生物部部員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 07:31 UTC 版)
横山美々(よこやま みみ) 本作の主人公。ごく普通の高校1年生。運動は苦手、手先は不器用、音感もない、何のとりえもない高校生である。動物好きのため、顧問の番場に誘われるがままに生物部に入ったが、そこには部員が1人もおらず、いきなり部長にさせられてしまった上、部室には数多の種類の生物が飼育されており、これら動物の世話をさせられる羽目になってしまった。 チラシ作りやキャッチコピーを考えるセンスが全く無い。泉並みに不器用で、裁縫は苦手。しかも、デザインのセンスも全く無いため、泉より質が悪い。 動物を愛でるのは好きだが、知識に関しては全くといっていいほどない。しかし動物達からは部で一番慕われているようで、またいつのまにか動物達に曲芸のような動きも仕込んで操ることも可能。イノシシやカラス、サメ等も彼女に懐いたり、寄ってきたりする。 動物は好きだが、昆虫は大の苦手。それでも、カブトムシやクワガタ程度は、練習して、成虫なら何とか触れるくらいにはなったが、幼虫は全くダメ。 あたかも獣耳のように両側頭部の髪が大きな束となって跳ねた髪型をしている。 御所ヶ原泉(ごしょがわら いずみ) 第2話より登場。主人公と同じ高校1年生。ぶっきらぼうだが優しい一面も持っており、美々とはすぐに打ち解け生物部に入部することとなる。頭頂部あたりで髪の毛を束ねているが、後ろから見ると、束ねた髪は左右に分かれて後ろに垂らしていることがわかる。髪を下ろした姿が描かれたのは、今のところでは、2巻で無人島から帰った後皆で温泉で入浴しているシーンと、その直後の寝ているシーンのみ。 微生物萌え属性でミジンコをこよなく愛しており、「師匠」とも呼んでいる。ミジンコが好きになったのは昔、背が小さい事で悩んでいた時、小さくても頑張って生きているミジンコを見て勇気づけられたからである。背が小さいことに加え、苗字がコンプレックスであるため、下の名前で呼ばれたがっていたが、入部届を書く際に美々にフルネームを知られ、「ゴッシー」というあだ名をつけられてしまう。胸が小さいことも、コンプレックスの1つである模様。生物部で飼育している動物達の名付け親でもある。生物部の中では比較的常識人で、ツッコミ役に回ることが多い。 学校の成績は優秀だが、非常に不器用で、裁縫は苦手。料理も全くできない。 彼女が飼っているミジンコはその小ささゆえ何かとピンチに陥ることが多く、半ばお約束となっている。 コミックス3巻では皆が勉強会のために自宅を訪れたが、友達が家に来るのが生まれて初めてで、あこがれだった「友達と一緒にTVゲームをする」ことも叶い、かなり嬉しかったらしい。自宅は3階建ての大きな家。部屋も広い。ゲーム機もたくさんある。 小6の夏休み、ミジンコを探しに遠くまで行って、熱中症にかかっていた時、ジュースを分けてくれた毛利なる男の子に初恋をしたらしいが、実はそれが羽子だったとわかり、号泣した(毛利というのは、苗字の「森沢」をもじって付けられたアダ名「モーリ」だった) 森沢羽子(もりさわ はねこ) 第5話より登場。主人公と同じ高校1年生。長身・長髪でさっぱりした性格の女子。昆虫をこよなく愛しており、昆虫を見ただけで名前を言い当てられるほどの虫好き。昆虫嫌いな奴を見ると、昆虫を近づけていじめたくなる性格。部屋にいるよりも外で活動することを好み、常に虫取り網を携帯していて、よく外出しては昆虫採集や狩猟に精を出している。しかも野生の猪や牛なども対戦・捕獲対象にしているらしく、過去に捕まえた動物のリストにはなぜかトキの写真まであった。南大校長と同い年の、35歳の母親がいる。勝手に生物部の副部長を名乗っているが、特に他のメンバーから異論は出ておらず、黙認されている。 