生産機体と配備状況とは? わかりやすく解説

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生産機体と配備状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 22:26 UTC 版)

Tu-160 (航空機)」の記事における「生産機体と配備状況」の解説

初期生産され3つの試作機モスクワ機械製造工場「オープィト」(ММЗ "ОПЫТ")にて組み立てられ試験用機体量産機カザン航空機製造合同(КАПО)が生産担当している。ソ連崩壊後運用者ロシア空軍(航空宇宙軍)となってからは、各々機体第二次大戦時空軍司令官爆撃任務における優秀なパイロットソ連ロシアの航空産業著し成果もたらした人物の名前機首冠した固有の機体となっている。生産時期運用開始国家移行期重なっており、加えて前述通りウクライナから売却され機体修復改修終えた時期考慮すると、各機体移管部隊配備最後に改修施され日時については正確な情報不足している。現在稼働状態にある機体全て遠距離航空コマンド隷下の第6950ドンバス親衛航空基地第1航空群配備されている。 シリアルナンバー機体番号生産工場生産コード製造開始納入配備基地運用状況国籍記号機体名補足70-01 18242(1996-) ММЗ "ОПЫТ" 1977 グロモフ飛行研究所LIDBツポレフ(96-) 破棄(2014-???) 最初に製造され3つの試作機のうちの1つで、1981年8月18日ロールアウトし、同年12月18日初飛行した。 70-02 ММЗ "ОПЫТ" 1977 ММЗ "ОПЫТ" 破棄(1990) 1982年完成した強度試験用機体 70-03 29 ММЗ "ОПЫТ" / 84401923 1977 グロモフ飛行研究所(-1996,2003)LIDBツポレフ(1996-2009)КАПО(-2017) 破棄(-2017) 1984年6月10日初飛行した2番目の試作機で、1989年まで使用された。1992年93年95年MAKSにて展示飛行した。 1-01 30 КАПО / 83401517 1981.12 グロモフ飛行研究所(1984-2013) 分解(2013)破棄(2019.02) 1984年10月10日初飛行した最初評価試験機体1989年まで試験運用された後はグロモフ飛行研究所保管されていた。 1-02 56 КАПО / 84401923 1981.12 グロモフ飛行研究所(1984-1987) 喪失(1987) 2機目の評価試験機体で、1985年3月16日もしくは4月16日初飛行した。後に墜落して失われた搭乗員生還した201 86 КАПО / 82502618 1982 グロモフ飛行研究所(-2013.08) 3番目の評価試験機体で、1985年ロールアウトし、同年12月初飛行した。87年から89年の間に国家統合試験「B」段階試験完了した1998年まで運用された後は2017年までグロモフ飛行研究所にて保管された。 202 8719(2006-) КАПО / 84502324 1982 1986.02.24 グロモフ飛行研究所(-1998)КАПО(2000-2006)エンゲリス(2006-) 第121親衛重爆撃機航空連隊(2006-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94113(2012.08-) Валентин Близнюк(ヴァレンティン・ブリズニュク、本機主任設計者) 4番目の評価試験機体で、1986年8月15日初飛行した。2000年から2006年の間に修理Tu-160M改修された。2015年ロシア軍によるシリア内戦への軍事介入の際に投入された。 203 30 КАПО / 84602438 1982 1987.03.26 グロモフ飛行研究所プリルキ(1987.04-2000) 第184親衛重爆撃機航空連隊(-2000)破棄(2000.03.31) 5番目の評価試験機体で、1986年8月15日ロールアウトし、1987年初飛行した。 301 31 КАПО / 84603712 1982-1986 1987.03.12 プリルキ(1987.04.23-) 第184親衛重爆撃機航空連隊(-2000)破棄(2000.04.25) 最初に生産された2機の量産機のうちの初号機である。1987年初飛行した。 302 32 КАПО / 82703629 1985-1987 1987.09.30 プリルキ(1991-2000) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-2000)破棄(2001.02.01) 量産機として生産され1987年初飛行し、9月30日引き渡された。 303 КАПО 1985-1987 強度試験用機体 304 3314 КАПО / 83703845 1986-1987 1987.12.31 プリルキ(1991-2000) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-2000)破棄(2000.06.07) 量産機として生産され初飛行1988年-1989年いずれか日時行われている。 305 25 КАПО / 84703453 1986-1987 1988.01.28 プリルキ(1991-2000) 第184親衛重爆撃機航空連隊(-2000)破棄(2000.12.01) 1988年初飛行した量産機401 63(-95)342(95-)09(2022-) КАПО / 84704217 1986-1987 1988.03.16 グロモフ飛行研究所КАПО(????