タンク・コンテナとは? わかりやすく解説

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タンク・コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 15:41 UTC 版)

海上コンテナ」の記事における「タンク・コンテナ」の解説

タンク・コンテナ (tank container) は、油類化成品各種ガス濃縮果汁原酒食品原料などの液体気体輸送するためのタンク備えたコンテナである。洗浄技術の向上によりさまざまな用途転用でき効率的な運用を図ることができることからISO規格長さ20 ftのものの普及急速に進んでいるが、特殊化成品各種ガスの小ロット輸送用長さ10 ft型および、ヘリウムガスなどの各種軽量ガス輸送用40 ft型も存在し日本国内でも化学工業の並ぶ地帯主体として運用されている。特に近年医療機器重要視されている画像診断装置一種であるMRI装置冷却欠かせないヘリウムガスは、全量輸入頼っているために、この専用コンテナでの輸入事例年々活発に行われている。 積荷性質用途により、「危険物用」と「非危険物《普通品》用」の2種類大きく区別され、さらに構造面から完全液体用と、液化気体および気体両用となるいわゆるガス類」用のタンクコンテナに分類されるこのため様々なコンテナ外観タンクの高さ・口径種類がある他、積荷により加温保温機能や、逆に冷凍コンテナ同様に専用給電コンセントから送電受けられるものや、外付け発電機接続する給電式の冷凍機を片妻側備えて積荷品質管理を行うタイプなどがある。変り種としては、主にアスファルト特殊なオイル類用に運用されているドライコンテナと同じ完全な箱型外観のものがある。これは、箱型構造ゆえに圧力には弱いが、積載容量最大限引き出せるというメリットがある。 なお、粉末状または粒状穀物化成品鉱物食品などを運ぶタンク形状コンテナ存在するが、積荷乾燥粉末粒状場合コンテナ構造区分コードバルク・コンテナホッパ・コンテナともいう)となる。

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タンク・コンテナ

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日本のコンテナ輸送」の記事における「タンク・コンテナ」の解説

ウィキメディア・コモンズには、内航用タンクコンテナに関するメディアあります

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タンクコンテナ

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日本のコンテナ輸送」の記事における「タンクコンテナ」の解説

旧・国鉄時代より、1965年3月昭和40年)に国鉄初の自己所有タンクコンテナ400形式の試作品として登場し1966年昭和41年6月称号改正によりT10形へ変更されたのが始まりである。形式変更後旺盛な需要対応して最終的に24個まで増備されたT10形コンテナ積荷は、「普通品」(非危険物扱いとなる食品系の牛脂やし油大豆油ラードのほか、工業品ワックスなどであった続いて登場したT11形(絶縁油専用)および、T12形(常温時に引火点130度以上の動植物油)などと、一転して危険物専用として登場したこの様初期登場した10番代では、「普通品」専用や「危険品」専用入り乱れてある意味混乱する要因ともなっていた。その後、これらを含めて各種のタンクコンテナが量産タイプ10数個生産)または、試作タイプ(1又は2個程度)として、約20種類近くもの沢山の形式登場した。これは、ほかの各種コンテナ比べて複雑な液体類を輸送するためにタンク貨車にも数百にも及ぶ膨大な形式ある様に、自然的増えて行った経緯がある。 ただし、基本的に国鉄所有して一般民間会社借り受けて使用するために、現在のようにごく簡単な照会手続き正確な使用状況把握出来る訳でもなかった。このために、コンテナによっては複数荷主からの使用願い出されるも、個数少なくまた使用状況リアルタイム把握できない要因重なっていわゆる予約が困難となり、結果的に荷主生産計画にも多大な支障生じていた。これらの不便な状況により、荷主からの『他社との共用無く自由に使える様に』との強い要望と、貨物部門万年赤字苦し国鉄としてもなるべく投資抑える策として、新た民間資本導入した私有コンテナ制度」を創設した。これにより、コンテナ区分を「普通品」または「危険品」に完全にわけて、専用形式シリーズ化図り使い勝手劇的に改善したその結果急速に各種職種荷主日本通運山九の様な荷主専属運送会社のほか、日本石油輸送日陸など、リース会社所有者自由に運用できる「私有タンクコンテナ」へと発展してJR貨物移行後も今日至っている。 しかしその一方で新たな弊害としてJR貨物移行後に行なわれ容積又は、床面積を「形式の頭」とする大規模な形式付与方式変更と、続く番台付与に際してコンテナ本体の高さ ・ 長さ総重量組み合わせにより、さらに複雑な形式となってしまっている。※鉄道私有コンテナ#本体番号への番台仕分け割り当て参照

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