特捜チームUPG
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:12 UTC 版)
「ウルトラマンギンガS」の記事における「特捜チームUPG」の解説
陣野 義昭(じんの よしあき) 43歳。UPG隊長。 普段は観葉植物を愛しハーブティーを好む温厚な紳士だが、その洞察力・行動力の腕は確かである。また、非常時には感情を顕わにして部下や仲間を守る熱い一面も持つ。 第1話でのヒカルの資質を見抜き、彼をUPGへスカウトする。 ビクトリウム・キャノンのプロジェクトにはかねてから反対の姿勢を示しており、第13話で神山のプロジェクト強行に異を唱えたためゴウキ、ヒカル、友也と共に隊員資格を剥奪されてしまう。 第15話では最悪の事態を招く原因となってしまった神山に対し、「兵器に希望を託すのは間違いである」と説き、また、ヒカルとショウの会話から、この2人こそがウルトラマンの正体であると察知する。 劇中では語られないが、以前は国際防衛機構の特殊部隊に所属しており、チーム編成も担当していた経験から人を見る目を持っていると自負している。 杉田 アリサ(すぎた アリサ) 19歳。UPGの紅一点。 元は国際防衛機構の一員であったが、UPGの発足と神山による推薦でUPGへ異動している。実戦ではリーダー格を務める。男勝りの性格と体力を持ち、真面目で実直。格闘技と射撃の名手であり、特殊車両シュナウザーの運転にも長ける。格闘能力も高く、ワンゼロと互角に渡り合うほどである。お化けが苦手。 事件のたびに突然姿を消し単独行動に走るヒカルに対し苛立ちを隠せず、ゴウキに八つ当たりすることもしばしばある。 第13話で神山に射撃の才能を見出されUPGに入隊したことが語られ、彼が隊を実効支配した際も「ビクトリウム・キャノンの運用には彼女の能力が欠かせない」として唯一解雇を免れているが、自らの手でビクトリウム・キャノンを放った際に感じ取った悍ましさに動揺して任務を放棄し、「誰かを犠牲にしてまで勝ち取る平和なんて間違ってる」「あたしはあなたの道具じゃない」と言い放ち神山を見限った後、自らの真の居場所である陣野率いるUPGに復帰する。 劇中では語られないが、父親は警察官で、射撃の腕は父親譲りであったとされる。初期案では副隊長と想定されており、ショウと恋仲に発展するという案も存在した。 松本 ゴウキ(まつもと ゴウキ) 24歳。UPGにおける格闘担当。UPGの隊員服を、前を半分まで絞め、空手着のように着こなしている。後期のOP映像では隊員服の上を脱ぎ、手で持っている。トマトが苦手。 常に体を鍛えており、空手においては黒帯を所持している。主にアリサと共に前線に出て戦う。豪快な性格だが、繊細で情にもろく泣き上戸な面もある。第5話では、自分たちが何も出来ていない現状に苛立ちを感じ、ヤプールに意識を乗っ取られてしまう。しかし居合わせた妊婦の詩織を助けたい強い思いでヤプールに干渉し続け、一時的に意識を支配し返した。その後巨大ヤプールに取り込まれてしまうが、ギンガによって助けられる。第12話では千草の熱狂的なファンであることが判明し、戦いが終わった後でのライヴでは見事に最前列を確保している。 劇中では語られないが、雫が丘出身で地元愛が強く、出動時には土地勘を活かしたり、友人たちから情報収集を行うなどしている。また、街でひったくり犯を捕まえた際に陣野からスカウトを受けUPGに入隊したという経緯を持つ。 一条寺 友也(いちじょうじ ともや) 19歳。2年前、ジャンナインを操りヒカルと共闘した青年。現在はUPGの化学アドバイザーとしてチームを援助している。前作に比べ性格はかなり丸くなっている。 普段は「一条寺ラボ」と呼ばれる専用の科学研究室で、未知の物質であるビクトリウムの解析などに携わっている。また、ヒカルがギンガにライブするという秘密を知る数少ない人間として、UPG内ではヒカルのフォローに回ることも多い。