1995年改定表とは? わかりやすく解説

1995年改定表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 14:31 UTC 版)

ISO 6346」の記事における「1995年改定表」の解説

1995年改定コードは、国際ISO規格ISO 6346:1995発行年月日1995年11月23日)に準拠したもので、1987年改定表のうち形式コード部分置き換えている。また国籍コードについては、画像のように記載のものと、同じ所有者でも未記載のものが混在しており、近年新しく製作されコンテナは未記載がほとんどである。 新しい形コードは、前回改定後の技術革新と、世界的に広がった物流事情大きな変化により段積み時のコンテナ強度ランク区分け等による、アルファベット1文字数字1組み合わせ又は、従来より強度低下したコンテナ専用付与する()内で示す2文字アルファベット組み合わせ新設で、前回より更に細分化された。また近年の細かい改変で、バルクコンテナ及び、タンクコンテナにおいて容器内部圧力規制値細分化などの影響で、バルクコンテナを示す従来の「 B 」記号による10種類から「 N 」記号による10種類据え置き及び、タンクコンテナを示す従来の「 T 」記号による12種類から「 K 」記号による、10種類への再編移行している。 形式コード形式コード種類詳細画像例G0(GA ※1ドライ・コンテナ一般用途簡易通風孔無し、片妻または両妻開き。 12G0 45G0 G1(GB上部簡易通風孔付き、片妻または両妻開き。 20G1 22G1 22G1 25G1 42G1 45G1 L6G1 G2GD)片妻または両妻開き、さらに長手方向片側または両側全面開き。 22G2 25G2 G3GG)片妻または両妻開き、さらに長手方向片側または両側一部開き。 45G3 G4(GJ現状では、未分類特殊構造G9コードへの割り当て匹敵する様な、各種特殊仕様割り当てられている。 22G4 G5 – G8GMGVGWGX予備コード G9GY未分類特殊構造に「当面付番されるコード一例として(ハンガー)、(ドライバルク兼用)、(その他特殊用途)。 20G9 22G9 V0(VAベンチレーター・コンテナ通風孔付き通風用途コンテナ側面上下部の一方部又は両方部又は、側面全体部の通風孔付きで、いずれの場合でも機械なしの自然換気方式。 22V0 V1VB予備コード V2VDコンテナ内部換気用機械設置した強制換気方式V3VG予備コード V4VJコンテナ外部換気用機械設置した強制換気方式V5V8VMVVVWVX予備コード V9VY未分類特殊構造に「当面付番されるコード※2 B0BAバルクホッパ・コンテナ乾燥ばら積み用途箱形 ・ 非加圧式排出構造。 22B0 22B0 B1BB)ホッパ・サイロ形 ・ 非加圧式排出構造B2BDハードトップ形 ・ 強制反転式、自然落下排出構造ある意味横長タッパ状の構造備えて鉱山から掘り出した鉱物バラ積み輸送用として流通している。積荷排出方法は、専用の逆U字形スプレッダ装置コンテナ両端側を掴み半回転又は一回転させて自然に落下させるB3BG)非加圧式後部小窓排出構造B4BJタンク形 ・ 非加圧式排出構造B5BM詳細不明 B6BV) 42B6 42B6 B7BWタンク形 ・ 加圧式排出構造。 22B7 B8BX詳細不明 B9(BY)非加圧式側面側から排出構造。 N0(NAホッパ形 ・ 加圧式、垂直排出構造N1NBホッパ形 ・ 加圧式後部側から排出構造N2ND予備コード N3(NG)非加圧式、垂直排出構造N4NJ)非加圧式側面側から排出構造。 N5(NM)非加圧式前面側から排出構造N6NV予備コード N7NW加圧式、垂直排出構造。 N8(NX加圧式側面側から排出構造N9NY加圧式前面側から排出構造S0SA特定貨物コンテナ特殊用途動物・家畜用(ペンコンテナ)。 S1SB自動車 ・ バストラック類用。 40S1 S2(SD鮮魚輸送用S3SG発電専用。 22S3 S4S8SJSMSVSWSX予備コード S9(SY未分類特殊構造に「当面付番されるコードR0RAリーファー・コンテナ冷凍加温用途機械式冷凍専用型。 R1(RB機械式冷凍加温両用型。 12R1 22R1 22R1 25R1 42R1 45R1 45R1 R2(RD機械式冷蔵加温両用型。 R3 – R8(RGRJRMRVRWRX予備コード R9(RY未分類特殊構造に「当面付番されるコードH0HAサーマル・コンテナ保冷保温用途外付け取り外し可能な機器保冷および/または加熱し熱伝達係数K = 0.4 W以下。 H1(HB保冷および/または取り外し可能な機器内蔵。 H2(HD外付け取り外し可能な機器冷蔵および/または加熱し熱伝達係数K = 0.7 W以下。 