チキ1000形
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「国鉄コキ1000形貨車」の記事における「チキ1000形」の解説
MDI(メチレンビスフェニルイソシネアート)積コンテナ用の41t積の長物車で1989年(平成元年)に2両が新製名義でコキ1000形(コキ1025、コキ1034)より改造された。国鉄時代に製作したチキ1000形とは別の形式である。日本陸運産業所有の私有貨車として製作され、車両自体はコンテナ車そのものであるが、日本貨物鉄道(JR貨物)の私有貨車制度の制約により、コンテナ車の私有が認められなかったため、車籍編入の条件のために、特定コンテナの積載専用とする長物車に分類された。2両1ユニットで運用され、1両目に20,5t積MDI専用タンクコンテナを2個、2両目に電源コンテナ1個と24t積MDI専用タンクコンテナを積載する。1両目と2両目の間にはジャンパ線で接続されている。1997年(平成9年)、形式消滅。
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チキ1000形
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「国鉄チキ1500形貨車」の記事における「チキ1000形」の解説
チキ1000形は、35t積の汎用長物車で、1929年(昭和4年)から1930年(昭和5年)にかけて200両(チキ1000 - チキ1199)が日本車輌製造、汽車製造および川崎車輛で製作された。荷台の寸法は長さ12,800mm、幅2,350mmで、床面積は3.1m2。全長は13,600mm、全高は2,935mm、自重は15.7tである。 車体はそれまで製作された長物車の床面は木製であったが、積み付け時に破損しやすかったため、強度の面から全鋼製とした。床上には転動防止のため、12本の荷摺木を持つ。側面の片側12箇所に柵柱受けがあり、高さ1,890mmの鋼製柵柱を任意の4か所に立てることができた。 ブレーキ装置はKC203形空気ブレーキと側ブレーキである。台車はアーチバー式の2軸ボギー台車TR20を装備する。最高運転速度は75km/h。台車中心間距離は9,500mmで、台車間の台枠中梁は高さを増した魚腹型である。自重は15.3 - 16.0tで、換算両数は積車4.0、空車1.6である。 第二次世界大戦中は戦時増積により、40t積で使用された。1968年(昭和43年)度末には185両が在籍していたが、1971年(昭和46年)から老朽廃車が開始された。晩年は操重車の控車など、事業用車代用とし使用された車両も少なくはなく、1983年(昭和58年)に形式消滅した。
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