現在でもガンパッドを所有しており、そこに所蔵されているデータや過去に怪獣の研究を経験していることから、怪獣やウルトラマンに関する知識は非常に豊富である。ライブベースを始めとするUPGのシステムネットワークを構築したのも彼であり、第13話で神山により解雇された際はスペアのIDやスマートシーバーを用いて反逆を決行する。また、第14話での陣野の真相告白によって自身の研究が全て国際防衛機構に利用されていたことを知る。第15話では『命』の意味を掴みかねているマナに対して、命とは何かを説く。そして最終決戦では他のメンバーと共にダークルギエル特戦隊に立ち向かい、その後はキサラから渡されたペンダントよりマナの復元にあたり、1年の歳月をかけて彼女を再生させた。 当初ショウの素性についてはヒカルから聞かされておらず、第5話で彼がビクトリーだと推測している旨を話し、ヒカルを問い詰めようとした。結果的に第10話でドラゴリー(SD)の毒牙にかかったショウを見たことで、彼の正体を確信する。 劇中では語られないが、友也が子供のころに考えた電気自動車のアイディアがシュナウザーやマラミュートの開発に活かされている。
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特捜チーム UPG
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「ウルトラマンギンガS」の記事における「特捜チーム UPG」の解説
新たなる超常現象による脅威に備えて国際防衛機構(International Defence Organization)内に新設されたばかりの超常現象特捜組織。名称はUltra Party Guardiansの略。エンブレムは流星を象っているが、星の中央部分にライブサインが描かれている。イメージカラーはオレンジ。 雫が丘に伝わる超常現象の調査の結果、ビクトリウムの存在や巨大生物の出現を感知したことを発端として本格的に動き出す。超常現象や怪獣・宇宙人に関する調査を主な任務とする。現在はまだ装備も人員も不十分だが、ビクトリウムが多く埋蔵する雫が丘丘陵地帯に仮設基地ライブベースを建設中で、一条寺コンツェルンの資財援助を受けつつその規模を拡大している。隊員たちには捜査や災害対応、怪獣攻撃などへの優先権が与えられており、各種連絡時には「了解」を意味する「ガレット」(Got it!)という合言葉を用いる。前作での降星町で起きた出来事を把握しているようで、ギンガの存在についても認識済みであった。 ライブベースは話数が進むごとに建造が進んでいったが、終盤にて超兵器ビクトリウム・キャノンが隠されていたことが明らかになる。第14話でのビクトルギエル誕生で基地は崩壊したが、1年後の物語である劇場版では再建されている。 人員面では、第1話時点では友也を含む4名と少数精鋭であったが、第2話でヒカル、劇場版ではサクヤ・マナ・ショウの3名が加入し、計8名のチームとなった。また、最終話以降は、闇の呪いから解放されたバルキー星人・イカルス星人・ナックル星人グレイを捕虜として清掃作業に従事させている。 本作品の2年前を描いた前作では防衛隊が登場しなかったことから、巨大な軍備を擁する防衛隊では整合性が取れないことから、新設したばかりの装備もまだ充実していない組織となった。そのため、初期から特殊な訓練を受けていない素人のヒカルを入隊させる展開は考えられており、小さな組織であるため、制作面においても大規模なセットを組む必要がなくなっている。 ライブベースの周囲は味の素スタジアムで撮影が行われており、基地のデザインにもスタジアムの要素が取り入れられている。 司令室は茨城県内の施設のホールにセットを足すなどのアレンジを加えたロケセットで撮影された。初期には従来のシリーズのような撮影スタジオに組まれたレギュラーセットを想定したデザインが行われていた。 車両は全て日産自動車製の電気自動車で統一されている。
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