-2022) ツポレフ設計局 RF-94444(2021-) Борис Веремей(ボリス・ヴェレメイ、本機テストパイロットソ連邦英雄。2005.08-) 1988年3月22日初飛行した量産機ツポレフ設計局試験機体として運用され、MAKS95、MAKS97にTu-160SKデモンストレーション機体として参加した。後にTu-160M2試作機として改修され2021年9月17日飛行試験が行われた。改修後国籍記号はRF-94444となっている。2022年2月4日機体番号09付与され本機カザン航空機製造合同Tu-160M2量産機として作業中である。 402 26 КАПО / 81804921 1986-1987 1988.06.30 プリルキ(1991-2000) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-2000)ポルタヴァ重爆撃機博物館(展示中,2000.11.13-) 1988年11月初飛行した。総飛行時間430時間403 20 КАПО / 82804734 1986-1988 1988.10.14 プリルキ(1991-1999) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1999)破棄(1999.11.26) 量産機体。1988年初飛行 404 21 КАПО / 82804547 1986-1988 1988.12.31 プリルキ(1991-2000) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-2000)破棄(2000.03.24) 1988年12月31日引き渡され量産機体。1992年初飛行405 2214(2006-) КАПО / 83804352 1986-1988 1989.02.14 プリルキ(1991-1999)エンゲリス(1999-)КАПО(2008-2009,2014-2021.03)グロモフ飛行研究所(2021.03.10-) 第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2012-2016) RF-94103(2012.07-) Игорь Сикорский(イーゴリ・シコールスキイウクライナ人航空機エンジニア実用ヘリコプター開発者) 1989年初飛行1999年ウクライナから売却されロシアへ移管2016年よりTu-160Mへの改修を受け、2019年11月試験開始2020年2月2日初飛行した。2020年11月3日改良されたNK-32-02エンジン搭載し飛行した2021年3月グロモフ飛行研究所引き渡された。Tu-160M2搭載されアヴィオニクスエンジンのテストヘッドである。機首先端ピトー管装着している。 501 23 КАПО / 84805813 1986-1988 1989.03.15 プリルキ(1991-2000) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-2000)破棄(2000.10.19) 502 24 КАПО / 84805425 1986-1988 1989? プリルキ(1991-2000) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1998)破棄(1998.11.16) 1989年ロールアウトした量産機。総飛行時間466時間503 16 КАПО / 82905836 1986-1989 1990.06.06 プリルキ(1991-1999)エンゲリス(1999-2014)КАПО(2014-) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1999)第121親衛重爆撃機航空連隊(????-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94107(2012-) Алексей Плохов(アレクセイ・プロホフ、空軍パイロットソ連邦英雄。2009.04.10-) 1999年ウクライナから売却されロシアへ移管2009年4月10日修復Tu-160M改修されたのちに復帰した2014年現在修復504 17 КАПО / 83905142 1986-1989 1990.06.29 プリルキ(1991-1999)エンゲリス(1999-)КАПО(????-2011) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1999)第121親衛重爆撃機航空連隊(????-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94110(2009-) Прилуки(プリルキ,????-2009)Валерий Чкалов(ヴァレリー・チカロフソ連飛行士ソ連邦英雄無着陸飛行世界記録樹立者,2009-) 1999年ウクライナから売却されロシアへ移管2007年から2011年の間に修復Tu-160Mへの改修完了した505 15 КАПО / 83905953 1986-1989 1990.08.31 プリルキ(1991-1999)エンゲリス(1999-)КАПО(????