H3 ・ H4(HGHJ詳細不明 H5HM機械なし保冷各種冷媒投入式)、熱伝達係数K = 0.4 W以下。 22H5 45H5 H6HV機械なし保冷各種冷媒投入式)、熱伝達係数K = 0.7 W以下。 H7 ・ H8(HWHX予備コード H9(HY未分類特殊構造に「当面付番されるコード。 U0(UAオープン・トップ・コンテナ箱型屋根板無し無蓋構造)又は、(箱型屋根板有り且つ屋根板吊上げ取外し式) 現状としては屋根板無し無蓋構造及び、段積強度のある屋根開き屋根板吊上げ取外し式)が混在している。扉上部はり(カマチはいずれ固定式U1UB)片妻または両妻開き、さらに扉上部はり(カマチ)は着脱式。 22U1 42U1 42U1 42U1 45U1 U2UD)片妻または両妻開き、さらに片側または両側に扉が備わっている。妻扉上部のはり(カマチ)は、着脱式または固定式。 20U2 U3U5UGUJUM詳細不明 U6(UV)段積強度のある屋根開き屋根板吊上げ取外し式)。さらに扉上部はり(カマチ)は着脱式。 22U6 45U6 U7・U8UWUX予備コード U9(UYコイル輸送用未分類特殊構造に「当面付番されるコード。 P0(PA開放型コンテナ各種構造プラットホームフラットベッド・コンテナ (土台となる床だけの構造)。 22P0 49PO P1PB)フラットラック・両妻壁固定。 42P1 45P1 45P1 P2PD)フラットラック・隅柱独立固定P3PG)フラットラック・両妻壁折たたみ式。 22P3 22P3 40P3 42P3 42P3 P4(PJ)フラットラック・折たたみ式独立した隅柱。 42P4 P5PM全体骨格基本とした構造。 P6(PV)【特定貨物】「船舶部品ギア (曖昧さ回避))」輸送用P7PW)【特定貨物】「車」輸送用。 P8(PX)【特定貨物】「木材パイプ輸送用。 22P8 45P8 P9PY)【特定貨物】「コイル輸送用未分類特殊構造に「当面付番されるコード。 ※3 T0タンク・コンテナ液体気体用途液体。 22T0 T1非危険物液体。 T2非危険物。 T3危険物用。 20T3 T4詳細不明 22T4 T5危険物液体。 T6危険物液体。 12T6 20T6 20T6 22T6 22T6 22T6 T7危険物液体。 22T7 T8危険物気体ガス)。 22T8 T9危険物気体ガス)。 20T9 22T9 28T9 48T9 TD ※4特定危険物液体 。 22TD TG ※4特定非危険気体類(ガス)。 20TG 42TG K0KA)非危険物液体。 K1(KB危険物液体最大圧力は、2.65気圧以下)。 K2(KD危険物 ・ 非危険物液体最大圧力は、2.65気圧上で10気圧以下)。 K3(KG危険物液体最大圧力は、10気圧以上)。 K4KJ制御管理用の電源を必要とする、非危険物液体。 K5(KM制御管理用の電源を必要とする、危険物液体最大圧力は、10気圧以下)。 K6KV制御管理用の電源を必要とする、危険物液体最大圧力は、10気圧以上)。 K7KW継続する超低温管理が必要である。 K8KX全ての気体ガス)。 K9KY未分類特殊構造に「当面付番されるコード※1……()内で示すすべての「2文字アルファベット」の組み合わせ記したコンテナは、例えヨーロッパなど海の無い国々陸上輸送(ただし、小型船による運河や一部の国での海上輸送例を含む)に関連して低層積み輸送保管するなどの限られた区域事情対応している。これにより、段積み強度従来コンテナより弱く設計して制作費など低減はかっている。このため日本を含む世界中で広く普及している大型コンテナ船利用や、空バンプール空コンテナのみを大量に保管する施設)などでの高層積み出来ない※2……記号改定により今後新造されたバルクコンテナは、新たな「 N 」記号による表記にかわる。 ※3……記号改定により今後新造されたタンクコンテナは、新たな「 K 」記号による表記にかわる。 ※4……タンクコンテナ複雑化に伴い、元々の割り当てであったT0 - T9割り当てによる10種類区分では対応できなくなり例外的にアルファベット2文字組み合わせ複数もうけて追加していた。このために、新たに設けられ強度低下タイプ用として、従来法則で(T0TA・T1→TB……T9→TYTD→?・TG→?)などの、T文字使用による変換不能混乱避けるために、従来規格共々新たに「 K 」文字使い10種類縮小して分類はかった

※この「1995年改定表」の解説は、「ISO 6346」の解説の一部です。
「1995年改定表」を含む「ISO 6346」の記事については、「ISO 6346」の概要を参照ください。

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