデルには、上記のような口径別のオプションもある。 92 最初の量産型。上記の経緯から、ステップ・スライド型とフラット・スライド型がある。写真の92FSとの違いは、安全装置がフレームについていること、マガジンキャッチがグリップ底部についていること、トリガーガード前方に指掛けがないこと、マガジン底が薄いことである。 92S イタリア国家警察の要請に応じ、92の安全装置をスライドに移したモデル。 92SB 92Sのマガジンキャッチを、グリップのトリガーガード付け根に移したモデル。米軍の初期トライアルに提出された92S-1に準じたものである。 92F 92SBに表面処理の変更、クローム処理バレルの採用、トリガーガード前方に指掛けを追加し、マガジン挿入口を広げた。当初は92SB-Fと称されていた。アメリカ軍でM9として制式化された。 92FS 92Fをもとにハンマーピンの頭を大型化し、スライドの加工形状を修正したもの。M9で発生したスライド破損事故を受けた措置であり、同種の事故が発生してもスライド後半が後方へ脱落しそうになった際には、ハンマーピンの頭が食い止める構造になっている。 92D 92FSをもとに、トリガーをダブルアクションオンリーとし、デホーンド・ハンマーとしたモデル。トリガープルが重いために手動セイフティは省かれているが、復活させた92DSもある。警察用として1990年に発表された。 92G 92FSをもとに、手動セイフティにデコッキング機能を付与したモデル。1985年からPAMAS G1としてサン=テティエンヌ造兵廠(MAS)でライセンス生産され、フランス軍に採用された。 92A1 92FSをもとに、フレーム下面にレールを設置したモデル。ウェポンライトなどを装着できるようになった。
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