総特急化および「スーパーあずさ」運行開始
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「あずさ (列車)」の記事における「総特急化および「スーパーあずさ」運行開始」の解説
165系による急行「アルプス」3号(1986年、岡谷駅) 1986年(昭和61年)11月1日:ダイヤ改正により、以下のように変更された。急行列車「アルプス」昼行列車と「こまがね」「みのぶ」「かいじ」を廃止し、特急「あずさ」に格上げ。これにより、「あずさ」は改正前の12往復から22.5往復に増発され、東京駅・総武本線千葉駅発着列車の運行開始。なお「アルプス」は夜行列車のみとなり、同時に183系電車に置換え。 運用移管が行われ、長野運転所配置車は松本運転所(→松本電車区→現在の松本車両センター)に転属。また全列車9両編成での運転となる。 1987年(昭和62年)12月:「あずさ」に183系電車のグレードアップ仕様の車両を使用開始。車内放送用チャイムは、あずさ・後のかいじ用に数種類のメロディを用意してあり、季節や駅によって異なるものを流した。 1988年(昭和63年)3月13日:「あずさ」の甲府駅発着列車を「かいじ」に分離。夏:「あずさ」6号・23号を海水浴客輸送のため千葉駅 - 千倉駅間を延長運転。内房線に直通した。その他臨時「かいじ」のダイヤを使用した甲府駅発安房鴨川駅行き臨時特急「わかしお」87号も運転。 1990年(平成2年):「あずさ」の内房線直通がこの夏を最後に消滅。 1991年(平成3年)3月21日:成田空港駅開業により千葉駅発着の「あずさ」1往復を成田空港駅まで多客期の臨時列車として延長運転。列車名を「ウィングあずさ」として運転。1993年(平成5年)秋期まで運転された。 1993年(平成5年)12月23日:「あずさ」2往復に振り子式車両のE351系電車を使用開始。ただし当初、E351系は2編成のみの配属だったため、閑散期等は183系で代走する。 1994年(平成6年)12月3日:E351系による「スーパーあずさ」運行開始。また、このときより「スーパーあずさ」は1号から、「あずさ」は51号から号数が割り当てられた。 1997年(平成9年)10月12日:大月駅列車衝突事故によりE351系が破損し、翌年7月まで「スーパーあずさ」用の車両が不足。「スーパーあずさ」の一部列車が183系による代走となる。 2000年(平成12年)12月31日:松本駅 - 新宿駅間の最終列車「スーパーあずさ16号」が列車名を「ミレナリオスーパーあずさ16号」に変更した上で新宿駅 - 東京駅間を延長運転。 2001年(平成13年)1月1日:長野駅 - 新宿駅間の上り「アルプス」は列車名を「アルプス21世紀号」に変更し、長野駅の発車時刻を所定の前日23時25分から21世紀を迎えた直後の0時01分に繰り下げ。甲府駅から先は所定ダイヤで運転。 9月8日・9日・15日・16日:臨時特急列車「あずさ木曽」が東京駅(8時18分発) - 上松駅(12時46分着)間を183系9両編成で運転。中央本線の特急列車として、また国鉄分割民営化後初の中央東西線間直通運転を行った。 12月1日:ダイヤ改正。「あずさ」の車両を183系・189系からE257系に置き換え開始。上りの急行「アルプス」を臨時列車化。 2002年(平成14年)2月2日:新宿駅 - 松本駅間で「あずさ2号」を復活運行。辰野駅経由の旧線を経由したが、新宿駅の発車時刻は8時に「スーパーあずさ」3号が発車する関係で8時2分となった。この時のセレモニーでは狩人の二人も来場し『あずさ2号』を歌い、出発合図を送った。 12月1日:このときのダイヤ改正により、以下のように変更。JR東日本ではエル特急の呼称を廃止し、「スーパーあずさ」「あずさ」もエル特急の冠を廃止。 7月の「かいじ」に続き「あずさ」の車両も全てE257系に統一。千葉駅始発・終着の「あずさ」は11両編成であり、ホーム有効長が10両編成分の秋葉原駅は通過となった。 下りの急行「アルプス」を廃止。これの代替として臨時快速「ムーンライト信州」が週末などに運行開始。 2003年(平成15年)10月1日:定期乗車券と自由席特急券との併用を解禁。 2004年(平成16年)3月13日:ダイヤ改正。「スーパーあずさ」「あずさ」の号数の振り方を区別せず、発車の早い順に通し番号とする。また「スーパーあずさ」の東京駅乗り入れ廃止。 2005年(平成17年)12月10日:「スーパーあずさ」11号・28号の松本駅 - 白馬駅間を臨時化し、多客時のみの運転となった。同時に「あずさ」の全列車が立川駅に停車となる。 2006年(平成18年)4月28日:「スーパーあずさ」「あずさ」の指定席での車内改札が「かいじ」「はまかいじ」とともに原則省略となった。 2007年(平成19年)3月18日:「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」の全列車・全席禁煙を実施。 4月7日:NHK大河ドラマ『風林火山』放映に合わせ、新宿駅・甲府駅 - 長野駅間を運行する臨時特急「風林火山」運行開始。 5月3日:一部の臨時「あずさ」号で189系あさま色の使用を開始。 2008年(平成20年)3月15日:一部時間帯を除き「スーパーあずさ」「あずさ」号が交互に運転されるようになる。 2010年(平成22年)3月13日:「スーパーあずさ」の大糸線直通(信濃大町発)を廃止、「スーパーあずさ」は全列車が新宿駅 - 松本駅間のみの運行となる。 2013年(平成25年)3月16日:「スーパーあずさ」の東京駅乗り入れを再開する。 2014年(平成26年)2月14日 - 18日:山梨県内が記録的な大雪による影響で、「かいじ」と共に5日間運休となる。 11月23日 - 12月7日:長野県北部で起きた地震(長野県神城断層地震)の影響により、大糸線が一部不通となり、23日は松本駅以北で、25日以降は白馬駅以北で運休。 2015年(平成27年)3月14日:「あずさ8号」新宿駅行きを東京駅まで延長。 7月25日:新型車両E353系電車の量産先行車が総合車両製作所横浜事業所を出場する。塩山駅 - 長野駅間に臨時特急「甲信エクスプレス」運行開始。 2016年(平成28年)3月26日:新宿駅17時発の特急「あずさ25号」の始発駅を東京駅に変更。 2017年(平成29年)3月4日:上りの「あずさ2号」、下りの「あずさ27号」について、長坂駅を通過に変更。これにより、全ての特急列車が長坂駅を通過する。 7月1日「信州ディスティネーションキャンペーン」の一環として新宿駅 - 南木曽駅間に臨時特急「木曽あずさ」運行開始。 12月23日:E351系「スーパーあずさ」の一部を置き換え、4往復8本でE353系の営業運転開始。 2018年(平成30年)3月16日:E351系による「スーパーあずさ」運転終了。 3月17日:「スーパーあずさ」全列車をE353系に統一 7月1日:「あずさ」10往復中3往復にE353系を投入。
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