-2013) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1999)第121親衛重爆撃機航空連隊(1999-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94108(2010-) Владимир Судец(ウラジーミル・スデツ、第17空軍司令官空軍元帥ソ連邦英雄) 1999年ウクライナから売却されロシアへ移管2010年から2013年にかけて修復改修が行われた。 601 10 КАПО / 84906217 1986-1989 1990.12.19 プリルキ(1991-1999)エンゲリス(1999-)КАПО(2007-2008,2012-2016) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1999)第121親衛重爆撃機航空連隊(1999.06.11-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94100(2011-) Николай Кузнецов(ニコライ・クズネツォフエンジン技術者N・D・クズネツォフ記念サマーラ科学技術複合前身である第276国営連邦試験工場主任技師社会主義労働英雄。2000.08.09-) 1999年ウクライナから売却されロシアへ移管2007修復改修が行われ、2008年空軍引き渡され運用開始2012年から再び修復Tu-160M改修された。2016年8月試験完了したのちに復帰本機コックピット後方にある2対のペリスコープ位置がやや中央よりとなっている。 602 11 КАПО / 84906826 1986-1989 1990.12.30 プリルキ(1991.02-1999)エンゲリス(1999-)КАПО(2012-2016.01.28) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1999)第121親衛重爆撃機航空連隊(2000.02.01-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94114(2011-) Василий Сенько(ヴァシリー・センコ,ソ連空軍大佐航法士2度社会主義労働英雄2007-) 1999年ウクライナから売却されロシアへ移管2012年から2016年の間に修復、M1規格改修された。 603 12 КАПО / 84906335 1986-1989 1991.03.30 プリルキ(1991-1999)エンゲリス(1999-)КАПО(2011-2013) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1999)第121親衛重爆撃機航空連隊(????-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94109(????-) Александр Новиков(アレクサンドル・ノヴィコフソ連空軍司令官2度ソ連邦英雄) 1999年ウクライナから売却されロシアへ移管2011年から2013年の間に修復Tu-160Mへの改修完了した604 14 КАПО / 81006741 1987-1990 1991.03 プリルキ(1991-1999) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-1999)破棄(1999.01.16) 総飛行時間100時間未満605 18 КАПО / 82006458 1987-1990 1991.09.30 プリルキ(1991-2000)エンゲリス(2000.03.21-)КАПО(2003-2014) 第184親衛重爆撃機航空連隊(1991-2000)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2014.12-) RF-94111(????-) Андрей Туполев(アンドレイ・ツポレフ航空機設計者、ツポレフ設計局創設者3度社会主義労働英雄) ソ連崩壊前に生産され最後機体である。2000年3月21日ウクライナから売却されロシアへ移管2003年から修復のためКАПОに移管され、2013年から2014年の間に修復Tu-160Mへの改修を受け、2014年12月19日空軍引き渡された。 701 01 КАПО / 82007617 1989.02.14 1991.12.30 エンゲリス(1992.03.21-2003) 第1096親衛重爆撃機航空連隊(1992.02.16-1994)第121親衛重爆撃機航空連隊(1994-2003) Михаил Громов(ミハイル・グロモフソ連空軍テストパイロット長距離飛行記録樹立者、ソ連邦英雄。1999.02.22-) 1992年初飛行2003年9月18日墜落。総飛行時間537時間 702 02 КАПО / 83007526 1987-1990 1992.06.30 エンゲリス(1992.05-)КАПО(2008?-2010?,2013?