総特急化とその後の進展
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「にちりん (列車)」の記事における「総特急化とその後の進展」の解説
1982年(昭和57年)11月15日:東北新幹線・上越新幹線開業に伴うダイヤ改正により九州各線での昼行電車急行列車を廃止し、東北新幹線開業により余剰となった485系電車を用いて特急列車化がなされる。これにより「日南」は夜行列車1往復を残し、すべて「にちりん」に格上げされる。 1984年(昭和59年)2月1日:583系による「にちりん」を終了し、全列車485系電車による運転となる。 1985年(昭和60年)3月14日:小倉-大分間最高速度120km/h引き上げによりスピードアップ。また485系ボンネット形先頭車にもイラストマーク採用。イラストの濃さが特に濃いものも有り、太陽の赤い部分が目立って大きく見えたマークも存在した。 1986年(昭和61年)11月1日:「にちりん」が下関駅 - 大分駅間の運行開始。 1988年(昭和63年)3月13日:一本列島のダイヤ改正により、以下のように変更。「にちりん」を26往復に大増発。小倉-大分間の運転間隔が30分間隔に。また、博多駅乗り入れも列車も1時間間隔となる。 「にちりん」の宮崎駅発着系統の一部を南宮崎駅まで運行区間延長。 「にちりん」が門司港駅 - 大分駅間で運行開始。 「日南」の運行区間を博多駅 - 西鹿児島駅に変更(宮崎駅 - 西鹿児島駅間は普通列車で運転)。 1989年(平成元年)3月11日:「にちりん」の大分駅発着系統の一部を佐伯駅発着に運行区間延長。 1990年(平成2年)3月10日:ダイヤ改正に伴い、以下のように変更。大分駅発着系統の一部において783系電車「ハイパーサルーン」の使用を開始し、当該列車の愛称を「ハイパーにちりん」とする。 宮崎駅発着列車をすべて南宮崎駅発着とする。 1991年(平成3年)3月16日:「にちりん」のうち、佐伯駅発着系統の一部列車を南延岡駅発着に運行区間延長。 1992年(平成4年)7月15日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。下関駅 - 大分駅間の「にちりん」を廃止。これにより本州区間及び直流電化区間への乗り入れがなくなる。 別府始発西鹿児島行き「にちりん」1号を小倉始発に延長。 1993年3月18日時点の編成図にちりんシーガイア・ドリームにちりん ← 博多・南宮崎 小倉 → 1 2 3 4 5 6 7 8 9 G G個4 F B・b 指 指 指 自 自 自 小倉駅で進行方向を変える 凡例 G=グリーン車座席指定席 G個4=グリーン車4人個室(座席指定席) 指・F=普通車座席指定席(Fはドリームにちりんのみ女性専用車) b=普通車ボックスシート(4人用×6室、座席指定席) 自=普通車自由席 B=ビュッフェ(にちりんシーガイアのみ営業) =禁煙車 1993年(平成5年)3月18日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更。「にちりん」の南宮崎駅・西鹿児島駅発着系統を1時間ヘッドに増発。南宮崎駅発着列車の2往復(9・22・41・50号)に787系を新製投入し、当該列車の愛称を「にちりんシーガイア」に変更。ビュッフェ営業も行われたので19年ぶりに「にちりん」に供食設備が復活する。 「日南」に787系を投入し、博多駅 - 南宮崎駅間の特急「ドリームにちりん」に変更。なお、改正後も「日南」は臨時列車として1年余り運行した。 1995年(平成7年)4月20日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更。「にちりん」の西鹿児島駅発着系統を南宮崎駅発着に見直し。宮崎駅 - 西鹿児島駅間は快速「錦江」との再編で特急「きりしま」を新設。 883系を大分駅発着列車の一部に投入し、「ソニックにちりん」に変更。 「ハイパーにちりん」の愛称を廃止し「にちりん」に統合(783系自体は引き続き充当)。 門司港発「つばめ」の時刻を繰り下げ、門司港駅 - 博多駅間にこれまで「つばめ」のダイヤを踏襲する形で「にちりん」101号を設定。 この改正から翌年3月のダイヤ改正までの1年弱、「にちりん」には485系・783系・787系・883系と4系統の車両が用いられていた。JR九州の在来線特急列車で定期ダイヤで1愛称に4系統の車両が用いられたのはこれが唯一の事例である。 なお、この改正で485系のボンネット形先頭車の運用は消滅。九州鉄道記念館に保存されたクハ481-603を除き全車解体となった。 1996年(平成8年)3月16日:ダイヤ改正により883系の運用が増加。783系は一旦運用を終了。 7月18日:宮崎空港線開業に伴い、南宮崎駅発着列車の一部を宮崎空港駅発着に延長。 8月7日〜9日:南宮崎駅発着の1往復(20・33号)に883系が使用される。 1997年(平成9年)3月22日:「にちりん」・「ソニックにちりん」のうち、大分駅発着列車を「ソニック」に変更。また「にちりん」の門司港駅 - 大分駅系統を廃止。これによって「にちりん」は宮崎県乗り入れ列車の愛称となり(101号を除く)、南延岡・南宮崎・宮崎空港駅発着の計13往復(+101号、「ドリームにちりん」1往復)に減少。 11月29日:「にちりん」101号を長崎行き「かもめ」5号に編入。 国鉄標準色の「にちりん」(1991年8月 大分駅) JR貨物色 ED76 1008けん引急行「日南」(小倉駅) ボンネットタイプの「にちりん」(1992年8月 大分駅) 787系による特急「にちりんシーガイア」(1994年3月 宮崎駅) 485系レッドエクスプレス色「にちりん」(2009年7月4日 南宮崎駅)
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