美々や泉と比べて、手先は器用で、裁縫もこなす。しかし、力加減ができないせいですぐポイを破ってしまうため、金魚すくいが苦手である。オバケが超苦手で、話を聞いただけで震え上がるほど。普段ニーソックスを履いているのは、オシャレのためではなく、ケガの防止と汚れが目立たないと言う理由から。 くらりを除く4人の部員の中で、一番胸が大きいらしい。以下、香苗、美々、泉と続く。ちなみに、背の高い順も同じ。 小6の頃、自分の小学校の学区内に来て熱中症にかかっていた泉にジュースを分けてやった。しかし、当時はショートカットで日焼けしていて一人称が「オレ」だったため、泉はずっと男の子だと思っていた。羽子自身は、泉が恋バナとして話すまで、忘れていた。 中2と小6の弟2人がいる。ケンカが多く、外では話さないが、プロレス技の掛け合いはよくやる。また、料理はおかずが少ない時は奪い合いになるらしい。 岡崎香苗(おかざき かなえ) 第6話より登場。1年生。妹がいる。植物好きで、以前は園芸部にいたが、食虫植物などが特に好きなせいで他の部員に避けられて部を追い出され、自分が育てる鉢植えの植物を持って生物部にきた。 長髪でおとなしい外見で、おっとりとした性格だが、園芸用の草刈り鎌を使ってお手玉をしたり、育てたカボチャを生のまま丸かじりするという、羽子をも驚かせるワイルドな一面もあり、迷い猫を捜しにヤクザの事務所に聞き込みに行くなど肝が据わっている。メンバーの中では一番モテていて、カラス除けに作った等身大パネルが一夜で男子生徒に盗まれたり、祭りに行った時に男達がナンパ目的で寄って来たりする。 香苗が持ってきた食虫植物や水生植物は部の小鳥や小動物、ゴッシーのミジンコなど水中の微生物を捕食することもあるため他の部員から恐れられているが、イチゴなどの果物も育てておやつにしてくれるので、食いしん坊の羽子には喜ばれている。 手先が器用で、裁縫もでき、自分の服なども作るが、食虫植物好きな性格が災いして、服の模様にも食虫植物をデザインしてしまうため、台無し。昔は貧乏だったため、外に生えている食べられる植物を食べていた。 妹の早苗は小5。顔も性格も姉の香苗に似ていて、食虫植物は苦手だが、菌糸類が好き。自宅は団地。 武田くらり(たけだ くらり) 2年生。名前のみ第4話に登場、第21話より姿を現した。額のホクロが特徴。美々らが入る前から部に在籍していたが、体が弱いためにずっと休んでいた。 部員だったが、休部していた間に部を守り、動物達の世話もしてくれた美々に、復帰後もそのまま部長を任せた。 モンスターを狩るゲームをプレイしても可哀想でモンスターを狩れない、と言うほどの動物好きだが、病弱に加え動物アレルギー体質のため、マスクやフードで全身保護しないと動物達に近づくのも難しく、その姿ゆえ、復帰直後は、事情を知らない美々達から、変質者かと警戒された。一人だけになると動物に対し、赤ちゃん言葉で話す。 また、花粉アレルギー体質でもあり、八方ふさがりである。「武田」という名字しか知らされず、顧問の番場が女子も「くん」付けで呼ぶ性格のため、登場するまで美々達からは男性と思われていた(なお番場は生物部ホームページの「顧問のつぶやき」にも武田が女性であることは何度か書いていたが美々たちは読んでいなかった)。同性の美々やゴッシーが見惚れるほどの美人で、カッコ良さも兼ね備えているが、アレルギーが出ると両目がはれて鼻グズグズになり、台無しになる。男っぽい喋り方をするが、性格は非常に良く、理解もあって、すぐに美々達に受け入れられた。また、彼女も胸が小さいが、泉と違い、全く気にしていない。 周りに誰もいないと、動物に対する態度が一変して、赤ちゃん言葉になるらしい。 生徒会長の西条とは、保健室仲間らしい。
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