-2017) 第1096親衛重爆撃機航空連隊(1992.05-1994)第121親衛重爆撃機航空連隊(1994-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94102(2010.06-) Василий Решетников(ヴァシリー・レシェトニコフ、ソ連空軍戦略爆撃機パイロット指揮官ソ連邦英雄,1999.12.23-) 1992年初飛行した量産機2008年から2010年の間に修復改修受けた後に再配備2013年から2017年の間に再度改修され機体Tu-160M更新した2020年4月23日、M2規格改修されたと思われる703 03 КАПО / 83007335 1987-1990 1992.09.30 エンゲリス(1992.05-)КАПО(2009-2011) 第1096親衛重爆撃機航空連隊(1992.05-1994)第121親衛重爆撃機航空連隊(1994-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94101(2010-) Павел Таран(パヴェル・タラン、ソ連空軍戦略爆撃機パイロット高級指揮官(中将)。2度ソ連邦英雄,2002.07.31-) 1992年初飛行した量産機2009年から2011年の間に修復改修受けた後に再配備 704 04 КАПО / 84007142 1987-1991 1992.12.30 エンゲリス(1993-)КАПО(2009-2010,2017-2018,2020) 第1096親衛重爆撃機航空連隊(1993-1994)第121親衛重爆撃機航空連隊(1994-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94112(2011-) Иван Ярыгин(イヴァン・ヤリギン、ソ連/ロシアレスラーメダリストSSRスポーツマスター。1999.01.06-) 1993年初飛行した量産機2017年から2018年の間に修復Tu-160Mへの改修2020年4月23日に再び機器更新した705 05 КАПО / 84007259 1987-1991 1993.07.21 エンゲリス(1993-)КАПО(2010-2012) 第1096親衛重爆撃機航空連隊(1994)第121親衛重爆撃機航空連隊(1994-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94104(2011-) Илья Муромец(イリヤ・ムーロメツ、叙事詩主人公である大英雄。1995-1999)Александр Голованов(アレクサンドル・ゴロヴァノフ、第18空軍司令官空軍元帥。1999.08.07-) 1993年-1994年の間に初飛行した量産機2010年から2012年の間に修復改修受けている。 801 06 КАПО / 84308216 ????-1992 1994.06.30 エンゲリス(1993-)КАПО(2008-2009) 第1096親衛重爆撃機航空連隊(1994)第121親衛重爆撃機航空連隊(1994-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94105(2011-) Илья Муромец(イリヤ・ムーロメツ、叙事詩主人公である大英雄。1995.05.06) 1994年初飛行した量産機2008年から2009年の間に修復改修受けている。 802 07 КАПО / 82408427 1992 2000.03.21 エンゲリス(2000.09.05-)КАПО(????-) 第121親衛重爆撃機航空連隊(2000.09.05-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94106(2012-) Александр Молодчий(アレクサンドル・モロッチ、ソ連空軍重爆撃機パイロット指揮官2度ソ連邦英雄。2000.06.27) 1994年初飛行した量産機2008年から2009年の間に修復改修受けている。 803 08 КАПО / 84408538 1992 2008.03.06 エンゲリス(2008.04.29-) 第121親衛重爆撃機航空連隊(2008-2009)第6950ドンバス親衛航空基地(第1航空群,2009-) RF-94115 Виталий Копылов(ヴィタリー・コピロフ、航空機エンジニアカザン航空機製造合同最高責任者(1973-1994)、社会主義労働英雄) 2007年12月28日初飛行した量産機Tu-160Mとして生産された。2015年ロシア軍によるシリア内戦への軍事介入の際に投入された。 804 КАПО / 84408538 1992 КАПО(2017-) Петр Дейнекин(ピョートル・デイネキン、ソ連/ロシア空軍最高司令官空軍元帥ロシア連邦英雄2018-) 2017年11月16日ロールアウトしたTu-160M2018年1月15日初飛行した。本機メディア関係者にはTu-160M2として認知され場合もあるが統一航空機製造会社プレスではTu-160M呼称されている。 805 КАПО / ???? 1992 КАПО(2002-) 901 КАПО / ???? 1992 Tu-160M2として生産され新造量産初号機2022年1月12日初飛行した。

※この「生産機体と配備状況」の解説は、「Tu-160 (航空機)」の解説の一部です。
「生産機体と配備状況」を含む「Tu-160 (航空機)」の記事については、「Tu-160 (航空機)」の概要を参照ください。

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